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公開番号2024100922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024083237,2020033414
出願日2024-05-22,2020-02-28
発明の名称画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 11/70 20060101AFI20240719BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画像形成装置において複数ページの印刷を行う際の印刷スループットを向上させる。
【解決手段】複数ページの印刷が可能な画像形成装置は、記録媒体の搬送を行う搬送手段と、記録媒体に印刷を行う印刷手段とを有する。搬送手段は、1ページ分の印刷が終了した後、次ページの印刷開始位置が確定する前に、記録媒体を所定の長さ搬送する第1の搬送動作と、次ページの印刷開始位置が確定した後、印刷開始位置が印刷手段の位置に到達するまで記録媒体を搬送する動作を含む第2の搬送動作とを行う。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ロール状の記録媒体に複数ページの印刷が可能な画像形成装置であって、
前記記録媒体の搬送を行う搬送手段と、
前記記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
前記記録媒体の切断を行う切断手段と、
前記印刷手段による第1のページの印刷が終了した後、前記記録媒体を、前記記録媒体を排出する方向に所定の長さ搬送して停止させる第1の搬送動作と、
前記第1の搬送動作の後であって、前記第1のページの次のページである第2のページへの印刷を行う前に、前記記録媒体を、前記記録媒体における前記第2のページの印刷開始位置が前記印刷手段の位置に到達するまで前記排出する方向に搬送する第2の搬送動作と、
を前記搬送手段が行うように制御する制御手段と、
を有し、
前記第1の搬送動作と前記第2の搬送動作とが行われる期間であって、前記第1のページの印刷の終了から前記第2のページの印刷の開始までの期間には、前記切断手段による前記記録媒体の切断は行われない
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
ロール状の記録媒体に複数ページの印刷が可能な画像形成装置であって、
前記記録媒体の搬送を行う搬送手段と、
前記記録媒体に印刷を行う印刷手段と、
前記記録媒体の切断を行う切断手段と、
前記印刷手段による第1のページの印刷が終了した後、前記第1のページの次のページである第2のページの先頭位置が前記印刷手段の位置となるように、予め定められた距離だけ前記記録媒体を搬送して停止させる第1の搬送動作と、
前記第1の搬送動作の後であって前記第2のページへの印刷を行う前に、前記記録媒体における前記第2のページの印刷開始位置が前記印刷手段の位置に到達するまで前記記録媒体を搬送する第2の搬送動作と、
を前記搬送手段が行うように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記印刷手段はインクを吐出することにより印刷を行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2のページの印刷開始位置は、前記第2のページの印刷データに基づいて決定される位置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記記録媒体が前記第1の搬送動作によって前記所定の長さ搬送された場合、前記印刷手段の下流側のノズルの位置は、前記第2のページの印刷開始位置よりも下流側に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記印刷手段は、インクを吐出する複数のノズルを備えたキャリッジを有し、
前記搬送手段が前記記録媒体を搬送する際の前記印刷手段の位置は、前記複数のノズルのうち媒体搬送方向の下流側にあるノズルの位置である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記切断手段は、前記印刷手段に対して媒体搬送方向の下流側に位置し、
前記印刷手段は、前記第2のページの印刷中に、前記第2のページの先頭位置が前記切断手段の位置に到達した場合に印刷を一時的に停止し、前記切断手段が前記記録媒体を切断した後、前記第2のページの印刷を再開する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
複数部の印刷を行う場合、前記制御手段は、前部を処理した際に確定した前記印刷開始位置に基づいて、前記記録媒体を搬送するように制御する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記第2のページの先頭位置が前記印刷手段の位置に到達するまでの搬送時間と、搬送目標位置が確定するまでの時間とに応じて、前記第1の搬送動作を行うかどうか決定する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記記録媒体の搬送速度が所定値以上である場合に、前記第1の搬送動作を行うように制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置の搬送制御に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロール状の用紙に印刷をする画像形成装置において、複数ページの印刷をする際には、印刷ジョブを受信した後、まず、1ページ分の印刷データを印刷する。次いで、用紙をカットし、次ページの印刷のために用紙を搬送し、次ページを印刷する、という順序で処理が実行される。ところが、用紙をカットするカッタが、印刷を行う記録ヘッドを備えたプリンタキャリッジ(以下、キャリッジとも呼ぶ)に対して、用紙搬送方向の下流側の離れた位置にある場合がある。この場合は、用紙のカット後、次ページの印刷のために、キャリッジによる印刷の開始位置まで用紙を戻さなければならない。したがって、次ページの印刷を開始するまでに時間がかかってしまう。そこで、特許文献1の方法では、1ページ分の印刷を終了した後、すぐにカット動作を行わず、次ページの印刷のための用紙搬送動作を行い、用紙がカッタ位置に到達するまで次ページの印刷を行う。その後、用紙がカッタ位置に到達すると、印刷を一時的に停止させて用紙をカットし、印刷を再開する(以下、本技術を「印刷中カット」と称する)。こうすることで、カット後に用紙を戻す処理をなくし、印刷スループットの向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017―80917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、次ページの印刷のための用紙搬送動作は、印刷中カットを行うか否かにかかわらず、次ページの印刷開始位置、即ち用紙搬送の目標位置を確定させないと開始することができない。そのため、印刷中カットを行う場合であっても、1ページ分の印刷が終了した後、次ページの印刷開始位置を確定させるまでは待機状態となってしまう可能性があった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置において複数ページの印刷を行う際の印刷スループットを向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、ロール状の記録媒体に複数ページの印刷が可能な画像形成装置は、前記記録媒体の搬送を行う搬送手段と、前記記録媒体に印刷を行う印刷手段と、前記記録媒体の切断を行う切断手段と、前記印刷手段による第1のページの印刷が終了した後、前記記録媒体を、前記記録媒体を排出する方向に所定の長さ搬送して停止させる第1の搬送動作と、前記第1の搬送動作の後であって、前記第1のページの次のページである第2のページへの印刷を行う前に、前記記録媒体を、前記記録媒体における前記第2のページの印刷開始位置が前記印刷手段の位置に到達するまで前記排出する方向に搬送する第2の搬送動作と、を前記搬送手段が行うように制御する制御手段と、を有し、前記第1の搬送動作と前記第2の搬送動作とが行われる期間であって、前記第1のページの印刷の終了から前記第2のページの印刷の開始までの期間には、前記切断手段による前記記録媒体の切断は行われないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像形成装置において複数ページの印刷を行う際の印刷スループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態における画像形成装置と外部接続機器との関係を示す模式図である。
一実施形態における画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
一実施形態における画像形成装置の用紙取り付け構成を示す模式図である。
一実施形態における画像形成装置の用紙搬送構成を示す模式図である。
一実施形態におけるページ間の用紙搬送処理を示すフローチャートである。
一実施形態における複数部印刷のページ間の用紙搬送処理を示すフローチャートである。
一実施形態の複数部印刷における、印刷中の部と、印刷ページ間での用紙搬送動作の種類との関係を示すテーブル(表)である。
従来のページ間処理の実行順序を示す図である。
一実施形態におけるページ間処理の実行順序を示す図である。
図8の各処理タイミングにおける、用紙の搬送位置を示す模式図である。
図9の各処理タイミングにおける、用紙の搬送位置を示す模式図である。
一実施形態における1ページ目印刷終了直後の用紙の搬送位置を示す模式図である。
一実施形態におけるカットのタイミングを設定するための入力画面の一例を示す図である。
一実施形態における印刷ページ間の余白を設定するための入力画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではない。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明に必須のものとは限らない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な変形形態も含む。また、本発明は、以下の実施形態の一部を組み合わせるようにして構成してもよい。
【0010】
図1は、本実施形態における画像形成装置と外部接続機器との関係を示す模式図である。
(【0011】以降は省略されています)

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