TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024099309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003156
出願日2023-01-12
発明の名称リザーブタンク
出願人トヨタ自動車東日本株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類F01P 11/18 20060101AFI20240718BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】リザーブタンク内の冷却液の液量確認を、簡易な構成で容易にする。
【解決手段】リザーブタンク10のタンク本体22は、第1タンクハーフ20と第2タンクハーフ24を接合して形成される。第1および第2タンクハーフ20,24の互いに対向する面20a,24aには、水平方向に対して傾斜して設けられたガイドリブ34,36が立設されている。タンク本体22内に収容されるフロート30は、冷却液の液面の昇降によってガイドリブ34,36に沿って移動する。フロート30と一体の指針40が注入口27の近傍に位置しており、フロート30と共に移動する指針40の位置によって、冷却液の液量が確認できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
機器を冷却する冷却液を予備的に蓄えるリザーブタンクであって、
互いに向かい合って接合されてタンク本体を形成する1対のタンクハーフであって、互いに対向する面にそれぞれ、水平方向に対して傾斜して延びるフロートガイドが設けられたタンクハーフと、
前記タンク本体内に配置され、前記フロートガイドに係合して、タンク本体内の冷却液の液面の昇降に応じて前記フロートガイドに沿って移動するフロートと、
前記フロートと一体に設けられ、前記タンク本体上部の注入口近傍の下方において、前記フロートの移動に伴って移動する指針と、
前記タンク本体の前記注入口近傍に配置され、前記指針の位置を示す目盛が記されたゲージと、
を含むリザーブタンク。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のリザーブタンクであって、
前記フロートガイドは、前記1対のタンクハーフにそれぞれ設けられた、水平方向に対して傾斜して互いに平行に延びる2本のリブであり、
前記フロートは、前記2本のリブの間に位置している、
リザーブタンク。
【請求項3】
請求項1に記載のリザーブタンクであって、前記ゲージは、前記注入口内側の、一方のタンクハーフの壁面に立設している、リザーブタンク。
【請求項4】
請求項1に記載のリザーブタンクであって、さらに前記注入口を閉じる透明または半透明のキャップを含む、リザーブタンク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機器を冷却する冷却液を予備的に蓄えるリザーブタンク、特にそのレベルゲージに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
エンジン、モータ、電池などの発熱体を液体で冷却する技術が知られている。冷却用の液体(以下、冷却液と記す。)の循環流路内の過不足を調整するために、冷却回路には、予備的に冷却液を蓄えるリザーブタンクが備わる場合がある。循環流路中の冷却液が不足すると、不足分がリザーブタンクから補われ、冷却液が過剰となると過剰分がリザーブタンクに収容される。したがって、リザーブタンクには、多すぎず、少なすぎない適量の冷却液が蓄えられている必要がある。
【0003】
下記特許文献1には、蓄えた液体(燃料)の量を示すレベルゲージを備えたタンクが示されている。タンク内には、液面に浮き、液面と共に昇降するフロート(18)が備えられている。フロート(18)は、枢軸(16)に支持されて枢軸(16)周りに揺動可能なアーム(17)の一端に取り付けられている。アーム(17)の他端には計量指針(9)が設けられ、計量指針(9)はフロート(18)の昇降に伴って、タンク天板(7)に設けられた覗き窓(1)の直下において左右に振れてタンク内の液量を示す。なお、上記の( )内の符号は、下記特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態の説明で用いられる部材名および符号とは関連しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-222348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両において、リザーブタンクは、エンジン、モータ等の原動機を収容する原動機室に配置されるのが一般的である。原動機室には、原動機の他にも多くの機器が収容され、周囲の機器が妨げとなってリザーブタンク内の冷却液の量を確認することが難しい場合がある。上記特許文献1のタンクのように天板に覗き窓を設けるスペースもない場合がある。また、上記特許文献1では、液面の昇降を、枢軸周りのアームの揺動に変換しており、このため、アームを覗き窓の直下の位置から側方に向けて延ばす必要がある。よって、タンクの形状に制約を受ける。
【0006】
本発明は、スペースが限られた状況下において、リザーブタンク内の冷却液の量の確認を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るリザーブタンクは、機器を冷却する冷却液を予備的に蓄えるリザーブタンクであって、互いに向かい合って接合されてタンク本体を形成する1対のタンクハーフと、タンク本体内に配置されたフロートと、フロートと一体に設けられ、タンク本体上部の注入口近傍の下方に位置する指針と、タンク本体の注入口近傍に配置され、指針の位置を示す目盛が記されたゲージと、を含む。1対のタンクハーフの、互いに対向する面にそれぞれ、水平方向に対して傾斜して延びるフロートガイドが設けられている。フロートは、フロートガイドに係合し、タンク本体内の冷却液の液面の昇降に応じてフロートガイドに沿って移動する。指針は、フロートの移動に伴って移動し、リザーブタンク内の冷却液の量を示す。
【0008】
注入口近傍に指針とゲージを設けたことにより、指針およびゲージの視認性が向上する。フロートがフロートガイドに沿って水平方向にも移動することにより、フロートを揺動するアームに取り付けられた場合とは異なり、フロートを注入口の直下に配置することができる。
【0009】
上記のリザーブタンクにおいて、フロートガイドは、1対のタンクハーフにそれぞれ設けられた、水平方向に対して傾斜して互いに平行に延びる2本のリブとすることができ、フロートは、この2本のリブの間に位置するものとできる。
【0010】
上記のリザーブタンクにおいて、ゲージは、注入口内側の、一方のタンクハーフの壁面に立設するものとできる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社三五
消音器
11日前
トヨタ自動車株式会社
劣化判定装置
9日前
スズキ株式会社
エンジンの潤滑装置
今日
スズキ株式会社
排気装置
14日前
株式会社SUBARU
オイルストレーナ
9日前
スズキ株式会社
鞍乗型車両
14日前
ボッシュ株式会社
異常診断装置及び異常診断方法
14日前
日立造船株式会社
排気処理装置
7日前
三浦工業株式会社
船舶用発電システム
7日前
三浦工業株式会社
船舶用発電システム
7日前
日立造船株式会社
排気処理装置
7日前
三浦工業株式会社
船舶用発電システム
7日前
三浦工業株式会社
船舶用発電システム
7日前
三浦工業株式会社
船舶用発電システム
7日前
三浦工業株式会社
船舶用発電システム
7日前
株式会社アイシン
発電システム
1日前
フタバ産業株式会社
排気装置
2日前
個人
ガス・スチーム併用タービン発電システム
14日前
株式会社三井E&S
排気弁駆動装置
3日前
三菱重工業株式会社
タービン発電機
9日前
フタバ産業株式会社
インシュレータ
8日前
日立建機株式会社
作業機械
8日前
日立建機株式会社
締固め機械
3日前
日立建機株式会社
締固め機械
3日前
日立建機株式会社
締固め機械
3日前
株式会社豊田自動織機
内燃機関
8日前
株式会社SUBARU
油量検知装置、及び、油量検知方法
14日前
株式会社豊田自動織機
オイル流通構造
2日前
本田技研工業株式会社
ラジアルタービンの冷却構造
14日前
マツダ株式会社
エンジンの油圧制御装置
15日前
株式会社SUBARU
吸排気システム
8日前
株式会社SUBARU
温調装置
14日前
三菱重工業株式会社
タービン翼及びガスタービン
今日
株式会社SUBARU
エンジンシステム
7日前
株式会社SUBARU
エンジンシステム
8日前
ニデックパワートレインシステムズ株式会社
ソレノイドバルブ装置
8日前
続きを見る