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公開番号2024085612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200217
出願日2022-12-15
発明の名称電力制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類H02J 7/34 20060101AFI20240620BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】DCDCコンバーターの出力限界を超える電流を供給先の負荷が必要とする場合であっても、必要な電力を負荷に供給することができる電力制御装置を提供する。
【解決手段】バッテリーの電力を負荷に供給するDCDCコンバーターと、発電した電力を負荷へ供給可能にDCDCコンバーターと並列に接続されるオルタネーターと、を構成に含む、電源システムを制御する電力制御装置であって、DCDCコンバーターが負荷に出力する電流を監視する監視部と、DCDCコンバーターおよびオルタネーターの動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、監視部が監視するDCDCコンバーターの出力電流が第1の閾値以上である場合は、オルタネーターを発電するように制御し、監視部が監視するDCDCコンバーターの出力電流が第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下である場合は、オルタネーターを発電しないように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリーの電力を負荷に供給するDCDCコンバーターと、発電した電力を前記負荷へ供給可能に前記DCDCコンバーターと並列に接続されるオルタネーターと、を構成に含む、電源システムを制御する電力制御装置であって、
前記DCDCコンバーターが前記負荷に出力する電流を監視する監視部と、
前記DCDCコンバーターおよび前記オルタネーターの動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記監視部が監視する前記DCDCコンバーターの出力電流が第1の閾値以上である場合は、前記オルタネーターを発電するように制御し、
前記監視部が監視する前記DCDCコンバーターの出力電流が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下である場合は、前記オルタネーターを発電しないように制御する、
電力制御装置。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記第1の閾値は、前記DCDCコンバーターに出力が許容される電流の上限値に基づいて設定される、
請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項3】
前記電源システムが車両に搭載されており、
前記制御部は、前記車両のエンジンを始動または停止させることによって前記オルタネーターの発電状態を制御する、
請求項1または2に記載の電力制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源システムの出力電力を制御する電力制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両のエンジン始動をより確実に行うことが可能な制御装置が開示されている。この特許文献1には、出力電流が閾値以上となった場合に出力電圧を低下させることによって出力電流を制限するDCDCコンバーターを使用して、エンジン始動用のモーターに電力を供給してエンジンを始動させる際、閾値を通常時よりも大きくするブースト制御を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-157861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、DCDCコンバーターには、許容される出力電流の上限値(出力限界)がある。このため、DCDCコンバーターから出力される電力が供給先の負荷が要求する電力に満たない場合、上記特許文献1に記載されたブースト制御を行って閾値を上昇させたとしても、DCDCコンバーターからの電流が足りずに必要な電力を負荷に供給できないおそれがある。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、DCDCコンバーターの出力限界を超える電流を供給先の負荷が必要とする場合であっても、必要な電力を負荷に供給することができる電力制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、バッテリーの電力を負荷に供給するDCDCコンバーターと、発電した電力を負荷へ供給可能にDCDCコンバーターと並列に接続されるオルタネーターと、を構成に含む、電源システムを制御する電力制御装置であって、DCDCコンバーターが負荷に出力する電流を監視する監視部と、DCDCコンバーターおよびオルタネーターの動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、監視部が監視するDCDCコンバーターの出力電流が第1の閾値以上である場合は、オルタネーターを発電するように制御し、監視部が監視するDCDCコンバーターの出力電流が第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下である場合は、オルタネーターを発電しないように制御する、電力制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の電力制御装置によれば、DCDCコンバーターの出力限界を超える電流を供給先の負荷が必要とする場合、DCDCコンバーターとオルタネーターとが並行して負荷に電力を出力するため、必要な電力を負荷に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る電力制御装置とその周辺部のブロック図
電力制御装置が実行する電力制御の処理フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の電力制御装置は、バッテリーから負荷に電力を供給するDCDCコンバーターと、DCDCコンバーターと並列に負荷に接続されるオルタネーターと、を構成に含む電源システムを制御する。電力制御装置は、DCDCコンバーターから負荷への電力供給だけではDCDCコンバーターが出力限界を超えてしまう場合、DCDCコンバーターとオルタネーターとからそれぞれ負荷に電力を並行供給する。この並行供給の制御によって、必要な電力を負荷に供給することができる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
[実施形態]
<構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る電力制御装置300とその周辺部の概略構成を示す機能ブロック図である。図1に例示した機能ブロックは、電源システム100と、負荷200と、電力制御装置300と、エンジン400と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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