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公開番号2025155128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058599
出願日2024-04-01
発明の名称排出物の利用システム
出願人ジカンテクノ株式会社,個人
代理人個人
主分類F23G 5/46 20060101AFI20251006BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】本発明は、二酸化炭素の排出量を減らしつつ植物性原料を製造する際の過程において、排出物を利用する側にとって最も条件が良い状態によって排出される熱エネルギー又は二酸化炭素を有効に活用することが可能なシステムを提供することにある。
【解決手段】 植物性原料(9)からシリカ又は炭素を製造する際に使用する燃焼装置(40)と、燃焼装置の内部の熱を吸収し熱エネルギーを回収する熱エネルギー回収装置(10)と、を備え、熱エネルギー回収装置は、植物性原料が自ら燃焼する際に発生する熱エネルギーを回収することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物性原料からシリカ又は炭素を製造する際に使用する燃焼装置と、
前記燃焼装置の内部の熱を吸収し熱エネルギーを回収する熱エネルギー回収装置と、を備え、
前記熱エネルギー回収装置は、前記植物性原料が自ら燃焼する際に発生する熱エネルギーを回収することを特徴とする排出物の利用システム。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
自ら燃焼する前記植物性原料を搬送する搬送装置の周囲に媒体を蒸気に換える蒸気変換装置を備え、前記蒸気変換装置から媒体を気液に分離する気液分離装置へ送ることを特徴とする請求項1に記載の排出物の利用システム。
【請求項3】
自ら燃焼する前記植物性原料を搬送する搬送装置の周囲に、媒体に熱を伝える熱交換装置を備え、熱交換によって得られた熱エネルギーを蓄積した液状の媒体を駆動ポンプによって外部の設備へ搬送することを特徴とする請求項1に記載の排出物の利用システム。
【請求項4】
前記駆動ポンプにて前記媒体を、飽和蒸気圧以上の圧力を加えた単相流の状態で搬送することを特徴とする請求項3に記載の排出物の利用システム。
【請求項5】
植物性原料からシリカ又は炭素を製造する際に使用する燃焼装置と、
前記焼却炉の内部の二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収装置と、を備え、
前記二酸化炭素回収装置は、植物性原料を燃焼する際に有機質が最も燃焼する温度帯から排出する二酸化炭素を回収することを特徴とする排出物の利用システム。
【請求項6】
前記有機質が最も燃焼する温度帯は、300℃から600℃であることを特徴とする請求項5に記載の排出物の利用システム。
【請求項7】
回収した二酸化炭素は、植物を育成する施設に利用することを特徴とする請求項5に記載の排出物の利用システム。
【請求項8】
前記二酸化炭素回収装置は、籾殻炭若しくは籾殻を使用したフィルター装置を備えたことを特徴とする請求項5に記載の排出物の利用システム。
【請求項9】
前記二酸化炭素回収装置は、水を通して二酸化炭素を回収するフィルター装置を備えたことを特徴とする請求項5に記載の排出物の利用システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物性原料を燃焼し素材に転換する際に発生する熱又は二酸化炭素を、他の施設に利用するシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来からカーボンニュートラルの観点から植物性原料を燃焼し製造された炭素やシリカを電池材料、導電材料、発熱体、タイヤ及び建築材料等に利用されてきた。特に、比表面積が大きく電池やキャパシター等の材料として比表面積の大きな炭素素材が使用されてきた。また、発熱材料やシールド材料として電気伝導度の優れた炭素素材も多く利用されてきている。
【0003】
このように、植物性原料から炭素素材を製造する方法として様々な発明が提案されている。
例えば、特許文献1には、炭素質原料をアルカリ金属化合物で賦活して高比表面積を有する活性炭または活性炭素繊維を得るに当たり、反応系(炭素質原料及びアルカリ金属化合物を含む組成物)を炭素系粉末層で包囲し、更に必要に応じて無機化合物層を炭素系粉末層に含み賦活することを特徴とする炭素材の製造方法。また、賦活時の昇温速度を20℃/hr以下にすることで容器当たりの炭素材収得量を増やす炭素材の製造方法。該製造方法により得られた活性炭あるいは活性炭素繊維を電極材料として用いる電気二重層キャパシター。
【0004】
また、バイオマスを燃料としたボイラーのシステムが提案されている。例えば、特許文献2には、ボイラー室2に設置されたバイオマスボイラー10と、バイオマス燃料3を貯留する燃料貯留部20と、燃料貯留部20からバイオマスボイラー10にバイオマス燃料3を供給する燃料供給手段30と、バイオマスボイラー10の廃熱を回収してバイオマス燃料3を乾燥させる乾燥手段40とを有するバイオマスボイラーシステムにおいて、乾燥手段40は、回収した廃熱でボイラー室2からの排気EAを加熱して乾燥用温風HAを生成する乾燥用温風生成部41と、乾燥用温風HAを乾燥用温風生成部41から燃料貯留部20内に導入してバイオマス燃料3を乾燥させる乾燥用温風導入ダクト42を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-362915号公報
特開2024-3488号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献のように、燃料として植物性原料を使用すると植物性原料の灰等が廃棄物として処理することになってしまう。そのため廃棄物が多く発生するという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、二酸化炭素の排出量及び廃棄物を減らしつつ植物性原料を製造する際の過程において、排出物を利用する側にとって良い状態で排出される熱エネルギー又は二酸化炭素を有効に活用することが可能なシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
植物性原料からシリカ又は炭素を製造する際に使用する燃焼装置と、
前記燃焼装置の内部の熱を吸収し熱エネルギーを回収する熱エネルギー回収装置と、を備え、
前記熱エネルギー回収装置は、前記植物性原料が自ら燃焼する際に発生する熱エネルギーを回収することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上の特徴によって余分なエネルギーを使用することなく、シリカや炭素等の素材を製造しながら排出物を有効に利用すること可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の排出物の利用システムの概要図である。
実施形態における燃焼装置の一例である。
実施形態の排出物の利用システムの概要図である。
実施形態における燃焼装置の一例である。
実施形態の排出物の利用システムの概要図である。
実施形態における燃焼装置の一例である。
実施形態におけるシリカのプロセスフローである。
実施形態における炭素のプロセスフローである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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