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公開番号2025137504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025088845,2023521104
出願日2025-05-28,2022-10-12
発明の名称青色光遮断コンタクトレンズ及びその製造方法
出願人ペガヴィジョン コーポレーション,PEGAVISION CORPORATION
代理人弁理士法人葛和国際特許事務所
主分類G02C 7/04 20060101AFI20250911BHJP(光学)
要約【課題】本発明は、異なる組成物を硬化させることで形成される2種類の青色光遮断コンタクトレンズを提供する。また、上記コンタクトレンズの製造方法を提供する。
【解決手段】第1種の組成物は、第1の親水性モノマーと黄色染料とが混合されてなるか又は反応してなる青色光遮断成分と、第2の親水性モノマーと、緑色染料、シアン染料、青色染料、オレンジ色染料、赤色染料、黒色染料又はそれらの組み合わせを含む第1の有色染料とが混合されてなるか又は反応してなる第1の有色染料成分と、少なくとも1つの第3の親水性モノマーと、架橋剤と、開始剤と、を含む。第2種の組成物は、グリセリンモノメタクリレートと黄色染料とが混合されてなるか又は反応してなる青色光遮断成分と、少なくとも1つの親水性モノマーと、架橋剤と、開始剤と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
組成物を硬化させることで形成される青色光遮断コンタクトレンズであって、前記組成物は、
第1の親水性モノマーと黄色染料とが混合されてなるか又は反応してなる青色光遮断成分と、
第2の親水性モノマーと、緑色染料、シアン染料、青色染料、オレンジ色染料、赤色染料、黒色染料又はそれらの組み合わせを含む第1の有色染料とが混合されてなるか又は反応してなる第1の有色染料成分と、
少なくとも1つの第3の親水性モノマーと、
架橋剤と、
開始剤と、
を含む青色光遮断コンタクトレンズ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1の親水性モノマー、前記第2の親水性モノマー及び前記第3の親水性モノマーは、独立してN-ビニルピロリドン、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、グリセロールメタクリレート、グリセリンモノメタクリレート、メタクリル酸、アクリル酸、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N-ビニル-N-メチルアセトアミド、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及び2-ヒドロキシブチルメタクリレートからなる群から選択される請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項3】
組成物は、第4の親水性モノマーと、緑色染料、シアン染料、青色染料、オレンジ色染料、赤色染料、黒色染料又はそれらの組み合わせを含む第2の有色染料とが混合されてなるか又は反応してなる第2の有色染料成分を更に含む請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項4】
前記第4の親水性モノマーは、N-ビニルピロリドン、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、グリセロールメタクリレート、グリセリンモノメタクリレート、メタクリル酸、アクリル酸、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N-ビニル-N-メチルアセトアミド、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及び2-ヒドロキシブチルメタクリレートからなる群から選択される請求項3に記載のコンタクトレンズ。
【請求項5】
前記組成物100wt%で、前記黄色染料は、0.01wt%~2wt%であり、前記第1の有色染料は、0.01wt%~2wt%である請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項6】
前記黄色染料は、0.01重量部~2重量部であり、前記第1の有色染料は、0重量部より大きく2重量部以下である請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項7】
前記黄色染料と前記第1の親水性モノマーとの重量比は、1:0.1~1:10である請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項8】
前記第1の有色染料と前記第2の親水性モノマーとの重量比は、1:0.1~1:10である請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項9】
前記黄色染料は、リアクティブイエロー15、リアクティブイエロー86及びリアクティブイエロー83からなる群から選択される請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項10】
前記第1の有色染料は、エチレン系重合性基、スルホン酸基、スルホニル基、スルホン酸塩基、アミド基又はそれらの組み合わせを有する請求項1に記載のコンタクトレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示内容は、眼科用製品及びその製造方法に関し、特に、青色光遮断コンタクトレンズ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、3C製品の盛んな発展に伴い、携帯電話のスクリーン、フラットパネルディスプレイ、コンピュータのスクリーン、発光ダイオードランプ(light-emitting diode lamp;LED lamp)ランプ等の多くのスマートデバイスは、人々の生活に広く適用されている。しかしながら、これらのスマートデバイスのバックライトの光源に青色光が含まれ、人の目で青色光を長時間直視すると、網膜に傷害を与えることがなる。
【0003】
波長380ナノメートル~500ナノメートルの青色光は、波長が短く、大きいエネルギーを有し、他の波長を有する光線よりも目に傷害を与えやすく、特に網膜を損傷しやすい。網膜は、視覚を生成するために常に光化学反応を行う必要があり、反応過程で酸素ガスを消費する必要があり、青色光の刺激により、多くのラジカルが生成して細胞に傷害を与えやすくなる。また、網膜の光受容細胞の細胞膜内に多くの脂肪酸が含有され、青色光の刺激により、またラジカルが生成して網膜細胞の損傷又は死亡を招きやすくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、市販の抗青色光レンズの多くは、黄色となり、抗青色光機能を有するものの、美観性が好ましくない。消費者が抗青色光レンズを着用する時、眼輪部(角膜強膜接触部、角強膜輪部)に黄疸病態感となるため、消費者の着用意欲が低下する。これに鑑み、現在、青色光を遮断できるとともに美観性を有する抗青色光レンズを開発してその商業的価値を高めることは、急務となっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示内容では、組成物を硬化させることで形成される青色光遮断コンタクトレンズであって、組成物は、第1の親水性モノマーと黄色染料とが混合されてなるか又は反応してなる青色光遮断成分と、第2の親水性モノマーと、緑色染料、シアン染料、青色染料、オレンジ色染料、赤色染料、黒色染料又はそれらの組み合わせを含む第1の有色染料とが混合されてなるか又は反応してなる第1の有色染料成分と、少なくとも1つの第3の親水性モノマーと、架橋剤と、開始剤と、を含む青色光遮断コンタクトレンズを提供する。
【0006】
幾つかの実施形態において、第1の親水性モノマー、第2の親水性モノマー及び第3の親水性モノマーは、独立してN-ビニルピロリドン(N-vinylpyrrolidone;NVP)、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(2-hydroxyethyl methacrylate;HEMA)、グリセロールメタクリレート(glycidyl methacrylate;GMA)、グリセリンモノメタクリレート(glycerol monomethacrylate;GMMA)、メタクリル酸(methacrylic acid)、アクリル酸(acrylic acid)、N,N-ジメチルアクリルアミド(N,N-dimethyl acrylamide;DMA)、N,N-ジエチルアクリルアミド(N,N-diethyl acrylamide)、N-ビニル-N-メチルアセトアミド(N-vinyl-N-methyl acetamide)、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(2-methacryloyloxyethyl phosphorylcholine)及び2-ヒドロキシブチルメタクリレート(2-hydroxybutyl methacrylate)からなる群から選択される。
【0007】
幾つかの実施形態において、組成物は、第4の親水性モノマーと、緑色染料、シアン染料、青色染料、オレンジ色染料、赤色染料、黒色染料又はそれらの組み合わせを含む第2の有色染料とが混合されてなるか又は反応してなる第2の有色染料成分を更に含む。
【0008】
幾つかの実施形態において、第4の親水性モノマーは、N-ビニルピロリドン、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、グリセロールメタクリレート、グリセリンモノメタクリレート、メタクリル酸、アクリル酸、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N-ビニル-N-メチルアセトアミド、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及び2-ヒドロキシブチルメタクリレートからなる群から選択される。
【0009】
幾つかの実施形態において、組成物100wt%で、黄色染料は、0.01wt%~2wt%であり、第1の有色染料は、0.01wt%~2wt%である。
【0010】
幾つかの実施形態において、黄色染料は、0.01重量部~2重量部であり、第1の有色染料は、0重量部より大きく2重量部以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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