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公開番号2023156727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-25
出願番号2022066256
出願日2022-04-13
発明の名称転写具
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類B43L 19/00 20060101AFI20231018BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】生産組み立て時に支軸の折れが発生するのを防止する。
【解決手段】本発明の転写具は、繰出用リールから繰り出された転写テープを転写ヘッドを経由させて巻取用リールに巻き取らせるようにした転写具であって、円盤状を有する繰出用ギア、巻取用ギア及び中間ギアを有し、繰出用リールの回転を巻取用リールに伝達する回転伝達手段を備え、中間ギアは、中間用支軸に回転可能に支持されており、中間ギアについて、中間ギアを中間用支軸に取り付ける際の撓み応力を緩和する応力緩和手段が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
繰出用リールから繰り出された転写テープを転写ヘッドを経由させて巻取用リールに巻き取らせるようにした転写具であって、
円盤状を有する複数の回転伝達部材を有し、前記繰出用リールの回転を前記巻取用リールに伝達する回転伝達手段を備え、
各回転伝達部材は、支軸に回転可能に支持されており、
前記複数の回転伝達部材の少なくとも1つの回転伝達部材について、当該回転伝達部材を当該支軸に取り付ける際の撓み応力を緩和する応力緩和手段が設けられていることを特徴とする転写具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
当該支軸は、周方向に分割された複数の軸部を有しており、
前記応力緩和手段は、前記複数の軸部の内側に設けられる開口を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の転写具。
【請求項3】
前記応力緩和手段は、第1スリット開口、第2スリット開口及び第3スリット開口を含んでおり、
当該支軸は、周方向に分割された第1軸部および第2軸部を有しており、
前記第1軸部は、前記第1スリット開口と前記第2スリット開口との間に配置される第1支持部に設けられるとともに、
前記第2軸部は、前記第2スリット開口と前記第3スリット開口との間に配置される第2支持部に設けられることを特徴とする請求項2に記載の転写具。
【請求項4】
前記第1軸部の根本部には、前記第2スリット開口に沿う幅が前記第1軸部の先端部よりも広い第1肉厚部が形成され、
前記第2軸部の根本部には、前記第2スリット開口に沿う幅が前記第2軸部の先端部よりも広い第2肉厚部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の転写具。
【請求項5】
前記第1~第3スリット開口は、前記転写テープを使用する時に前記転写テープを介して当該回転伝達部材に作用する応力の方向と略平行に延びていることを特徴とする請求項3または4に記載の転写具。
【請求項6】
前記回転伝達手段は、
繰出用支軸に回転可能に支持され、前記繰出用リールとともに一体的に回転し得る繰出用回転伝達部材と、
巻取用支軸に回転可能に支持され、前記巻取用リールとともに一体的に回転し得る巻取用回転伝達部材と、
中間用支軸に回転可能に支持され、前記繰出用回転伝達部材と前記巻取用回転伝達部材との間に配置される中間用回転伝達部材とを有しており、
前記応力緩和手段は、前記繰出用支軸、前記巻取用支軸および前記中間用支軸のなかで、少なくとも最も軸径が小さい支軸に回転伝達部材を取り付ける際の撓み応力を緩和するように設けられることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の転写具。
【請求項7】
前記回転伝達部材は、ギアであることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の転写具。
【請求項8】
前記回転伝達部材は、プーリであることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の転写具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転写具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、修正用のテープ剤や糊等の転写物が添着された転写テープを、転写ヘッドによって転写対象面に押し付けることにより、転写物を転写対象面に転写するようにした種々の転写具が知られている。
【0003】
転写具として、転写テープが巻かれた供給リールと、供給リールから引き出される転写テープを被転写部に転写する転写ヘッドと、転写後の転写テープを巻き取る巻取リールとが配置された塗膜転写具がある(特許文献1参照)。特許文献1の塗膜転写具では、供給リールとともに回転する供給リール用ギアが供給リール用支軸に回転可能に取り付けられ、巻取リールとともに回転する巻取リール用ギアが巻取リール用支軸に回転可能に取り付けられる。供給リール用ギアと巻取リール用支軸との間には、伝達ギアが設けられ、巻取リールが巻取リール用支軸に取り付けられると、供給リール用ギア、伝達ギア及び巻取リール用ギアが噛み合う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-90043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の塗膜転写具と同様の転写具において、例えば供給リール用支軸が、縦方向に分割された第1軸部及び第2軸部を有し、第1軸部及び第2軸部の先端部の外周面に係止部がそれぞれ形成されている場合が考えられる。その場合、供給リール用ギアを供給リール用支軸に取り付ける場合、第1軸部の係止部及び第2軸部の係止部が供給リール用ギアの軸穴を通過する際に、第1軸部及び第2軸部は、第1軸部の係止部と第2軸部の係止部とが近づくように撓む。その後、供給リール用ギアの軸穴を通過した第1軸部の係止部と第2軸部の係止部とが離れた状態に戻ることにより、供給リール用ギアが供給リール用支軸に対して抜け止めされて取り付けられる。そのとき、供給リール用ギアを取り付ける時に撓み応力が供給リール用支軸の根本部に集中するため、生産組み立て時に支軸折れが発生する問題がある。
【0006】
上記のような問題は、例えば特許文献1の塗膜転写具の場合、供給リール用ギアに限らず、巻取リール用ギアや伝達ギアが支軸に取り付ける場合においても同様に起こり得る。また、繰出用リールの回転をプーリ及びベルトを介して巻取用リールに伝達する転写具において、プーリを支軸に取り付ける時においても同様に起こり得る。
【0007】
本発明は、これらの課題に着目してなされたものであって、生産組み立て時に支軸折れが発生するのを防止することができる転写具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0009】
すなわち、本発明の転写具は、繰出用リールから繰り出された転写テープを転写ヘッドを経由させて巻取用リールに巻き取らせるようにした転写具であって、円盤状を有する複数の回転伝達部材を有し、前記繰出用リールの回転を前記巻取用リールに伝達する回転伝達手段を備え、各回転伝達部材は、支軸に回転可能に支持されており、前記複数の回転伝達部材の少なくとも1つの回転伝達部材について、当該回転伝達部材を当該支軸に取り付ける際の撓み応力を緩和する応力緩和手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このようにすると、回転伝達部材を支軸に取り付ける時に、支軸に作用する撓み応力が応力緩和手段により緩和されるため、撓み応力が支軸の根本部に集中しなくなる。そのため、生産組み立て時に支軸折れが発生するのを防止することができる。これにより、不良率を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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