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公開番号2024073686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184523
出願日2022-11-18
発明の名称焼却炉のストーカ構造
出願人クボタ環境エンジニアリング株式会社,株式会社クボタ
代理人個人,個人,個人
主分類F23H 7/12 20060101AFI20240523BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】シンプルな構造で安価に稼働火格子の振れを抑制可能な焼却炉のストーカ構造を提供する。
【解決手段】焼却炉のストーカ構造であって、固定火格子支持部材Afに支持され、固定火格子支持部材Afの軸心方向に沿うように対向配置された一対のガイドローラ11,11と、可動フレームFmに支持され、一対のガイドローラ11,11の間に延在するように配されたガイド部材15と、を含み、可動フレームFmの往復駆動の際に可動フレームFmの幅方向の振れを抑制する振れ止め機構10を備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
固定フレームの幅方向に沿って横架された固定火格子支持部材に支持される固定火格子と、可動フレームの幅方向に沿って横架された可動火格子支持部材に支持される可動火格子と、を被焼却物の搬送方向に交互に配するとともに、前記固定フレームに対して前記可動フレームを往復駆動することにより前記固定火格子と前記可動火格子を相対移動させる駆動機構を備えた焼却炉のストーカ構造であって、
前記固定火格子支持部材に支持され、前記固定火格子支持部材の軸心方向に沿うように対向配置された一対のガイドローラと、前記可動フレームに支持され、前記一対のガイドローラの間に延在するように配されたガイド部材とを含む、前記可動フレームの往復駆動の際に前記可動フレームの幅方向の振れを抑制する振れ止め機構を備えている焼却炉のストーカ構造。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記ガイドローラは、前記固定火格子支持部材から垂設された一対のガイド板の内側に遊転可能に配置されている請求項1記載の焼却炉のストーカ構造。
【請求項3】
前記一対のガイド板の間隙に灰の降下を阻止するカバー部材を備えている請求項2記載の焼却炉のストーカ構造。
【請求項4】
固定フレームの幅方向に沿って横架された固定火格子支持部材に支持される固定火格子と、可動フレームの幅方向に沿って横架された可動火格子支持部材に支持される可動火格子と、を被焼却物の搬送方向に交互に配するとともに、前記固定フレームに対して前記可動フレームを往復駆動することにより前記固定火格子と前記可動火格子を相対移動させる駆動機構を備えた焼却炉のストーカ構造であって、
前記可動フレームに支持され、前記可動火格子支持部材の軸心方向に沿うように対向配置された一対のガイドローラと、前記固定火格子支持部材に支持され、前記一対のガイドローラの間に延在するように配されたガイド部材と、を含む、前記可動フレームの往復駆動の際に前記可動フレームの幅方向の振れを抑制する振れ止め機構を備えている焼却炉のストーカ構造。
【請求項5】
前記振れ止め機構は、前記可動フレームの前記搬送方向に沿う上流部と下流部に備えている請求項1または4記載の焼却炉のストーカ構造。
【請求項6】
前記固定フレームの下方に燃焼用空気を供給する風箱が設置され、前記駆動機構が前記風箱の外部に設置されている請求項1または4記載の焼却炉のストーカ構造。
【請求項7】
ごみホッパに投入され給じん装置によって炉室に押込み投入された被焼却物を、搬送しながら焼却処理するストーカ機構を備えた焼却炉であって、
前記ストーカ機構が燃焼請求項1から4の何れかに記載の焼却炉のストーカ構造により構成されている焼却炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、焼却炉のストーカ構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示すように、従来、固定フレームの幅方向に沿って横架された固定火格子支持部材に支持される固定火格子と、可動フレームの幅方向に沿って横架された可動火格子支持部材に支持される可動火格子と、を被焼却物の搬送方向に交互に配するとともに、固定フレームに対して可動フレームを往復駆動することにより固定火格子と可動火格子を相対移動させる駆動機構を備えた焼却炉のストーカ構造が提案されている。
【0003】
当該焼却炉のストーカ構造では、熱膨張などの影響に関わらず可動フレームの往復駆動が円滑に行えるように、固定フレームと可動フレームとの間にはある程度のクリアランスが設けられている。そして、炉幅方向に配列された火格子間に隙間が形成されることが無いように、幅方向の中央部に向けてバネで押圧された側壁が炉幅方向の左右に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平09-033016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなストーカ構造を採用する焼却炉では、被焼却物の搬送方向に往復駆動される可動フレームが、斜行して炉幅方向に振れると、火格子間または火格子と側壁との間に形成される隙間に灰などが詰まって、円滑な動きが妨げられるという問題があった。
【0006】
そのため、例えば、風箱を支持する左右のフレーム間に梁を設けて、当該梁の両端部に立設した支持部と可動フレームの左右両端部に延出するように設置した被支持部とを遊転可能なコロを介して結合し、コロの両端部に設けたフランジにより支持部に対して被支持部が炉幅方向へ振れるのを抑制する大掛かりでコストの嵩む振れ止め機構を設ける必要があった。
【0007】
本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、シンプルな構造で安価に可動火格子の振れを抑制可能な焼却炉のストーカ構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成するため、本発明による焼却炉のストーカ構造の第一の特徴構成は、固定フレームの幅方向に沿って横架された固定火格子支持部材に支持される固定火格子と、可動フレームの幅方向に沿って横架された可動火格子支持部材に支持される可動火格子と、を被焼却物の搬送方向に交互に配するとともに、前記固定フレームに対して前記可動フレームを往復駆動することにより前記固定火格子と前記可動火格子を相対移動させる駆動機構を備えた焼却炉のストーカ構造であって、前記固定火格子支持部材に支持され、前記固定火格子支持部材の軸心方向に沿うように対向配置された一対のガイドローラと、前記可動フレームに支持され、前記一対のガイドローラの間に延在するように配されたガイド部材と、を含む、前記可動フレームの往復駆動の際に前記可動フレームの幅方向の振れを抑制する振れ止め機構を備えている点にある。
【0009】
駆動機構によって可動フレームが往復駆動される際に、可動フレームに支持されたガイド部材が、固定火格子支持部材に支持された一対のガイドローラに挟まれた状態で往復することで、炉幅方向への振れが一対のガイドローラにより阻止される。このような振れ止め機構は、シンプルな構造で安価に構成できる。
【0010】
同第二の特徴構成は、上述した第一の特徴構成に加えて、前記ガイドローラは、前記固定火格子支持部材から垂設された一対のガイド板の内側に遊転可能に配置されている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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