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公開番号2023090671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-29
出願番号2022196009
出願日2022-12-08
発明の名称クリップ
出願人ぺんてる株式会社
代理人
主分類B43K 25/02 20060101AFI20230622BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】従来のクリップでは、内壁部間の隙間が直線形状で構成されているため、クリップの組み立て工程において、他のクリップが隙間に侵入してクリップ同士が絡み合い、組み立て性が悪化してしまうという問題があった。本発明は、組み立て性の良好なクリップを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、外装体に取り付けられるクリップであって、クリップは少なくとも、クリップ本体と、クリップ本体の長手方向に沿った両辺から外装体側に延びる2片の取付部と、で構成され、取付部には、一方の取付部から他方の取付部に向かって延びる侵入防止壁部が形成され、侵入防止壁部間の隙間が湾曲して形成されたクリップを要旨とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外装体に取り付けられるクリップであって、クリップは少なくとも、クリップ本体と、クリップ本体の長手方向に沿った両辺から外装体側に延びる2片の取付部と、で構成され、取付部には、一方の取付部から他方の取付部に向かって延びる侵入防止壁部が形成され、侵入防止壁部間の隙間が湾曲して形成された、クリップ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記隙間の最小幅が、クリップ本体の厚みより狭い、請求項1に記載のクリップ。
【請求項3】
前記隙間が、一方の侵入防止壁部の端面が他方の侵入防止壁部側に向かって突出し、他方の侵入防止壁部の端面が相補的に陥没することで形成された、請求項1又は請求項2に記載のクリップ。
【請求項4】
前記隙間を形成する侵入防止壁部の両端面同士が、侵入防止壁部が互いに突出する方向に互い違いに交差する幅が、前記隙間の最小幅より小さい、請求項3に記載のクリップ。
【請求項5】
前記取付部と略平行であって、前記侵入防止壁部の端面の、最も他方の侵入防止壁部側に向かって突出した頂部を通過する各仮想直線間の距離が、前記隙間の最小幅より小さい請求項3に記載のクリップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具や塗布具などの外装体に取り付けられるクリップに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
クリップは、筆記具や塗布具などの外装体に取り付けられることで、クリップと外装体の外壁との間に挟持空間を形成し、衣服の一部や書類などを挟持することができる。従来より、クリップの取付方法は種々検討されている。例えば特許文献1(特開2006-264314号公報)には、クリップの長手方向に沿った両辺から外装体側に向かって形成された側壁部から、互いの側壁部の方向に向かって突出した矢形状の係止突起が形成され、係止突起が外装体側の部材に食い込むことでクリップを外装体に取り付ける方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-264314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、クリップを外装体に取り付けるための構造が形成された取付部の付近は、複雑な形状になることが多い。そのため、筆記具や塗布具を組み立てる工程で、クリップ同士が互いに絡み合ってしまうことがある。例えば、大量のクリップの方向を整える工程でクリップに微振動を加えながら細い経路を移動させる自動機内や、めっき処理を施す際の研磨工程や熱処理工程などにおいてクリップを撹拌する容器内などで、斯様な状態が発生することがある。各工程でクリップ同士が互いに不意に絡み合ってしまうと、各工程で任意の処理を施すことが困難になり、組み立て性が低下してしまう。
【0005】
このような課題に対して、特許文献1には、側壁部間の空間に他のクリップが侵入して絡み合うのを防止するため、側壁部から互いの側壁部に向かって突出し、クリップの長手方向に対して直交する内壁部が形成されたクリップが開示されている。内壁部によって先述の自動機内や容器内などで他のクリップが側壁部間に侵入して絡み合うのを防止することができる。
【0006】
しかし、特許文献1に開示されているクリップでは、内壁部間の隙間が直線形状で構成されているため、クリップの組み立て工程などにおいて、内壁部がクリップの長手方向のいずれかへ変形すると一気に隙間が広がってしまい、他のクリップが隙間に侵入してクリップ同士が絡み合い、組み立て性が悪化してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、組み立て性の良好なクリップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、外装体に取り付けられるクリップであって、クリップは少なくとも、クリップ本体と、クリップ本体の長手方向に沿った両辺から外装体側に延びる2片の取付部と、で構成され、取付部には、一方の取付部から他方の取付部に向かって延びる侵入防止壁部が形成され、侵入防止壁部間の隙間が湾曲して形成されたクリップを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のクリップは、侵入防止壁部間の隙間が湾曲しているため、侵入防止壁部がクリップ長手方向に変形するなどしても、隙間の幅方向のみならず、クリップ長手方向やクリップ本体から外装体にかけての方向の狭さを維持することができる。よって、自動機内などで他のクリップが隙間に侵入してクリップ同士が絡み合うのを防止することができ、組み立て性の良好なクリップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)ボールペン1の外観図、(b)(a)を90°軸回転させた図、(c)ボールペン1の外観斜視図
(a)図1(a)の縦断面図、(b)図1(b)の縦断面図
図1の状態からキャップ2dを尾栓2c側へ取り付けボールペン1を使用可能とした図
(a)頭冠2dbの外観図、(b)頭冠2dbの外観斜視図
キャップ2dの縦断面拡大図
(a)クリップ6の外観図、(b)クリップ6の外装体2側外観図、(c)クリップ6の外観斜視図
クリップ6の取付部6b付近拡大図
図4(a)のA‐A’断面矢視図
図6(b)のB‐B’断面矢視図
他の実施形態に係る図9相当図
図10のG部分拡大図
図10のG部分拡大図
(a)出没式筆記具としてのボールペン1の外観図、(b)(a)を90°軸回転させた図、(c)出没式筆記具としてのボールペン1の外観斜視図
(a)図13(a)の縦断面図、(b)図13(b)の縦断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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