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公開番号2024088450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203631
出願日2022-12-20
発明の名称診断方法、診断プログラム、及び診断装置
出願人横河電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02G 1/10 20060101AFI20240625BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ケーブルの状態の診断精度を向上できる診断方法、診断プログラム、及び診断装置を提供する。
【解決手段】ケーブル40の状態を診断する診断方法は、ケーブル40の診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の測定値を取得することと、ケーブル40の診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の変化量がケーブル40の診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件を満たし、かつ、診断対象部分の温度がケーブル40の診断対象部分の温度に基づく診断に適用される診断条件を満たす場合にケーブル40の診断対象部分の状態が異常であると判定することとを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
診断対象部分と前記診断対象部分以外の部分とを含むケーブルの状態を診断する診断方法であって、
前記診断対象部分は、前記ケーブルの温度の測定対象部分の一部に対応し、
前記診断対象部分以外の部分は、前記診断対象部分に対応する測定対象部分と異なる測定対象部分に対応し、
前記ケーブルの診断対象部分に対応する測定対象部分における温度の測定値を前記ケーブルの診断対象部分の温度として取得することと、
前記ケーブルの診断対象部分以外の部分に対応する測定対象部分における温度の測定値を前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の温度として取得することと、
前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の変化量が前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件を満たし、かつ、前記ケーブルの診断対象部分の温度が前記ケーブルの診断対象部分の温度に基づく診断に適用される診断条件を満たす場合に、前記診断対象部分の状態が異常であると判定することと
を含む、診断方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の変化量が前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件を満たすと判定した後で、前記ケーブルの診断対象部分の温度が前記ケーブルの診断対象部分の温度に基づく診断に適用される診断条件を満たすか判定することを含む、請求項1に記載の診断方法。
【請求項3】
前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の変化量が前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件を満たすように、前記診断対象部分以外の部分を前記ケーブルの異なる部分に変更することを含む、請求項2に記載の診断方法。
【請求項4】
前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件は、前記ケーブルの診断対象部分の温度及び前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の温度のそれぞれの変化量に基づいて算出される前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の状態を考慮して診断対象部分の状態を表す値に基づく条件を含み、
前記ケーブルの診断対象部分の温度に基づく診断に適用される診断条件は、前記診断対象部分の温度の経時変化のみに基づく条件を含む、
請求項1に記載の診断方法。
【請求項5】
前記診断対象部分の温度の経時変化のみに基づく条件は、前記ケーブルの診断対象部分の温度が判定範囲から外れることを含み、
前記判定範囲は、前記ケーブルに流れる電流の大きさと前記ケーブルの前記診断対象部分の周囲の環境とに基づいて設定される、請求項4に記載の診断方法。
【請求項6】
前記前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の状態を考慮して診断対象部分の状態を表す値は、前記ケーブルの診断対象部分の温度の変化量に前記ケーブルの診断対象部分に対応する係数を乗じた値と、前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の温度の変化量に前記ケーブルの診断対象部分以外の部分に対応する係数を乗じた値との差の絶対値として算出され、
前記ケーブルの診断対象部分に対応する係数は、前記ケーブルの診断対象部分の周囲の環境に基づいて設定され、
前記ケーブルの診断対象部分以外の部分に対応する係数は、前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の周囲の環境に基づいて設定され、
前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の状態を考慮して診断対象部分の状態を表す値に基づく条件は、前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の状態を考慮して診断対象部分の状態を表す値が判定値以上であることを含み、
前記判定値は、前記ケーブルの診断対象部分に対応する係数及び前記ケーブルの診断対象部分以外の部分に対応する係数に基づいて設定される、
請求項4に記載の診断方法。
【請求項7】
前記前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の状態を考慮して診断対象部分の状態を表す値は、前記ケーブルの診断対象部分の温度が変化し始める時間と、前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の温度が変化し始める時間との差に基づいて補正される、請求項4に記載の診断方法。
【請求項8】
コンピュータに、請求項1から7までのいずれか一項に記載の診断方法を実行させる診断プログラム。
【請求項9】
請求項1から7までのいずれか一項に記載の診断方法を実行する制御部を備える、診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、海底ケーブルの状態の診断方法、診断プログラム、及び診断装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、海底ケーブルの温度と電流との経時的推移から海底ケーブルを取り囲む地面の熱抵抗を計算し、地面の熱抵抗から海底ケーブルの被覆高さを推定することによって海底ケーブルを監視する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-201989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ケーブルの状態は、ケーブルが海底に埋設されているときにケーブルを覆っている地面の土砂等の被覆高さだけでなく、ケーブルの外部被覆の損傷又はケーブルの断線等の他の種々の要因で特定される。ケーブルの状態の診断において、種々の要因を考慮することが求められる。
【0005】
本開示は、上述の点に鑑みてなされたものであり、ケーブルの状態の診断精度を向上できる診断方法、診断プログラム、及び診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)幾つかの実施形態に係る診断方法は、診断対象部分と前記診断対象部分以外の部分とを含むケーブルの状態を診断する診断方法である。前記診断対象部分は、前記ケーブルの温度の測定対象部分の一部に対応する。前記診断対象部分以外の部分は、前記診断対象部分に対応する測定対象部分と異なる測定対象部分に対応する。前記診断方法は、前記ケーブルの診断対象部分に対応する測定測定対象部分における温度の測定値を前記ケーブルの診断対象部分の温度として取得することと、前記ケーブルの診断対象部分に対応する測定対象部分における温度の測定値を前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の温度として取得することと、前記ケーブルの診断対象部分及び前記診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の変化量が前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件を満たし、かつ、前記診断対象部分の温度が前記ケーブルの診断対象部分の温度に基づく診断に適用される診断条件を満たす場合に、前記診断対象部分の状態が異常であると判定することとを含む。このようにすることで、ケーブルの各部の状態が継続的に診断される。また、ケーブルの各部の状態の診断において環境変化の影響が低減される。その結果、ケーブルの各部の状態の診断精度が向上する。
【0007】
(2)一実施形態に係る診断方法は、上記(1)において、診断対象部分と、前記診断対象部分以外の部分とのそれぞれの温度の変化量が前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件を満たすと判定した後で、前記診断対象部分の温度が前記ケーブルの診断対象部分の温度に基づく診断に適用される診断条件を満たすか判定することを含んでよい。このようにすることで、ケーブルの各部の状態が継続的に診断される。また、ケーブルの各部の状態の診断において環境変化の影響が低減される。その結果、ケーブルの各部の状態の診断精度が向上する。
【0008】
(3)一実施形態に係る診断方法は、上記(2)において、診断対象部分と、前記診断対象部分以外の部分とのそれぞれの温度の変化量が前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件を満たすように、前記診断対象部分以外の部分を前記ケーブルの異なる部分に変更することを含んでよい。このようにすることで、地質のデータが無くても地質が異なると想定してケーブル40の状態が診断される。その結果、ケーブル40の状態の診断精度が向上する。
【0009】
(4)一実施形態として、上記(1)から(3)までのいずれか1つにおいて、前記ケーブルの診断対象部分及び診断対象部分以外の部分のそれぞれの温度の経時変化に基づく診断に適用される診断条件は、前記診断対象部分の温度及び前記診断対象部分以外の部分の温度のそれぞれの変化量に基づいて算出される前記ケーブルの診断対象部分以外の部分の状態を考慮して診断対象部分の状態を表す値に基づく条件を含んでよい。前記ケーブルの診断対象部分の温度に基づく診断に適用される診断条件は、前記診断対象部分の温度の経時変化のみに基づく条件を含んでよい。このようにすることで、ケーブルの各部の状態の診断において環境変化の影響が低減される。その結果、ケーブルの各部の状態の診断精度が向上する。
【0010】
(5)一実施形態として、上記(4)において、前記診断対象部分の温度の経時変化のみに基づく条件は、前記ケーブルの診断対象部分の温度が判定範囲から外れることを含んでよい。前記判定範囲は、前記ケーブルに流れる電流の大きさと前記ケーブルの前記診断対象部分の周囲の環境とに基づいて設定されてよい。このようにすることで、ケーブルの各部の状態の診断において環境変化の影響が低減される。その結果、ケーブルの各部の状態の診断精度が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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