特許ウォッチ

公開番号2024111774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023016481
出願日2023-02-06
発明の名称景品取得ゲーム装置
出願人株式会社セガ
代理人個人
主分類A63F 9/30 20060101AFI20240809BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】第1プレイエリア及び第2プレイエリアの大きさを変更可能にする。
【解決手段】景品を収容する収納空間内で左右に隣り合う左側の第1プレイエリア及び右側の第2プレイエリアに跨って左右方向に延在する固定レールと、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第1移動レールと、前記第1移動レールに支持された第1景品取得部と、第1プレイエリアの右端位置を検知する第1センサーと、前記第1センサーを作動させる第1作動部と、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第2移動レールと、前記第2移動レールに支持された第2景品取得部と、第2プレイエリアの左端位置を検知する第2センサーと、前記第2センサーを作動させる第2作動部を備え、第1プレイエリアの右端位置を変更可能にし、第2プレイエリアの左端位置を変更可能にする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
景品を収容する収納空間内で左右に隣り合う左側の第１プレイエリア及び右側の第２プレイエリアに跨って左右方向に延在する固定レールと、
前記第１プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第１移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第１移動レールに支持された第１景品取得部と、
前記第１移動レールに取付けられ、第１プレイエリアの右端位置を検知する第１センサーと、
前記第１センサーを作動させる第１作動部であって、左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第１作動部と、
前記第２プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第２移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第２移動レールに支持された第２景品取得部と、
前記第２移動レールに取付けられ、第２プレイエリアの左端位置を検知する第２センサーと、
前記第２センサーを作動させる第２作動部であって、左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第２作動部と、
を備え、
前記固定レールは、前記第１移動レールと前記第２作動部との間での移動後の位置において前記第１作動部を支持することにより、第１プレイエリアの右端位置を変更可能にし、前記第１作動部と前記第２移動レールとの間での移動後の位置において前記第２作動部を支持することにより、第２プレイエリアの左端位置を変更可能にする、
ことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記第１移動レールの左右方向に沿う移動によって第１作動部が第１センサーを作動させた場合に、前記第１移動レールを第１プレイエリアの右端位置で停止させ、前記第２移動レールの左右方向に沿う移動によって第２作動部が第２センサーを作動させた場合に、前記第２移動レールを第２プレイエリアの左端位置で停止させる制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項１に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項３】
前記固定レールは、第１プレイエリアの右端位置から第２プレイエリアの左端位置まで間隔を開けるように第１作動部及び第２作動部を支持することにより、第１プレイエリアと第２プレイエリアとの間に非プレイエリアを形成可能にする、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項４】
前記固定レールは、前記第１作動部及び前記第２作動部を左右方向に沿ってスライド移動可能に支持し、
前記第１作動部及び前記第２作動部は、スライド移動後の位置において磁石によって前記固定レールに位置決めされる、
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項５】
景品を収容する収納空間内で左右に隣り合う左側の第１プレイエリア及び右側の第２プレイエリアに跨って左右方向に延在する固定レールと、
前記第１プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第１移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第１移動レールに支持された第１景品取得部と、
前記第２プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第２移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第２移動レールに支持された第２景品取得部と、
前記第１移動レールに取付けられ、第１プレイエリアと第２プレイエリアの境界位置を検知する第１センサーと、
前記第２移動レールに取付けられ、第１プレイエリアと第２プレイエリアの境界位置を検知する第２センサーと、
前記第１センサー及び前記第２センサーを作動させる作動部であって、左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された作動部と、
を備え、
前記固定レールは、前記第１移動レールと前記第２移動レールとの間での移動後の位置において前記作動部を支持することにより、第１プレイエリアと第２プレイエリアの境界位置を変更可能にする、
ことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
【請求項６】
前記第１移動レールの左右方向に沿う移動によって作動部が第１センサーを作動させた場合に、前記第１移動レールを第１プレイエリアと第２プレイエリアの境界位置で停止させ、前記第２移動レールの左右方向に沿う移動によって作動部が第２センサーを作動させた場合に、前記第２移動レールを第１プレイエリアと第２プレイエリアの境界位置で停止させる制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項５に記載の景品取得ゲーム装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、景品取得ゲーム装置に関する。
続きを表示（約 3,600 文字）【背景技術】
【０００２】
景品を収容する収容空間内で前記景品を取得する景品取得部を移動させて遊戯者にゲームプレイさせる景品取得ゲーム装置が知られている（たとえば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－９８０７６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の景品取得ゲーム装置は、遊戯者が景品取得ゲームをプレイする第１プレイエリアを収容空間内の左側に形成し、収容空間内の右側に第２プレイエリアを形成している。第１プレイエリアと第２プレイエリアでは、それぞれに対応させて第１景品取得部と第２景品取得部が移動可能となっている。第１プレイエリアと第２プレイエリアは、同じ大きさであるため、第１景品取得部と第２景品取得部の収容空間内での可動範囲も同じ大きさになっている。第１プレイエリアと第２プレイエリアの大きさは変更することができない構造になっているため、第１景品取得部と第２景品取得部の収容空間内での可動範囲の大きさも変更できない。その一方で、サービス提供者（例えば、店員等）は、収容空間内で景品の種類やサイズ等に合わせて多様なゲームプレイができるように、左右で異なる大きさのプレイエリアに変更したい場合があった。
【０００５】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、第１プレイエリア及び第２プレイエリアの大きさを変更可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
景品を収容する収納空間内で左右に隣り合う左側の第１プレイエリア及び右側の第２プレイエリアに跨って左右方向に延在する固定レールと、
前記第１プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第１移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第１移動レールに支持された第１景品取得部と、
前記第１移動レールに取付けられ、第１プレイエリアの右端位置を検知する第１センサーと、
前記第１センサーを作動させる第１作動部であって、左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第１作動部と、
前記第２プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第２移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第２移動レールに支持された第２景品取得部と、
前記第２移動レールに取付けられ、第２プレイエリアの左端位置を検知する第２センサーと、
前記第２センサーを作動させる第２作動部であって、左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第２作動部と、
を備え、
前記固定レールは、前記第１移動レールと前記第２作動部との間での移動後の位置において前記第１作動部を支持することにより、第１プレイエリアの右端位置を変更可能にし、前記第１作動部と前記第２移動レールとの間での移動後の位置において前記第２作動部を支持することにより、第２プレイエリアの左端位置を変更可能にする、
ことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置１の構成を示す外観図である。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置１の構成を示す概略斜視図である。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置１の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る景品取得部２０の構成を示す概略図である。
本実施形態に係る移動部５０の構成を示す概略斜視図である。
本実施形態に係る移動部５０の構成を示す平面側斜視図である。
本実施形態に係る移動部５０の構成を示す右面側斜視図である。
本実施形態に係る第１右端作動部５３２の構成を示す概略斜視図である。
本実施形態に係る第２左端作動部５３３の構成を示す概略斜視図である。
第１右端作動部５３２と第２左端作動部５３３を右側へ移動させた状態を示す図である。
第１右端作動部５３２を左側へ移動させ第２左端作動部５３３を右側へ移動させた状態を示す図である。
プレイエリアの設定について説明する図である。図１２Ａは、第１プレイエリアＰＡ１と第２プレイエリアＰＡ２を同じ大きさに設定した状態を示す図である。図１２Ｂは、第１プレイエリアＰＡ１よりも小さい第２プレイエリアＰＡ２を設定した状態を示す図である。図１２Ｃは、第１プレイエリアＰＡ１と第２プレイエリアＰＡ２との間に展示エリアＤＡを設定した状態を示す図である。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置１の動作例を説明するフローチャートである。
本実施形態に係る作動部５３５の構成を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
即ち、景品を収容する収納空間内で左右に隣り合う左側の第１プレイエリア及び右側の第２プレイエリアに跨って左右方向に延在する固定レールと、
前記第１プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第１移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第１移動レールに支持された第１景品取得部と、
前記第１移動レールに取付けられ、第１プレイエリアの右端位置を検知する第１センサーと、
前記第１センサーを作動させる第１作動部であって、左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第１作動部と、
前記第２プレイエリアにおいて、前記固定レールに直交して左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第２移動レールと、
前後方向に沿って移動自在に前記第２移動レールに支持された第２景品取得部と、
前記第２移動レールに取付けられ、第２プレイエリアの左端位置を検知する第２センサーと、
前記第２センサーを作動させる第２作動部であって、左右方向に沿って移動自在に前記固定レールに支持された第２作動部と、
を備え、
前記固定レールは、前記第１移動レールと前記第２作動部との間での移動後の位置において前記第１作動部を支持することにより、第１プレイエリアの右端位置を変更可能にし、前記第１作動部と前記第２移動レールとの間での移動後の位置において前記第２作動部を支持することにより、第２プレイエリアの左端位置を変更可能にする、
ことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
このような景品取得ゲーム装置によれば、サービス提供者（例えば、店員等）は、固定レールに沿って第１作動部及び第２作動部ぞれぞれの左右方向の位置を調整することで、第１プレイエリア及び第２プレイエリアの大きさを個別に変更にすることが可能となる。
【０００９】
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記第１移動レールの左右方向に沿う移動によって第１作動部が第１センサーを作動させた場合に、前記第１移動レールを第１プレイエリアの右端位置で停止させ、前記第２移動レールの左右方向に沿う移動によって第２作動部が第２センサーを作動させた場合に、前記第２移動レールを第２プレイエリアの左端位置で停止させる制御部を備えることとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、第１プレイエリアに対応させて第１景品取得部の可動範囲を制限できると共に、第２プレイエリアに対応させて第２景品取得部の可動範囲を制限することができる。
【００１０】
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記固定レールは、第１プレイエリアの右端位置から第２プレイエリアの左端位置まで間隔を開けるように第１作動部及び第２作動部を支持することにより、第１プレイエリアと第２プレイエリアとの間に非プレイエリアを形成可能にすることとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、サービス提供者は、第１作動部と第２作動部の左右方向の間隔を調整することで、収納空間内にプレイエリアだけでなく、非プレイエリアも形成できるようになる。
（【００１１】以降は省略されています）

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