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公開番号
2024103031
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-01
出願番号
2023007154
出願日
2023-01-20
発明の名称
Naイオン電導性化合物、固体電解質及び固体電解質電池
出願人
TDK株式会社
,
国立大学法人九州大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/0562 20100101AFI20240725BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】新たなハライド系のNaイオン電導性化合物を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態にかかるNaイオン電導性化合物は、Na
a
Zr
b
M
c
Cl
d
G
e
…(1)で表記される。式(1)において、Mは、Mg、Nb、Al、Yから選択される1種であり、Gは、PO
4
、SO
4
、SiO
4
、WO
4
、BO
3
、MoO
4
から選択される1種、又は、PO
4
及びSO
4
の2種であり、aは、0.3≦a≦3.0を満たし、bは、0.75≦b≦1.0を満たし、cは、0≦c≦0.25を満たし、dは、3.5≦b≦6.0を満たし、eは、0.15≦b≦0.67を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Na
a
Zr
b
M
c
Cl
d
G
e
…(1)で表記され、
式(1)において、
Mは、Mg、Nb、Al、Yから選択される1種であり、
Gは、PO
4
、SO
4
、SiO
4
、WO
4
、BO
3
、MoO
4
から選択される1種、又は、PO
4
及びSO
4
の2種であり、
aは、0.3≦a≦3.0を満たし、
bは、0.75≦b≦1.0を満たし、
cは、0≦c≦0.25を満たし、
dは、3.5≦b≦6.0を満たし、
eは、0.15≦b≦0.67を満たす、Naイオン電導性化合物。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
Na
1.125
HfCl
4
(PO
4
)
0.125
(SO
4
)
0.375
…(2)で表記される、Naイオン電導性化合物。
【請求項3】
請求項1に記載のNaイオン電導性化合物を含む、固体電解質。
【請求項4】
請求項2に記載のNaイオン電導性化合物を含む、固体電解質。
【請求項5】
請求項3に記載の固体電解質を含む、固体電解質電池。
【請求項6】
請求項4に記載の固体電解質を含む、固体電解質電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、Naイオン電導性化合物、固体電解質及び固体電解質電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、エレクトロニクス技術の発達はめざましく、携帯電子機器の小型軽量化、薄型化、多機能化が図られている。それに伴い、電子機器の電源となる電池も、小型軽量化、薄型化、信頼性の向上が強く望まれている。電子機器に使用される電池の一つとして、電解質が固体電解質である固体電解質電池がある。酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質、錯体水素化物系固体電解質等が固体電解質として知られている。
【0003】
例えば、非特許文献1には、酸化物系固体電解質が記載されている。非特許文献2には硫化物系固体電解質が記載されている。非特許文献3には、アルカリ金属化合物を含む錯体水素化物固体電解質が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Santosh K. Pal et al., J. Phys. Chem. C 2020, 124, 9161-9169.
A. Hayashi et al., Nature Communications volume 10, Article number: 5266 (2019).
L Duchene et al., Energy Environ. Sci., 10 (2017), pp. 2609-2615.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
酸化物系固体電解質は固いため、焼結しないと粒子間(例えば、活物質と固体電解質粒子との間)の接触を十分確保することが難しい。硫化物系固体電解質は、硫化水素ガスを発生する可能性があり、構成元素に重元素が必要であるという制限がある。錯体水素化物固体電解質は、不安定である。このように、酸化物系固体電解質、硫化物系固体電解質、錯体水素化物系固体電解質のそれぞれは、特有の課題を有する。これに対し、ハライド系固体電解質は、柔らかく粒子間の接触も確保でき、硫化水素ガスの発生リスクもなく、構成元素に重金属も含まない。このような理由からハライド系固体電解質に注目が集まっている。
【0006】
しかしながら、ハライド系固体電解質は、いまだ開発途中であり、新規なハライド系固体電解質の開発も進められている。また新規なハライド系固体電解質の中でも、イオン電導性に優れるものが特に求められている。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、新たなハライド系のNaイオン電導性化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
【0009】
(1)第1の態様にかかるNaイオン電導性化合物は、Na
a
Zr
b
M
c
Cl
d
G
e
…(1)で表記される。式(1)において、Mは、Mg、Nb、Al、Yから選択される1種であり、Gは、PO
4
、SO
4
、SiO
4
、WO
4
、BO
3
、MoO
4
から選択される1種、又は、PO
4
及びSO
4
の2種であり、aは、0.3≦a≦3.0を満たし、bは、0.75≦b≦1.0を満たし、cは、0≦c≦0.25を満たし、dは、3.5≦b≦6.0を満たし、eは、0.15≦b≦0.67を満たす。
【0010】
(2)第2の態様にかかるNaイオン電導性化合物は、Na
1.125
HfCl
4
(PO
4
)
0.125
(SO
4
)
0.375
…(2)で表記される。
(【0011】以降は省略されています)
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