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公開番号2024080405
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193570
出願日2022-12-02
発明の名称パワーユニット
出願人株式会社富士通ゼネラル
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240606BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】スイッチングノイズの重畳を防止して、インバータ装置の保護機能を適切に動作させるパワーユニットを提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係るパワーユニットは、入力部と、コンバータと、昇圧回路と、検出部と、降圧回路とを備える。前記入力部は、交流電源から交流電圧が入力される。前記コンバータは、入力された前記交流電圧を直流電圧に変換する。前記昇圧回路は、コイルとスイッチング素子を備え、前記直流電圧を昇圧する。前記検出部は、前記入力部に接続され、前記交流電圧を検出する。前記降圧回路は、前記入力部と前記検出部との間に接続され、前記交流電圧を降圧する。前記交流電圧を降圧する抵抗素子を含み、前記抵抗素子は、前記昇圧回路と離隔するように配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
交流電源から交流電圧が入力される入力部と、
入力された前記交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
コイルとスイッチング素子を備え、前記直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
前記入力部に接続され、前記交流電圧を検出する検出部と、
前記入力部と前記検出部との間に接続され、前記交流電圧を降圧する降圧回路と、
を備え、
前記降圧回路は、前記交流電圧を降圧する抵抗素子を含み、前記抵抗素子は、前記昇圧回路と離隔するように配置される
パワーユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載のパワーユニットであって、
前記入力部は、前記交流電源の第1電源線に接続される第1入力端子と、前記交流電源の第2電源線に接続される第2入力端子とを含み、
前記抵抗素子は、前記第1入力端子に入力される前記交流電圧を降圧させる第1抵抗素子と、前記第2入力端子に入力される前記交流電圧を降圧させる第2抵抗素子とを含む
パワーユニット。
【請求項3】
請求項2に記載のパワーユニットであって、
前記降圧回路は、前記第1抵抗素子で降圧された交流電圧が印加される第1降圧後ラインと、前記第1降圧後ラインと並走し前記第2抵抗素子で降圧された交流電圧が印加される第2降圧後ラインとをさらに有する
パワーユニット。
【請求項4】
請求項3に記載のパワーユニットであって、
前記検出部は、前記第1降圧後ラインおよび前記第2降圧後ラインに接続され、前記第1降圧後ラインの電圧と前記第2降圧後ラインの電圧の差分を算出する演算回路をさらに有する
パワーユニット。
【請求項5】
請求項3に記載のパワーユニットであって、
前記降圧回路は、前記第1入力端子と前記第1抵抗素子との間を接続する第1降圧前ラインと、前記第2入力端子と前記第2抵抗素子との間を接続する第2降圧前ラインとをさらに有し、
前記第1降圧後ラインおよび前記第2降圧後ラインは、前記第1降圧前ラインおよび前記第2降圧前ラインよりも、前記昇圧回路から離隔するように配置される
パワーユニット。
【請求項6】
請求項5に記載のパワーユニットであって、
前記昇圧回路は、第1昇圧回路と第2昇圧回路を有し、
前記第1降圧前ラインまたは前記第2降圧前ラインのうち少なくともいずれか一方は、前記第1昇圧回路と前記第2昇圧回路の間を通るように配線される
パワーユニット。
【請求項7】
請求項6に記載のパワーユニットであって、
前記第1昇圧回路と前記第2昇圧回路の間を通るように配線される前記第1降圧前ラインまたは前記第2降圧前ラインは、前記コイルと交差するように配線される
パワーユニット。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1つに記載のパワーユニットであって、
前記昇圧回路に接続された蓄電素子を元に交流電力を生成するインバータをさらに備える
パワーユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータの保護機能の制御を行うパワーユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電動機の制御装置を備える空気調和機においては、IPM(Intelligent Power Module)を用いてインバータを構成し、電動機が駆動される。インバータに過電流が流れる場合や、制御電源電圧の低下等の異常状態に対しては、インバータを停止するというインバータ装置の保護機能が備えられる。
【0003】
しかし、インバータや電源回路等のスイッチングノイズが過電流検出信号に偶発的に重畳することがある。その結果、過電流であると誤検出してしまい、保護機能が作動してしまうことがある。このような場合に、インバータ装置のIPM等の故障であると誤って判断してしまうことがあった。この課題に対し、例えば、特許文献1には、保護機能が作動してインバータが停止した場合、インバータ装置を起動させて、保護機能が再度作動するか否かを確認することが記載されている。そして、保護機能が複数回作動してインバータが繰り返し停止する場合に、インバータが故障したと判断する。これにより、正常なインバータ装置を故障と判定する誤判断をなくし、インバータ装置を搭載した冷凍サイクル装置の信頼性を向上させることが図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-148366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、インバータの保護機能に入力される信号へのスイッチングノイズの重畳を防止することは出来ておらず、ノイズによりインバータの保護機能が誤動作する恐れがある。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、スイッチングノイズの重畳を防止して、インバータ装置の保護機能を適切に動作させるパワーユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係るパワーユニットは、入力部と、コンバータと、昇圧回路と、検出部と、降圧回路とを備える。
前記入力部は、交流電源から交流電圧が入力される。
前記コンバータは、入力された前記交流電圧を直流電圧に変換する。
前記昇圧回路は、コイルとスイッチング素子を備え、前記直流電圧を昇圧する。
前記検出部は、前記入力部に接続され、前記交流電圧を検出する。
前記降圧回路は、前記入力部と前記検出部との間に接続され、前記交流電圧を降圧する。前記降圧回路は、前記交流電圧を降圧する抵抗素子を含み、前記抵抗素子は、前記昇圧回路と離隔するように配置される。
【0008】
前記パワーユニットは、前記降圧回路に含まれる前記抵抗素子を第1基板上において前記昇圧回路と離隔するように配置される。これにより、降圧後の電圧が印加される配線をノイズ源である昇圧回路から遠ざけることができる。
【0009】
前記入力部は、前記交流電源の第1電源線に接続される第1入力端子と、前記交流電源の第2電源線に接続される第2入力端子とを含み、前記抵抗素子は、前記第1入力端子に入力される前記交流電圧を降圧させる第1抵抗素子と、前記第2入力端子に入力される前記交流電圧を降圧させる第2抵抗素子とを含んでもよい。
【0010】
前記降圧回路は、前記第1抵抗素子で降圧された交流電圧が印加される第1降圧後ラインと、前記第1降圧後ラインと並走し前記第2抵抗素子で降圧された交流電圧が印加される第2降圧後ラインとをさらに有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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