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公開番号2024023142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-21
出願番号2023122418
出願日2023-07-27
発明の名称筆記具
出願人ぺんてる株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類B43K 3/00 20060101AFI20240214BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】グリップの経年劣化に起因した軸筒からの先部材の着脱の阻害を抑制可能な筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具1は、軸筒10と、軸筒10の先端に結合される先部材30と、軸筒10と先部材30との結合部を少なくとも覆うように軸筒10及び先部材30の外周側に設けられ、軟質弾性体からなるグリップ40と、を備える。グリップ40の内周面と先部材30の外周面との間に径方向の第1隙間G1が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
軸筒と、
前記軸筒の前端部に結合される先部材と、
前記軸筒と前記先部材との結合部を少なくとも覆うように前記軸筒及び前記先部材の外周側に設けられ、軟質弾性体からなるグリップと、
を備え、
前記グリップの内周面と前記先部材の外周面との間に径方向の第1隙間が形成された
筆記具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記グリップは、前記グリップの外周面に凸部または凹凸を有する
請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
複数の貫通孔を有するとともに、前記グリップの外周側に設けられる外筒を備え、
前記グリップは、前記外筒の前記複数の貫通孔に対応した位置にて前記グリップの外周面にそれぞれ設けられる複数の凸部を有し、
各々の前記凸部の先端は、前記貫通孔を介して前記外筒の径方向外側に突出する
請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項4】
前記外筒の外周面からの前記凸部の突出長さは、前記第1隙間よりも大きい
請求項3に記載の筆記具。
【請求項5】
前記外筒は、前記グリップの内周面と前記先部材の外周面との間に前記第1隙間が形成されるように前記グリップを外周側から抱きかかえて保持する
請求項3に記載の筆記具。
【請求項6】
前記外筒は、前記グリップの内周面と前記軸筒の外周面との間に径方向の第2隙間が形成されるように前記グリップを外周側から抱きかかえて保持する
請求項5に記載の筆記具。
【請求項7】
前記第2隙間が、前記第1隙間と異なる大きさに設定された
請求項6に記載の筆記具。
【請求項8】
前記外筒の前方部には前記先部材が挿着し、前記外筒の後方部には前記軸筒が挿着する
請求項3に記載の筆記具。
【請求項9】
前記外筒は、
前記先部材の第1段差部に当接する前記前方部と、
前記軸筒の第2段差部に当接する前記後方部と、
を有し、
前記先部材は前記軸筒に対して螺着され、
前記外筒の前記前方部および前記後方部がそれぞれ前記第1段差部および前記第2段差部に当接した状態で、前記先部材の前記軸筒に対する締め代が残っている
請求項8に記載の筆記具。
【請求項10】
少なくとも部分的に前記軸筒の内部に挿入されるチャック外筒と、
前記チャック外筒の内部に収容された状態で前記チャック外筒に対して前後に相対移動可能に設けられるチャックと、を備え、
前記チャックは、
前記チャックの閉状態において筆記芯と当接して前記筆記芯を把持する把持部と、
前記把持部の後端に設けられ、径方向に沿った面によって規定される段差と、
前記段差を介して前記把持部に接続される非把持部と、
を有し、
前記非把持部は、前記把持部へ前記筆記芯を案内するための凸部を有する
請求項1又は2に記載の筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、筆記具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、軸筒の外周側に軟質弾性体からなるグリップを設けた筆記具が知られている。
例えば、特許文献1には、低温熱可塑性樹脂層により形成されるグリップ部をペン軸の外周側に設けた筆記具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平6-59089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、筆記具は、使用者による分解を許容する構造に設計されることがある。
例えば、筆記具の中には、軸筒の先端に装着された先部材の着脱が可能なものがある。この種の筆記具は、先部材を軸筒から取り外した状態で、インキリフィルを交換したり、折れた筆記芯を取り除いたりした後、軸筒に先部材を装着することで、再び筆記具が使用可能な状態となる。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されるようにグリップを有する筆記具の場合、グリップの経年劣化によりべたつき(タック)が発生すると、先部材の外周面とグリップの内周面との間の摩擦力が増加し、軸筒からの先部材の着脱を円滑に行うことが難しい。
なお、グリップの劣化要因としては、例えば、熱による溶融、高温多湿な環境下での加水分解、紫外線の照射による劣化等がある。
【0006】
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、グリップの経年劣化に起因した軸筒からの先部材の着脱の阻害を抑制可能な筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る筆記具は、
軸筒と、
前記軸筒の前端部に結合される先部材と、
前記軸筒と前記先部材との結合部を少なくとも覆うように前記軸筒及び前記先部材の外周側に設けられ、軟質弾性体からなるグリップと、
を備え、
前記グリップの内周面と前記先部材の外周面との間に径方向の第1隙間が形成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、非筆記時、グリップの内周面と先部材の外周面とが非接触であることから、経年劣化によりグリップのべたつき(タック)が発生しても、軸筒に対する先部材の着脱作業に与える影響は限定的である。
なお、筆記時には、軟質弾性体からなるグリップが変形し、グリップの内周面と先部材の外周面との間の隙間が埋まるため、この隙間の筆記感への実質的な影響はない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る筆記具の外観を示す図である。
図1に示す筆記具の軸方向に沿った断面図である。
筆記具の前方部分を示す図2の拡大図である。
図3のX部分の拡大図である。
図3のY部分の拡大図である。
一実施形態に係るチャックセットの斜視図である。
一実施形態に係るチャックセットの一部を断面で示した図である。
一実施形態に係るチャックセットの部分断面斜視図である。
ノック操作中の筆記具の先端部分を示す断面図である。
ノック操作により筆記可能な状態となった筆記具の先端部分を示す断面図である。
図10のXI-XI線に沿った断面図である。
図10のXII-XII線に沿った断面図である。
他の実施形態に係る筆記具の先部材と軸筒との結合部分周辺の構造を示す断面図である。
さらに別の実施形態に係る筆記具の先部材と軸筒との結合部分周辺の構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(【0011】以降は省略されています)

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