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公開番号2023155824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-23
出願番号2022065406
出願日2022-04-11
発明の名称鉄塔基礎構造
出願人東電設計株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E02D 27/00 20060101AFI20231016BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】鉄塔の基礎部の一部を構成する柱体の重量を確保しつつ、柱体の構築に必要な施工時間を短縮し、さらに柱体を構成する材料の運搬を容易なものとすることができる鉄塔基礎構造を提供する。
【解決手段】鉄塔10は、プレキャストコンクリート製の柱体定着部56と、プレキャストコンクリート製の下側柱体部60とを備えており、これらで柱体34の一部が構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材における当該鉄塔の高さ方向下側の部分を当該高さ方向から見て内周面で囲むように配置されて当該脚材を保持する床板と、
前記床板上に配置され、当該高さ方向から見て前記内周面に沿う筒状とされると共に前記脚材の延在方向と直交するように設けられた支持面を備えたプレキャストコンクリート製の柱体定着部と、
一部が前記柱体定着部に埋め込まれると共に、当該柱体定着部から前記高さ方向上側に前記延在方向に沿うように延出された上側延出部と、当該柱体定着部から当該高さ方向下側に延出されて当該高さ方向から見て前記内周面の内側に配置された下側延出部と、を含む複数の柱体定着筋と、
前記支持面上に前記延在方向に沿うように配置され、当該延在方向から見て当該脚材を囲む円筒状とされると共に、前記上側延出部を挿通可能な複数の定着筋挿通孔部が形成されたプレキャストコンクリート製の下側柱体部と、
前記床板の前記内周面側、前記柱体定着部の前記脚材側及び前記下側柱体部の当該脚材側にコンクリートが充填されることで構成され、前記下側延出部が埋め込まれた接続部と、
を有する鉄塔基礎構造。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材における当該鉄塔の高さ方向下側の部分を当該高さ方向から見て囲むように配置されて当該脚材を保持する床板と、
前記床板から前記高さ方向上側に前記脚材の延在方向に沿うように延出された上側延出部と、当該上側延出部から当該高さ方向下側に延出されて当該床板に埋め込まれた下側延出部と、を含む複数の柱体定着筋と、
前記床板上に前記延在方向に沿うように配置され、当該延在方向から見て当該脚材を囲む筒状とされると共に、前記上側延出部を挿通可能な複数の定着筋挿通孔部が形成されたプレキャストコンクリート製の下側柱体部と、
前記床板側及び前記下側柱体部の前記脚材側にコンクリートが充填されることで構成された接続部と、
を有する鉄塔基礎構造。
【請求項3】
前記下側柱体部から前記高さ方向上側に前記延在方向に沿うように延出されると共に、当該延在方向から見て前記定着筋挿通孔部よりも当該下側柱体部の内周側に配置された複数の第1接続筋と、
前記下側柱体部の上面上に前記延在方向に沿うように配置され、前記延在方向から見て前記脚材を囲む円筒状とされると共に、前記第1接続筋を挿通可能な複数の第1接続筋挿通孔部が形成されたプレキャストコンクリート製の中間柱体部と、
前記中間柱体部から前記高さ方向上側に前記延在方向に沿うように延出されると共に、当該延在方向から見て前記第1接続筋挿通孔部よりも当該中間柱体部の内周側に配置された複数の第2接続筋と、
前記中間柱体部の上面上に前記延在方向に沿うように配置され、前記延在方向から見て前記脚材を囲む円筒状とされると共に、前記第2接続筋を挿通可能な複数の第2接続筋挿通孔部が形成されたプレキャストコンクリート製の上側柱体部と、
をさらに有する、
請求項2に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項4】
前記定着筋挿通孔部は、前記延在方向から見て前記中間柱体部の外周に沿うように配置されると共に、一部が当該中間柱体部で覆われている、
請求項3に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項5】
前記第1接続筋挿通孔部は、前記延在方向から見て前記上側柱体部の外周に沿うように配置されると共に、一部が当該上側柱体部で覆われている、
請求項4に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項6】
前記下側柱体部の外周側に埋め込まれると共に前記延在方向から見て前記複数の定着筋挿通孔部を囲むようにかつ軸方向を当該延在方向とされた状態で配置された第1螺旋筋と、
前記中間柱体部の外周側に埋め込まれると共に前記延在方向から見て前記複数の第1接続筋挿通孔部を囲むようにかつ軸方向を当該延在方向とされた状態で配置された第2螺旋筋と、
前記上側柱体部の外周側に埋め込まれると共に前記延在方向から見て前記複数の第2接続筋挿通孔部を囲むようにかつ軸方向を当該延在方向とされた状態で配置された第3螺旋筋と、
をさらに有する、
請求項3~請求項5の何れか1項に記載の鉄塔基礎構造。
【請求項7】
前記下側柱体部における前記第1螺旋筋の外周側に埋め込まれると共に前記延在方向から見て円環状とされた補強筋をさらに有する、
請求項6に記載の鉄塔基礎構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄塔基礎構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、鉄塔基礎構造に関する発明が記載されている。この鉄塔基礎構造では、鉄塔の脚材を支持する基礎が、床板及び柱体を含んで構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-18840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、鉄塔には、鉄塔に懸架された電線等に起因する引き抜き荷重が作用することが考えられる。そして、この引き抜き荷重を支持するのにあたって、脚材と一体的に設けられた床板及び柱体の重量は、大きい方が好ましい。また、施工時間の短縮の観点からは、床板及び柱体にプレキャストコンクリートを用いることが好ましい。
【0005】
しかしながら、鉄塔を山岳地等に建設する場合、運搬可能な材料の重量に制限があるため、床板及び柱体に用いることができるプレキャストコンクリートの重量もまた制限されることとなる。
【0006】
この点、上記特許文献1に係る先行技術では、床板をプレキャストコンクリート製の複数の部材で構成することで、床板の重量を確保しつつ、床板の構築に必要な施工時間を短縮し、さらに床板を構成する材料の運搬を容易なものとしている。
【0007】
一方で、上記特許文献1では、柱体の構成については詳しく説明されていないため、柱体の重量を確保しつつ、柱体の構築に必要な施工時間を短縮し、さらに柱体を構成する材料の運搬を容易にするという点については改善の余地がある。
【0008】
本発明は上記事実を考慮し、鉄塔の基礎部の一部を構成する柱体の重量を確保しつつ、柱体の構築に必要な施工時間を短縮し、さらに柱体を構成する材料の運搬を容易なものとすることができる鉄塔基礎構造を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様に係る鉄塔基礎構造は、鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材における当該鉄塔の高さ方向下側の部分を当該高さ方向から見て内周面で囲むように配置されて当該脚材を保持する床板と、前記床板上に配置され、当該高さ方向から見て前記内周面に沿う筒状とされると共に前記脚材の延在方向と直交するように設けられた支持面を備えたプレキャストコンクリート製の柱体定着部と、一部が前記柱体定着部に埋め込まれると共に、当該柱体定着部から前記高さ方向上側に前記延在方向に沿うように延出された上側延出部と、当該柱体定着部から当該高さ方向下側に延出されて当該高さ方向から見て前記内周面の内側に配置された下側延出部と、を含む複数の柱体定着筋と、前記支持面上に前記延在方向に沿うように配置され、当該延在方向から見て当該脚材を囲む円筒状とされると共に、前記上側延出部を挿通可能な複数の定着筋挿通孔部が形成されたプレキャストコンクリート製の下側柱体部と、前記床板の前記内周面側、前記柱体定着部の前記脚材側及び前記下側柱体部の当該脚材側にコンクリートが充填されることで構成され、前記下側延出部が埋め込まれた接続部と、を有している。
【0010】
第1の態様に係る構造物の鉄塔基礎構造によれば、床板を備えており、この床板は、鉄塔の鉄骨脚部の一部を構成する脚材における鉄塔の高さ方向(以下、単に高さ方向と称する)下側の部分を、その内周面で囲むように配置されており、脚材を保持している。
(【0011】以降は省略されています)

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