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公開番号2025142987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-01
出願番号2024042650
出願日2024-03-18
発明の名称画像検査装置
出願人株式会社キーエンス
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G06V 30/14 20220101AFI20250924BHJP(計算;計数)
要約【課題】文字領域を正しく並べて検査に適した文字列を自動で形成できるようにする。
【解決手段】入力される画像データの画像に含まれる文字を認識するAIモデルを実行する制御部は、AIモデルを実行して複数の文字領域を検出し、複数の文字領域について、当該文字領域の位置及び大きさと、文字認識結果と、を取得し、画像における第一文字領域を探索して特定し、特定した第一文字領域に基づいて第二文字領域を探索して特定し、特定した第二文字領域に基づいて第三文字領域を探索して特定し、第一文字領域、第二文字領域及び第三文字領域を行とするときの各文字領域の並び方向を特定し、第一文字領域、第二文字領域及び第三文字領域の文字認識結果を、特定された並び方向に従って並べた、行としての読み取り結果を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力される画像データの画像に含まれる文字を認識するAIモデルを実行する制御部を備える画像検査装置であって、
前記制御部は、
前記AIモデルを実行して複数の文字領域を検出し、当該複数の文字領域について、当該文字領域の位置及び大きさと、文字認識結果と、を取得し、
前記画像における第一文字領域を探索して特定し、特定した前記第一文字領域に基づいて第二文字領域を探索して特定し、特定した前記第二文字領域に基づいて第三文字領域を探索して特定し、前記第一文字領域、前記第二文字領域及び前記第三文字領域を行とするときの各文字領域の並び方向を特定し、前記第一文字領域、前記第二文字領域及び前記第三文字領域の文字認識結果を、特定された並び方向に従って並べた、前記行としての読み取り結果を出力する、画像検査装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像検査装置において、
前記制御部は、
前記第一文字領域における第一軸方向の第一位置を特定し、
前記第二文字領域を探索する際に、前記第一軸方向とは異なる第二軸方向において前記第一位置を前記第一軸方向に含む第二文字領域を特定し、
前記第二文字領域における前記第一軸方向の第二位置を特定し、
前記第三文字領域を探索する際に、前記第二軸方向において前記第二位置を前記第一軸方向に含む第三文字領域を特定する、画像検査装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像検査装置において、
文字領域を検出する検出範囲の指定を受け付ける受付部を備え、
前記制御部は、前記AIモデルを実行して前記受付部で受け付けられた前記検出範囲内で複数の前記文字領域を検出する、画像検査装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像検査装置において、
前記制御部は、前記第二文字領域として特定可能な文字領域が複数ある場合、複数の文字領域のうち、上下方向について前記第一文字領域に最も近い文字領域を前記第二文字領域として特定する、画像検査装置。
【請求項5】
請求項3に記載の画像検査装置において、
前記制御部は、
前記画像における第一文字領域を探索して特定し、特定した前記第一文字領域に基づいて第二文字領域を探索して特定し、特定した前記第二文字領域に基づいて第三文字領域を探索して特定し、前記第一文字領域、前記第二文字領域及び前記第三文字領域を行として扱う第一のモードと、
前記画像における第一文字領域を探索して特定し、特定した前記第一文字領域に基づいて複数の文字領域を探索して特定し、前記第一文字領域と前記複数の文字領域とを行として扱う第二のモードと、に切替可能に構成されている、画像検査装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像検査装置において、
前記受付部は、前記第一軸方向についてサーチ範囲の指定を受け付け、
前記制御部は、前記第一のモード時に、前記受付部で受け付けられた前記サーチ範囲内で前記第一文字領域、前記第二文字領域及び前記第三文字領域を探索する、画像検査装置。
【請求項7】
請求項5に記載の画像検査装置において、
前記受付部は、前記第二軸方向についてサーチ範囲の指定を受け付け、
前記制御部は、前記第一のモード時に、前記受付部で受け付けられた前記サーチ範囲内で前記第一文字領域、前記第二文字領域及び前記第三文字領域を探索する、画像検査装置。
【請求項8】
請求項1に記載の画像検査装置において、
文字の読み取り方向の設定を受け付ける設定部を備え、
前記制御部は、前記設定部で受け付けられた言語の情報に基づいて文字認識結果の並び方向を設定する、画像検査装置。
【請求項9】
請求項1に記載の画像検査装置において、
前記制御部は、文字領域の文字認識結果に基づいて、探索時の文字領域の上下方向の寸法を補正する、画像検査装置。
【請求項10】
請求項1に記載の画像検査装置において、
前記制御部は、第一の行として扱われる文字領域群と、第二の行として扱われる文字領域群とを特定し、
前記第一の行として扱われる文字領域群と、前記第二の行として扱われる文字領域群とを異なる態様で表示する表示部を備える、画像検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像検査装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている画像検査システムは、カメラにより生成された画像に対してOCR(文字認識)処理を実行可能に構成されている。画像検査システムにおけるOCR処理は、特許文献1に開示されるような刻印検査等の目的で実施されるため、OCRによる文字読み取り結果は、その文字列が検査条件を満たすか否かの判定に用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2024-4269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、OCR処理を実行する際には、OCR対象の各文字領域が、検査条件の検証対象として正しく認識されている必要がある。その理由は、読み取り結果が正しくても、その文字領域の位置が違う、文字の並べ方が違う、となると、検査結果が安定しないからである。
【0005】
ここで、画像視野内から文字領域を正しく特定する方法として、位置補正ツールを用いる方法があるが、形状が定まらない軟包装上の印字等のように、位置補正ツールで文字領域を特定しにくいワークが存在する。このようなワーク特性による画像態様の変化に対するロバスト性を向上するために、AIモデルを使って各文字領域を特定する方法が考えられる。AIモデルを使う場合、各文字領域を特定できたとしても、特定された各文字領域を、検査条件に合わせて正しく並べて文字列にする必要がある、という課題がある。
【0006】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、文字領域を正しく並べて検査に適した文字列を自動で形成できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の一態様では、入力される画像データの画像に含まれる文字を認識するAIモデルを実行する制御部を備える画像検査装置を前提とすることができる。前記制御部は、前記AIモデルを実行して複数の文字領域を検出し、当該複数の文字領域について、当該文字領域の位置及び大きさと、当該文字認識結果と、を取得し、前記画像における第一文字領域を探索して特定し、特定した前記第一文字領域に基づいて第二文字領域を探索して特定し、特定した前記第二文字領域に基づいて第三文字領域を探索して特定し、前記第一文字領域、前記第二文字領域及び前記第三文字領域を行とするときの各文字領域の並び方向を特定し、前記第一文字領域、前記第二文字領域及び前記第三文字領域の文字認識結果を、特定された並び方向に従って並べた、前記行としての読み取り結果を出力することができる。
【0008】
この構成によれば、第一文字領域が特定されると、第一文字領域に基づいて第二文字領域が特定され、第二文字領域が特定されると、第二文字領域に基づいて第三文字領域が特定される。そして、第一文字領域、第二文字領域及び第三文字領域の文字認識結果が、第一文字領域、第二文字領域及び第三文字領域によって形成される行の読み取り結果として出力されるので、文字領域が正しく並んだ文字列に基づいて検査を実行することが可能になる。尚、特定した前記第三文字領域に基づいて第四文字領域を探索して特定することもでき、特定する文字領域の数は特に限定されない。例えば第四文字領域を特定した場合、前記第一文字領域、前記第二文字領域、前記第三文字領域及び前記第四文字領域を行として扱い、前記第一文字領域、前記第二文字領域、前記第三文字領域及び前記第四文字領域の文字認識結果を、指定された並び方向に従って並べた、前記行としての読み取り結果を出力することができる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、例えば第一文字領域、第二文字領域及び第三文字領域を行として扱い、指定された並び方向に従って文字認識結果を並べて、行の読み取り結果を出力するので、文字領域を正しく並べて文字列を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る画像検査装置の構成を示す模式図である。
画像検査装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
画像検査装置の設定時の処理の一例を示すフローチャートである。
画像検査装置の運用時の処理の一例を示すフローチャートである。
低背の文字の文字高さの補正を説明する図である。
行ごとのクラスタリング処理の詳細処理を示すフローチャートである。
第一のモードに係る文字領域の特定処理を説明する概念図である。
第一のモードに係る文字領域の特定処理の別の例を説明する概念図である。
第二のモードに係る文字領域の特定処理を説明する概念図である。
複数行の表示形態を示す図である。
上の行と下の行の判別を容易にする表示形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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