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公開番号2024095353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212580
出願日2022-12-28
発明の名称円筒の内面を研磨する研磨装置及び研磨方法
出願人Mipox株式会社
代理人個人,個人
主分類B24B 21/02 20060101AFI20240703BHJP(研削;研磨)
要約【課題】従来の研磨フィルムを使用でき、磁性流体を使用して容易に円筒の内面を研磨できる装置及び方法を提供する。
【解決手段】非磁性体円筒の内面を研磨する研磨装置は、非磁性体円筒を支持し、その軸線にそって回転させる複数のローラと、非研磨体円筒の外側に配置される磁性体と、片面に研磨層が形成され、その研磨層が内面の、磁性体円筒に対応する位置で内面と接して研磨する研磨フィルムと、磁性体円筒内の研磨フィルムに接して配置され、内部に磁性流体が封入される研磨フィルム押圧器と、から構成される。研磨フィルム押圧器に封入された磁性流体と、非磁性体円筒の外に位置する磁性体との間に形成される磁気力により、研磨フィルムが内面に押圧され、 ローラの回転により非磁性体筒体は回転し、前記内面を押圧する前記研磨フィルムは前記内面を研磨する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
非磁性体円筒の内面を研磨する研磨装置であって、
非磁性体円筒を支持し、その軸線にそって回転させる複数のローラと、
前記非研磨体円筒の外側に配置される磁性体と、
片面に研磨層が形成され、その研磨層が前記内面の、前記磁性体円筒に対応する位置で前記内面と接して研磨する研磨フィルムと、
前記磁性体円筒内の前記研磨フィルムに接して配置され、内部に磁性流体が封入される研磨フィルム押圧器と、
から構成され、
前記研磨フィルム押圧器に封入された磁性流体と、前記非磁性体円筒の外に位置する前記磁性体との間に形成される磁気力により、前記研磨フィルムが前記内面に押圧され、
前記ローラの回転により前記非磁性体筒体は回転し、前記内面を押圧する前記研磨フィルムは前記内面を研磨する研磨装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記研磨フィルム押圧器は押圧する研磨フィルムに対応する開口部を有し、前記開口部は、低摩擦係数をもつ弾性シートで覆われ、
前記弾性シートが前記研磨テープと接する、請求項1に記載の研磨装置
【請求項3】
前記研磨フィルムを軸線方向にそって一方向に移動する移動手段を有する、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項4】
前記研磨フィルムを軸線方向にそって往復移動する往復移動手段を有る、請求項1に記載の研磨装置。
【請求項5】
非磁性体円筒の内面を研磨する研磨方法であって、
非磁性体円筒を軸線方向に回転可能に支持する複数のローラ間に、前記非磁性体筒体を配置する工程と、
前記非研磨体円筒の外側に配置される磁性体に対応する前記磁性体筒体の内面の位置に、研磨層が形成されている研磨フィルムを、前記研磨層を前記内面に接するように配置する工程と、
前記磁性体筒体内に配置された前記研磨フィルムに、磁性流体が封入される研磨フィルム押圧器を接して配置する工程と、
前記研磨フィルム押圧器に封入された磁性流体と、前記非磁性体円筒の外に位置する前記磁性体との間に形成される磁気力により、前記研磨フィルムの前記研磨層が前記内面に押圧されているとき、前記ローラの回転により前記非磁性体筒体を回転させる工程と、
を含む、研磨方法。
【請求項6】
前記研磨テープ押圧器は押圧する研磨フィルムに対応する開口部を有し、前記開口部は、低摩擦係数をもつ弾性シートで覆われ、
前記弾性シートが前記研磨フィルムと接する、請求項5に記載の研磨方法
【請求項7】
前記研磨フィルムは軸線方向にそって一方向に移動する、請求項5に記載の研磨方法。
【請求項8】
前記研磨フィルムは軸線方向にそって往復移動する、請求項5に記載の研磨方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パイプや小径の筒体の内面を研磨する研磨装置及び研磨方法に関し、特にチタンニウム材、銅材などの非磁性体の筒体の内面を均一に研磨する研磨装置及び研磨方法に関に関するものである。
続きを表示(約 810 文字)【背景技術】
【0002】
パイプや、小径の筒体の内面の研磨は中を流れる物の滞留の防止や滞留したものに起因する腐食を防止するために、均一研磨する必要があるものの、研磨作業空間が狭いために、研磨処理について種々の制限がある。
【0003】
金属製のパイプなどの筒体の内面研磨には、電解研磨が利用されている。
【0004】
また、非磁性体の筒体には、磁性研磨材粒子を内部に入れ、筒体の外部より磁場を与え、磁性研磨材粒子に磁気力を与えその力により研磨する方法が利用されている。
【0005】
さらに、筒体の内面に沿わせることが可能な可撓性のある研磨テープを使用する研磨方法が利用されている。この研磨テープには磁性体が塗布され、筒体の外に設けられた磁石が、磁性体が塗布された研磨テープを磁力によりひきつけ、内面に密着させ、内面を研磨する(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-217091
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
筒体内に電極を挿入して研磨を行う方法では、電解質生成物の除去が課題となっている。さらに、電解液の処理・処置に難があり、取り扱いが難しい。
【0008】
磁性研磨材粒子を使用する研磨では、必要な研磨力が得られず、研磨効率が悪い。磁性体研磨材粒子の寿命が短いという欠点もある。
【0009】
本発明の目的は、従来の研磨フィルムを使用でき、容易に円筒の内面を研磨できる装置及び方法を提供することである。
【0010】
さらに、本発明の目的は、研磨フィルムを円筒の内面に押圧する力を調節可能な、上記装置及び方法を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)

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