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公開番号2024049135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155412
出願日2022-09-28
発明の名称ダンプトラック
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B60L 7/14 20060101AFI20240402BHJP(車両一般)
要約【課題】蓄電装置の劣化防止と燃費の向上とを両立可能なダンプトラックを提供する。
【解決手段】ダンプトラックは、タイヤの回転によって走行する車体と、車体に起伏可能に支持された荷台と、電力が供給されてタイヤを回転させる駆動力を発生させ、タイヤが制動されたことによって回生電力を発電する走行モータと、タイヤの制動を指示するブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作装置と、電力を蓄電する蓄電装置と、走行モータ及び蓄電装置を制御するコントローラとを備える。コントローラは、ブレーキ操作装置のブレーキ操作量が閾値操作量以上の場合に、ブレーキ操作量に対応する対応回生電力を走行モータに発電させると共に、対応回生電力の少なくとも一部を蓄電装置に蓄電させ、ブレーキ操作量が閾値操作量未満の場合に、対応回生電力より小さい制限回生電力を走行モータに発電させると共に、制限回生電力の全てを蓄電装置に蓄電させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤの回転によって走行する車体と、
前記車体に起伏可能に支持された荷台と、
電力が供給されて前記タイヤを回転させる駆動力を発生させ、前記タイヤが制動されたことによって回生電力を発電する走行モータと、
前記タイヤの制動を指示するブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作装置と、
電力を蓄電する蓄電装置と、
前記走行モータ及び前記蓄電装置を制御するコントローラとを備えるダンプトラックにおいて、
前記コントローラは、
前記ブレーキ操作装置のブレーキ操作量が閾値操作量以上の場合に、前記ブレーキ操作量に対応する対応回生電力を前記走行モータに発電させると共に、前記対応回生電力の少なくとも一部を前記蓄電装置に蓄電させ、
前記ブレーキ操作量が前記閾値操作量未満の場合に、前記対応回生電力より小さい制限回生電力を前記走行モータに発電させると共に、前記制限回生電力の全てを前記蓄電装置に蓄電させることを特徴とするダンプトラック。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載のダンプトラックにおいて、
前記ダンプトラックの走行速度を検知する速度センサを備え、
前記コントローラは、前記速度センサによって検知された走行速度が閾値速度未満で、且つ前記ブレーキ操作量が前記閾値操作量未満の場合に、前記制限回生電力を前記走行モータに発電させると共に、前記制限回生電力の全てを前記蓄電装置に蓄電させることを特徴とするダンプトラック。
【請求項3】
請求項2に記載のダンプトラックにおいて、
前記荷台に積載された積荷の重量を検知する積載量センサを備え、
前記コントローラは、前記積載量センサによって検知された重量が大きいほど、前記閾値速度を小さくすることを特徴とするダンプトラック。
【請求項4】
請求項3に記載のダンプトラックにおいて、
前記コントローラは、前記閾値速度が小さいほど、前記閾値操作量を大きくすることを特徴とするダンプトラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置を備えるダンプトラックに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車体の制動時に走行モータが発電した電力を蓄電装置に充電し、力行時に蓄電装置に蓄電した電力によって走行モータを回転させるダンプトラックが開示されている。しかしながら、蓄電装置は充電時に発熱し、充放電出力が高いほど発熱量が多くなる。そして、蓄電装置の発熱量が増大すると、劣化や破損の原因となり得る。
【0003】
特許文献2には、バッテリの発熱量が上限許容値に達したときに、走行モータの回生制動を停止して惰性走行させることによって、バッテリの劣化や破損を防止するダンプトラックが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-299901号公報
特開2014-103771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、傾斜の大きい降坂路を走行中にバッテリの発熱量が増大した場合は、回生走行を継続せざるを得ない。このような場合、回生走行時に出力された回生電力を熱抵抗器で熱に変換して消費する必要があるので、ダンプトラックの燃費を向上させることが難しいという課題がある。
【0006】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓄電装置の劣化防止と燃費の向上とを両立可能なダンプトラックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、タイヤの回転によって走行する車体と、前記車体に起伏可能に支持された荷台と、電力が供給されて前記タイヤを回転させる駆動力を発生させ、前記タイヤが制動されたことによって回生電力を発電する走行モータと、前記タイヤの制動を指示するブレーキ操作を受け付けるブレーキ操作装置と、電力を蓄電する蓄電装置と、前記走行モータ及び前記蓄電装置を制御するコントローラとを備えるダンプトラックにおいて、前記コントローラは、前記ブレーキ操作装置のブレーキ操作量が閾値操作量以上の場合に、前記ブレーキ操作量に対応する対応回生電力を前記走行モータに発電させると共に、前記対応回生電力の少なくとも一部を前記蓄電装置に蓄電させ、前記ブレーキ操作量が前記閾値操作量未満の場合に、前記対応回生電力より小さい制限回生電力を前記走行モータに発電させると共に、前記制限回生電力の全てを前記蓄電装置に蓄電させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、蓄電装置の劣化防止と燃費の向上とを両立することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るダンプトラックの側面図である。
ダンプトラックに搭載される駆動回路の回路図である。
ダンプトラックのハードウェア構成図である。
回生制御処理のフローチャートである。
判定処理のフローチャートである。
変形例に係る駆動回路の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係るダンプトラックの実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るダンプトラック1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、ダンプトラック1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)

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