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公開番号2023147337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-13
出願番号2022054777
出願日2022-03-30
発明の名称転写具
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類B43L 19/00 20060101AFI20231005BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】滑りクラッチが構成される第一回転部材と第二回転部材とを組み立て易い転写具を提供する。
【解決手段】転写具の滑りクラッチSが、第一回転部材である繰出ギアM及び当該繰出ギアMに外嵌された繰出用リールCの何れか一方に設けられた弾性係合部Qと、他方に設けられ弾性係合部Qが弾性的に当接する被当接部Gとを備えたものであり、繰出ギアMに、弾性係合部Q又は被当接部Gを含んでなり軸心cnを囲うようにループ状に連続したループ構造部m3が設けられているものとした。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
繰出用リールから繰り出された転写テープを転写ヘッドを経由させて巻取用リールに巻き取らせるようにした転写具であって、
前記繰出用リールと前記巻取用リールの回転を連動させるリール連動機構と、このリール連動機構を構成するものであり共通軸周りに回転する第一回転部材と第二回転部材との間に滑りを生じさせて前記転写テープの緊張度合を適正化するための滑りクラッチを備えたものであり、
前記滑りクラッチが、前記第一回転部材及び当該第一回転部材に外嵌された前記第二回転部材の何れか一方に設けられた弾性係合部と、他方に設けられ前記弾性係合部が弾性的に当接する被当接部とを備えたものであり、
前記第一回転部材に、前記弾性係合部又は前記被当接部を含んでなり軸心を囲うようにループ状に連続したループ構造部が設けられている転写具。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第一回転部材が、前記ループ構造部とは異なる箇所に設けられ、前記第二回転部材の離脱を規制し得る離脱規制部を備えている請求項1記載の転写具。
【請求項3】
前記ループ構造部に、複数の前記弾性係合部が設けられたものである請求項1又は2記載の転写具。
【請求項4】
前記第一回転部材に、前記弾性係合部を径方向に弾性変形させ得る貫通孔が隣設されている請求項3記載の転写具。
【請求項5】
前記ループ構造部が、概略三角形状をなしたものであり、軸心から最も離れた三箇所に前記弾性係合部が配されている請求項3又は4記載の転写具。
【請求項6】
前記弾性係合部が、弾性係合部本体と、この弾性係合部本体に凸設され前記被当接部に対して当接する当接部分とを備えたものである請求項3、4又は5記載の転写具。
【請求項7】
前記離脱規制部が、前記弾性係合部よりも前記共通軸に対して近接又は離間した位置に設けられている請求項2記載の転写具。
【請求項8】
前記第一回転部材が、ギアの機能を有するものであり、
前記第二回転部材が、前記転写テープを巻回保持するものである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の転写具。
【請求項9】
前記第一回転部材が、円環状の外周縁に複数の歯が並設されたギア本体部と、このギア本体部よりも前記共通軸の軸心方向に変位した位置に配された前記弾性係合部とを備えたものである請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の転写具。
【請求項10】
前記第一回転部材が、前記繰出用リールに係合する繰出ギアであり、
前記第二回転部材が、前記繰出ギアに外嵌された前記繰出用リールである請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の転写具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転写具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、糊等の転写物が添着された転写テープが繰り出される繰出用リールと、繰出用リールから繰り出された転写テープを巻き取るための巻取用リールと、繰出用リールと巻取用リールの回転を連動させるリール連動機構とを備えた転写具が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
この種の転写具では、リール連動機構を構成する繰出ギアと繰出用リールを支持し得るコア部材との間にコイルスプリングを介在させて、転写テープの緊張度合を適正化するため滑りクラッチを構成したものがある。かかる構成の滑りクラッチは、テープの緊張度合を適正化させるための優れた機能を発揮し得るものとなる反面、コイルスプリングを必須の構成としているために部品点数や製造工数の抑制に一定の限界があるというジレンマがある。
【0004】
そこで、コイルスプリングを使用することなく、繰出ギアと繰出リールとを係わり合わせるだけで滑りクラッチを実現しようとする試みがなされている。
【0005】
ところが、従来のものは、繰出ギアと繰出リールとを組み付ける際に、特定の部位が過度な変形をしたり破損したりすることに起因して、所期の滑りクラッチの機能が適切に発揮されない場合があった。このため、従来のものは、製品毎に滑りクラッチの精度にばらつきが生じ易く、滑りクラッチが構成される部材同士を精度よく好適に組み立て難いものとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-062537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたものであり、少なくとも、滑りクラッチが構成される第一回転部材と第二回転部材とを好適に組み立てることができる転写具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【0009】
請求項1に記載の発明は、繰出用リールから繰り出された転写テープを転写ヘッドを経由させて巻取用リールに巻き取らせるようにした転写具であって、前記繰出用リールと前記巻取用リールの回転を連動させるリール連動機構と、このリール連動機構を構成するものであり共通軸周りに回転する第一回転部材と第二回転部材との間に滑りを生じさせて前記転写テープの緊張度合を適正化するための滑りクラッチを備えたものであり、前記滑りクラッチが、前記第一回転部材及び当該第一回転部材に外嵌された前記第二回転部材の何れか一方に設けられた弾性係合部と、他方に設けられ前記弾性係合部が弾性的に当接する被当接部とを備えたものであり、前記第一回転部材に、前記弾性係合部又は前記被当接部を含んでなり軸心を囲うようにループ状に連続したループ構造部が設けられている転写具である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記第一回転部材が、前記ループ構造部とは異なる箇所に設けられ、前記第二回転部材の離脱を規制し得る離脱規制部を備えている請求項1記載の転写具である。
(【0011】以降は省略されています)

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