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公開番号2024102414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006263
出願日2023-01-19
発明の名称組立式フィルタシステム
出願人株式会社ロキテクノ
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 29/01 20060101AFI20240724BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】簡易な構造で、濾過が実現できる組立式のフィルタ装置が求められる。
【解決手段】第1開口を形成する第1円周縁と、前記第1円周縁と前記第1開口に対向する第1底面とを連結する筒状の第1壁部と、を有し内部に前記濾過液を受容可能な第1容器と、前記第1円周縁に支持されることが可能な支持縁を備える支持蓋と、第2開口を形成する第2円周縁を有する一端と、前記第2開口に対向し少なくとも一部が穴である他端と、前記第2円周縁と前記他端とを連結する筒状の第2壁部と、を有する第2容器と、を備えるフィルタシステムにより解決する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
濾過前の液体を受容する液入容器と前記液体の濾過の後の濾過液を受容する液出容器とを備える組立式フィルタシステムであって、
前記液出容器は、
第1開口を形成する第1円周縁と、前記第1円周縁と前記第1開口に対向する第1底面とを連結する筒状の第1壁部と、を有し内部に前記濾過液を受容可能な第1容器と、
前記第1円周縁に支持されることが可能な支持縁を備える支持蓋と、を備え、
前記液入容器は、
第2開口を形成する第2円周縁を有する一端と、前記第2開口に対向し少なくとも一部に穴を有する他端と、前記第2円周縁と前記他端とを連結する筒状の第2壁部と、を有する第2容器を備え、
前記支持蓋は、前記第2壁部を支持可能に嵌合可能な保持穴を備え、前記保持穴の周縁と前記支持縁とを連結する支持面を備え、
前記第2容器の前記他端と前記支持蓋の前記保持穴とのいずれかには前記液体を濾過するフィルタエレメントが取り付けられ、
前記支持蓋が前記第1円周縁に支持され、前記第2容器が前記支持蓋に支持されることにより前記液入容器と前記液出容器とが組み合った際に、前記濾過は前記フィルタエレメントを通過することで実行される組立式フィルタシステム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記支持蓋の前記支持面は、前記第1開口の面に対して角度を有する斜面または曲面である組立式フィルタシステム。
【請求項3】
請求項1に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記フィルタエレメントは嵌合管を有するフィルタカートリッジに収められ、
前記第2容器の前記他端と前記支持蓋の前記保持穴とのいずれかには前記嵌合管を受容する受容孔を備え、前記フィルタカートリッジは前記嵌合管が前記受容孔に嵌入されることにより固定されている組立式フィルタシステム。
【請求項4】
請求項1に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記液出容器は、
排気孔と、
内部管路を内部に有し一端が前記排気孔の径以下の外径を備えて前記排気孔に脱着可能に挿管可能であって他端から前記内部管路を通して前記液出容器の脱気が可能な弾性チューブと、
前記弾性チューブの前記内部管路の径よりも大きい外径を有し内部脱気路を有して脱着可能に前記弾性チューブの前記内部管路に挿嵌可能な押込管具と、を備え、
前記弾性チューブの前記一端が前記排気孔に挿嵌された状態で、前記弾性チューブは前記排気孔と前記押込管具とに密閉挟持され、前記押込管具の前記内部脱気路と前記弾性チューブの前記内部管路とが連通する組立式フィルタシステム。
【請求項5】
請求項4に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記排気孔は前記支持蓋の前記支持面または前記第1容器の前記第1壁部に配置され、
前記脱気により、前記液入容器の前記濾過前の前記液体が前記フィルタエレメントを通過して前記液出容器へ流れる組立式フィルタシステム。
【請求項6】
請求項5に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記押込管具は、前記支持蓋の前記支持面の内側または前記第1容器の前記第1壁部の内側に当接するフランジを備える組立式フィルタシステム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の組立式フィルタシステムであって、
さらに、前記液入容器の前記液体が予濾過の後の濾過液となるように前記液入容器の前記液体の予濾過前の予液体を受容する予液入容器を備え、
前記予液入容器は、
第3開口を形成する第3円周縁を有する一端と、前記第3開口に対向し少なくとも一部に穴を有する他端と、前記第3円周縁と前記他端とを連結する筒状の第3壁部と、を有する第3容器を備え、
前記液入容器は、
前記第3壁部を支持可能に嵌合可能な第2保持穴を備え、前記第2容器の前記第2円周縁に支持されることが可能な第2支持縁と、前記第2保持穴の周縁と前記第2支持縁とを連結する第2支持面と、を有する第2支持蓋を備え、
前記第3容器の前記他端と前記第2支持蓋の前記第2保持穴とのいずれかには前記液体を濾過する第2フィルタエレメントが取り付けられ、
前記第2支持蓋が前記第2円周縁に支持され、前記第3容器が前記第2支持蓋に支持されることにより前記予液入容器と前記液入容器とが組み合った際に、前記予濾過は前記第2フィルタエレメントを通過することで実行される組立式フィルタシステム。
【請求項8】
請求項7に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記第2支持蓋の前記第2支持面は、前記第2開口の面に対して角度を有する斜面または曲面である組立式フィルタシステム。
【請求項9】
請求項7に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記液入容器は、
第2排気孔と、
第2内部管路を内部に有して一端が前記第2排気孔の径以下の外径を備えて前記第2排気孔に脱着可能に挿管可能であって他端から前記第2内部管路を通して前記液入容器の脱気が可能な第2弾性チューブと、
前記第2弾性チューブの前記第2内部管路の径よりも大きい外径を有し第2内部脱気路を有して脱着可能に前記第2弾性チューブの前記第2内部管路の前記一端に挿嵌可能な第2押込管具と、を備え、
前記第2弾性チューブの前記一端が前記第2排気孔に挿嵌された状態で、前記第2弾性チューブは前記第2排気孔と前記第2押込管具とに密閉挟持され、前記第2押込管具の前記第2内部脱気路と前記第2弾性チューブの前記第2内部管路とが連通する組立式フィルタシステム。
【請求項10】
請求項9に記載の組立式フィルタシステムであって、
前記第2排気孔は前記第2支持蓋の前記第2支持面または前記第2容器の前記第2壁部に配置され、
前記第2内部管路を通しての前記脱気により、前記予液入容器の前記予濾過前の前記予液体が前記第2フィルタエレメントを通過して前記液入容器へ流れる組立式フィルタシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組立式フィルタシステムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特許文献1に開示されるように複数の容器を重ねて組み合わせて液体を上側から下側に流すことでフィルタエレメントを通過させて濾過するフィルタシステムが知られている。このようなフィルタシステムでは、濾過すべき液体が入っている上流側の容器内部を加圧することなく、濾過すべき液体が濾過された後に受容される下流側の液体容器の内部を減圧することで濾過すべき液体の流れを形成する脱気吸引の態様が使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2008/52642号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、一般に、脱気吸引の態様のフィルタシステムは、密閉構造を作るために構造が複雑になる傾向がある。簡易な構造で、濾過が実現できる組立式のフィルタ装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
濾過前の液体を受容する液入容器と前記液体の濾過の後の濾過液を受容する液出容器とを備える組立式フィルタシステムであって、前記液出容器は、第1開口を形成する第1円周縁と、前記第1円周縁と前記第1開口に対向する第1底面とを連結する筒状の第1壁部と、を有し内部に前記濾過液を受容可能な第1容器と、前記第1円周縁に支持されることが可能な支持縁を備える支持蓋と、を備え、前記液入容器は、第2開口を形成する第2円周縁を有する一端と、前記第2開口に対向し少なくとも一部に穴をする他端と、前記第2円周縁と前記他端とを連結する筒状の第2壁部と、を有する第2容器を備え、前記支持蓋は、前記第2壁部を支持可能に嵌合可能な保持穴を備え、前記保持穴の周縁と前記支持縁とを連結する支持面を備え、前記第2容器の前記他端と前記支持蓋の前記保持穴とのいずれかには前記液体を濾過するフィルタエレメントが取り付けられ、前記支持蓋が前記第1円周縁に支持され、前記第2容器が前記支持蓋に支持されることにより前記液入容器と前記液出容器とが組み合った際に、前記濾過は前記フィルタエレメントを通過することで実行される組立式フィルタシステムにより解決する。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、フィルタユニットとは別に、配管内にバルブを配置せずに、液溜り、発塵、漏れ、異物流出などの問題を回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本願発明の第1の実施の形態の組立式フィルタシステムの組立て状態の図である。
本願発明の第1の実施の形態の組立式フィルタシステムの分解状態の図である。
本願発明の第1の実施の形態の組立式フィルタシステムの支持蓋の一の態様の拡大図である。
本願発明の第1の実施の形態の組立式フィルタシステムの支持蓋の他の態様の拡大図である。
本願発明の第1の実施の形態の組立式フィルタシステムの支持蓋のさらなる他の態様の拡大図である。
本願発明の第1の実施の形態の組立式フィルタシステムの支持蓋のさらなる他の態様の拡大図である。
本願発明の第1の実施の形態の一例のチューブジョイントの接合状態の図である。
本願発明の第1の実施の形態の一例のチューブジョイントの分離状態の図である。
本願発明の第1の実施の形態の他の一例のチューブジョイントの接合状態の図である。
本願発明の第1の実施の形態の他の一例のチューブジョイントの分離状態の図である。
本願発明の第2の実施の形態の組立式フィルタシステムの分解状態の図である。
本願発明の第3の実施の形態の一例の組立式フィルタシステムの分解状態の図である。
本願発明の第3の実施の形態の他の一例の組立式フィルタシステムの分解状態の図である。
本願発明の実施の形態の組立式フィルタシステムの拡張状態の組立状態の図である。
本願発明の実施の形態の組立式フィルタシステムの拡張状態であって多段の組立の概念を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施の形態)
図1Aから図1Cを参照して、組立式フィルタシステム1の第1の実施の形態について、説明する。図1Aは、組立式フィルタシステム1の組み立て状態を示している。図1Bは、組立式フィルタシステム1の分解状態を示している。図1Cは、組立式フィルタシステム1の図1Bとは異なる他の実施の形態の分解状態を示している。図1Dは、組立式フィルタシステム1の拡張状態を示している。
【0009】
組立式フィルタシステム1は、濾過前の液体を受容する液入容器1bとその液体の濾過の後の濾過液を受容する液出容器1aとを備える分離可能であって組み立てて使用する組立式フィルタシステムである。組立式フィルタシステム1は、組み立て状態で、液入容器1bは液出容器1aの上側に配置される。
【0010】
液出容器1aは、中空の第1容器31と、第1容器31の蓋として機能する支持蓋2と、を備える。第1容器31は、一端に第1開口31dを有し、他端に第1開口31dと対向する第1底面31bを備えている。第1底面31bと第1開口31dとは筒状の第1壁部31aで連結されている。第1壁部31aの第1開口31d側の端部は、第1開口31dを画定する第1円周縁31cを形成する。代表的には、第1底面31bは円形であって、第1底面31bの中心を通って第1底面31bに垂直な垂直軸が画定でき、第1底面31bと第1開口31dとは平行で第1壁部31aはその垂直軸まわりに軸対称の形状とすることができる。さらに、第1開口31dの大きさが第1底面31bの大きさより大きく、第1壁部31aは、第1開口31dから第1底面31bに至る方向に狭まるような斜面を有するコップ状の逆円錐台形状とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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