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公開番号2025140744
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040309
出願日2024-03-14
発明の名称通信装置、画像処理装置、及びそれらのためのコンピュータプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約【課題】通信装置が画像処理装置に画像処理を実行させるための新規な技術を提供すること。
【解決手段】通信装置は、Wi-Fi規格の第1の方式に従って、通信装置と同じWi-Fiネットワークに現在所属していない画像処理装置を検索する検索部と、検索で見つかったM個の画像処理装置のそれぞれについて、画像処理装置と前記通信装置との間の距離を特定する特定部と、M個の画像処理装置のそれぞれの距離に基づいて、M個の画像処理装置のうちのN個の画像処理装置を識別するN個の識別情報を出力部に出力させる出力制御部と、特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、Wi-Fi規格の第2の方式に従って、特定の画像処理装置と同じWi-Fiネットワークに所属する所属部と、Wi-Fiネットワークを利用して、画像処理の実行を指示する処理指示を前記特定の画像処理装置に送信する指示送信部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
通信装置であって、
Ｗｉ－Ｆｉ規格に従ったＷｉ－Ｆｉ通信を実行するためのＷｉ－Ｆｉインターフェースと、
前記Ｗｉ－Ｆｉ規格の第１の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記通信装置の周囲に存在する画像処理装置であって、前記通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない前記画像処理装置を検索する検索部と、
前記検索で見つかったＭ個（前記Ｍは１以上の整数）の前記画像処理装置のそれぞれについて、当該画像処理装置と前記通信装置との間の距離を特定する特定部と、
前記Ｍ個の画像処理装置のそれぞれの前記距離に基づいて、前記Ｍ個の画像処理装置のうちのＮ個（前記Ｎは１以上前記Ｍ以下の整数）の画像処理装置を識別するＮ個の識別情報を出力部に出力させる出力制御部と、
前記Ｎ個の識別情報のうちの特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、前記第１の方式とは異なる前記Ｗｉ－Ｆｉ規格の第２の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記特定の識別情報によって識別される特定の画像処理装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに所属する所属部と、
前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記Ｗｉ－Ｆｉネットワークを利用して、画像処理の実行を指示する処理指示を前記特定の画像処理装置に送信する指示送信部と、
を備える、通信装置。
続きを表示（約 2,100 文字）【請求項２】
前記第１の方式は、Ｗｉ－ＦｉＡｗａｒｅ方式である、請求項１に記載の通信装置。
【請求項３】
前記第２の方式は、前記通信装置及び前記特定の画像処理装置とは異なるアクセスポイントを利用する方式である通常Ｗｉ－Ｆｉ方式と、Ｗｉ－ＦｉＤｉｒｅｃｔ方式と、ＳｏｆｔＡＰ方式と、のいずれかである、請求項１に記載の通信装置。
【請求項４】
前記特定部は、前記画像処理装置から送信される第１の信号の通信に関する時刻と、前記画像処理装置に送信される第２の信号の通信に関する時刻と、を利用して、当該画像処理装置と前記通信装置との間の距離を特定する、請求項１に記載の通信装置。
【請求項５】
前記検索部は、ＯＳＩ参照モデルのネットワーク層以上の通信を実行することなく、前記通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない前記画像処理装置を検索する請求項１に記載の通信装置。
【請求項６】
特定の画像処理装置であって、
画像処理実行部と、
Ｗｉ－Ｆｉ規格に従ったＷｉ－Ｆｉ通信を実行するためのＷｉ－Ｆｉインターフェースと、
前記特定の画像処理装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない通信装置から、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記Ｗｉ－Ｆｉ方式の第１の方式に従った検索信号が受信される場合に、前記第１の方式に従った応答信号を前記通信装置に送信する応答送信部であって、前記通信装置において、前記特定の画像処理装置を含むＭ個（前記Ｍは１以上の整数）の画像処理装置のそれぞれから送信される前記応答信号に基づいて、前記Ｍ個の画像処理装置のうちのＮ個（前記Ｎは１以上前記Ｍ以下の整数）の画像処理装置を識別するＮ個の識別情報が出力される、前記応答送信部と、
前記Ｎ個の識別情報の中から前記特定の画像処理装置を識別する特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、前記第１の方式とは異なる前記Ｗｉ－Ｆｉ方式の第２の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに所属する所属部と、
前記通信装置から、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記Ｗｉ－Ｆｉネットワークを利用して、画像処理の実行を指示する処理指示を受信する指示受信部と、
前記通信装置から前記処理指示が受信される場合に、前記画像処理を前記画像処理実行部に実行させる画像処理制御部と、
を備える、特定の画像処理装置。
【請求項７】
前記第１の方式は、Ｗｉ－ＦｉＡｗａｒｅ方式である、請求項６に記載の特定の画像処理装置。
【請求項８】
前記第２の方式は、前記通信装置及び前記特定の画像処理装置とは異なるアクセスポイントを利用する方式である通常Ｗｉ－Ｆｉ方式と、Ｗｉ－ＦｉＤｉｒｅｃｔ方式と、ＳｏｆｔＡＰ方式と、のいずれかである、請求項６に記載の特定の画像処理装置。
【請求項９】
前記検索信号及び前記応答信号のそれぞれは、ＯＳＩ参照モデルのネットワーク層よりも下位層の信号である、請求項６に記載の特定の画像処理装置。
【請求項１０】
通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置は、
Ｗｉ－Ｆｉ規格に従ったＷｉ－Ｆｉ通信を実行するためのＷｉ－Ｆｉインターフェースと、
コンピュータと、
を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、以下の各部、即ち、
前記Ｗｉ－Ｆｉ規格の第１の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記通信装置の周囲に存在する画像処理装置であって、前記通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない前記画像処理装置を検索する検索部と、
前記検索で見つかったＭ個（前記Ｍは１以上の整数）の前記画像処理装置のそれぞれについて、当該画像処理装置と前記通信装置との間の距離を特定する特定部と、
前記Ｍ個の画像処理装置のそれぞれの前記距離に基づいて、前記Ｍ個の画像処理装置のうちのＮ個（前記Ｎは１以上前記Ｍ以下の整数）の画像処理装置を識別するＮ個の識別情報を出力部に出力させる出力制御部と、
前記Ｎ個の識別情報のうちの特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、前記第１の方式とは異なる前記Ｗｉ－Ｆｉ規格の第２の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記特定の識別情報によって識別される特定の画像処理装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに所属する所属部と、
前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記Ｗｉ－Ｆｉネットワークを利用して、画像処理の実行を指示する処理指示を前記特定の画像処理装置に送信する指示送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、通信装置が画像処理装置に画像処理を実行させる技術に関する。
続きを表示（約 2,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１の端末装置は、印刷を実行させる候補である複数のプリンタのそれぞれについて、端末装置と各プリンタとの間の距離を取得する。端末装置は、端末装置との距離が短いプリンタを優先的に抽出して、抽出されたプリンタに印刷を実行させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－１４６２０２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本明細書では、通信装置が画像処理装置に画像処理を実行させるための新規な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本明細書は、通信装置を開示する。通信装置は、Ｗｉ－Ｆｉ規格に従ったＷｉ－Ｆｉ通信を実行するためのＷｉ－Ｆｉインターフェースと、前記Ｗｉ－Ｆｉ規格の第１の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記通信装置の周囲に存在する画像処理装置であって、前記通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない前記画像処理装置を検索する検索部と、前記検索で見つかったＭ個（前記Ｍは１以上の整数）の前記画像処理装置のそれぞれについて、当該画像処理装置と前記通信装置との間の距離を特定する特定部と、前記Ｍ個の画像処理装置のそれぞれの前記距離に基づいて、前記Ｍ個の画像処理装置のうちのＮ個（前記Ｎは１以上前記Ｍ以下の整数）の画像処理装置を識別するＮ個の識別情報を出力部に出力させる出力制御部と、前記Ｎ個の識別情報のうちの特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、前記第１の方式とは異なる前記Ｗｉ－Ｆｉ規格の第２の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記特定の識別情報によって識別される特定の画像処理装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに所属する所属部と、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記Ｗｉ－Ｆｉネットワークを利用して、画像処理の実行を指示する処理指示を前記特定の画像処理装置に送信する指示送信部と、を備えてもよい。
【０００６】
上記の構成によると、通信装置は、Ｗｉ－Ｆｉ規格の第１の方式に従って、通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない画像処理装置を検索して、Ｍ個の画像処理装置のそれぞれの距離に基づいてＮ個の識別情報を出力する。そして、通信装置は、Ｎ個の識別情報の中から特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、Ｗｉ－Ｆｉ規格の第２の方式に従って、特定の識別情報によって識別される特定の画像処理装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに所属して、処理指示を特定の画像処理装置に送信する。このように、通信装置が画像処理装置に画像処理を実行させるための新規な技術が実現される。
【０００７】
本明細書は、特定の画像処理装置も開示する。特定の画像処理装置は、画像処理実行部と、Ｗｉ－Ｆｉ規格に従ったＷｉ－Ｆｉ通信を実行するためのＷｉ－Ｆｉインターフェースと、前記特定の画像処理装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない通信装置から、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記Ｗｉ－Ｆｉ方式の第１の方式に従った検索信号が受信される場合に、前記第１の方式に従った応答信号を前記通信装置に送信する応答送信部であって、前記通信装置において、前記特定の画像処理装置を含むＭ個（前記Ｍは１以上の整数）の画像処理装置のそれぞれから送信される前記応答信号に基づいて、前記Ｍ個の画像処理装置のうちのＮ個（前記Ｎは１以上前記Ｍ以下の整数）の画像処理装置を識別するＮ個の識別情報が出力される、前記応答送信部と、前記Ｎ個の識別情報の中から前記特定の画像処理装置を識別する特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、前記第１の方式とは異なる前記Ｗｉ－Ｆｉ方式の第２の方式に従って、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに所属する所属部と、前記通信装置から、前記Ｗｉ－Ｆｉインターフェースを介して、前記Ｗｉ－Ｆｉネットワークを利用して、画像処理の実行を指示する処理指示を受信する指示受信部と、前記通信装置から前記処理指示が受信される場合に、前記画像処理を前記画像処理実行部に実行させる画像処理制御部と、を備えてもよい。
【０００８】
上記の構成によると、特定の画像処理装置は、特定の画像処理装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに現在所属していない通信装置から、Ｗｉ－Ｆｉ規格の第１の方式に従って、検索信号を受信する場合に、応答信号を通信装置に送信する。その後、通信装置において、Ｎ個の識別情報の中から特定の画像処理装置を識別する特定の識別情報がユーザによって選択される場合に、特定の画像処理装置は、Ｗｉ－Ｆｉ規格の第２の方式に従って、通信装置と同じＷｉ－Ｆｉネットワークに所属し、通信装置から処理指示を受信して、画像処理を画像処理実行部に実行させる。このように、通信装置が画像処理装置に画像処理を実行させるための新規な技術が実現される。
【０００９】
上記の通信装置を実現するためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、及び、通信装置によって実行される方法も、新規で有用である。また、上記の特定の画像処理装置を実現するためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、及び、特定の画像処理装置によって実行される方法も、新規で有用である。また、上記の通信装置と上記の特定の画像処理装置とを備えるシステムも、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
通信システムの概略を示す図である。
通信システムを構成する各デバイスのハード構成を示す図である。
各デバイス間で実行される処理のシーケンス図である。
図３の続きのシーケンス図である。
距離測定処理のシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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