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公開番号2025155561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024145650
出願日2024-08-27
発明の名称非エンベロープウイルス不活化組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類A01N 33/08 20060101AFI20251002BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】非エンベロープウイルスに対して高い不活化効果を有する、ウイルス不活化組成物を提供する。
【解決手段】(a)モノエタノールアミン、(b)芳香族アルコール及び水を含有し、25℃におけるpHが10.5以上14以下である、非エンベロープウイルス不活化組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)モノエタノールアミン〔以下、(a)成分という〕、(b)芳香族アルコール〔以下、(b)成分という〕及び水を含有し、25℃におけるpHが10.5以上14以下である、非エンベロープウイルス不活化組成物。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
(b)成分が、CLogPが0.5以上2.5以下の1価の芳香族アルコールである、請求項1記載の非エンベロープウイルス不活化組成物。
【請求項3】
(b)成分の含有量が、0.5質量%以上8質量%以下である、請求項1又は2に記載の非エンベロープウイルス不活化組成物。
【請求項4】
更に(d)界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有する、請求項1又は2に記載の非エンベロープウイルス不活化組成物。
【請求項5】
(d)成分が陽イオン界面活性剤である、請求項1又は2に記載の非エンベロープウイルス不活化組成物。
【請求項6】
硬質表面用である、請求項1又は2に記載の非エンベロープウイルス不活化組成物。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の非エンベロープウイルス不活化組成物を、非エンベロープウイルスが存在する又は非エンベロープウイルスが存在すると考えられる対象表面に接触させる、非エンベロープウイルスの不活化方法。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の非エンベロープウイルス不活化組成物と、不織布又は織布とを含んでなる、拭浄シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非エンベロープウイルス不活化組成物、並びにそれを用いた非エンベロープウイルスの不活化方法及び拭浄シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ノロウイルス等、非エンベロープウイルスは、その表面に脂質性の膜(エンベロープ)を有さないが、疎水コアを形成しているカプシドたんぱく質で膜が構成されている。そのため、エタノールや石鹸による破壊は難しく、不活化することが困難なウイルスが多い。
【0003】
近年、非エンベロープウイルスの不活化に対し、刺激性や腐食性が少なく、あるいは繊維製品にも使用できるウイルスを不活化できる手段が求められている。また、下記のような芳香族アルコールを応用した技術が開示されている。
【0004】
特許文献1には、第4級アンモニウム塩及び芳香族アルコール等有機溶剤を組み合わせてなる抗菌剤が、Methylobacterium属細菌への抗菌活性を有する技術が開示されている。
特許文献2には、(a)陽イオン界面活性剤、(b)CLogPが1.4以上2.0以下の芳香族アルコール及び水を含有する、非エンベロープウイルス不活化組成物の技術が開示されている。
特許文献3には、第4級アンモニウム塩型界面活性剤とアルコール系溶剤を含有するウイルス不活化効果に優れ、皮膚刺激性の少ない洗浄剤組成物の技術が開示されており、フェノキシエタノールを含有する組成物が例示されている。
また、特許文献4には、酸解離定数(pKa)が9.0以上のアミン化合物と、カチオン界面活性剤とを含む、殺菌・ウイルス不活性化組成物の技術が開示されており、単独では非エンベロープウイルス不活化効果は劣るが、所定のアミン化合物とカチオン界面活性剤の相乗効果により、非エンベロープウイルス不活化効果が得られる技術が例示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-36179号公報
特開2023-100511号公報
特開2021-46533号公報
特開2022-99966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、非エンベロープウイルスに対して高い不活化効果を有する、非エンベロープウイルス不活化組成物、並びにそれを用いた非エンベロープウイルスの不活化方法及び拭浄シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、(a)モノエタノールアミン〔以下、(a)成分という〕及び(b)芳香族アルコール〔以下、(b)成分という〕及び水を含有し、25℃におけるpHが10.5以上14以下である、非エンベロープウイルス不活化組成物に関する。
【0008】
また本発明は、前記した非エンベロープウイルス不活化組成物を、非エンベロープウイルスが存在する、又は非エンベロープウイルスが存在すると考えられる対象表面に接触させる、非エンベロープウイルスの不活化方法に関する。
【0009】
また本発明は、前記した非エンベロープウイルス不活化組成物と、不織布又は織布とを含んでなる、拭浄シートに関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、非エンベロープウイルスに対して高い不活化効果を有する、非エンベロープウイルス不活化組成物、並びにそれを用いた非エンベロープウイルスの不活化方法及び拭浄シートが提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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