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公開番号
2025137211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024036279
出願日
2024-03-08
発明の名称
ネットワークシステム
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
41/06 20220101AFI20250911BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信メッセージの送信元の末端装置が直接接続されていない中継装置で通信メッセージの消失が発生した場合であっても、その通信メッセージの消失を送信元の末端装置に伝えること。
【解決手段】ゲートウェイECU10、20、30は、通信メッセージの消失の有無を監視する。通信メッセージの消失が検出されると、各ゲートウェイECUは、消失した通信メッセージを特定するための情報、及びいずれのゲートウェイECUにて通信メッセージが消失したかを示す消失位置情報を含む、通信メッセージの消失を通知するための消失通知用メッセージを生成し、消失した通知メッセージを受信した受信バスへ送信する。消失通知用メッセージを受信したゲートウェイECUは、消失した通知メッセージを受信した受信バスへ、消失通知用メッセージを中継する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の中継装置(10、20、30)を介して、末端装置(11、21、31)同士が通信メッセージを送受信するネットワークシステム(100)であって、
複数の前記中継装置は、それぞれ、
前記通信メッセージを中継する際に、前記通信メッセージの消失の有無を監視する監視部(106)と、
前記監視部によって前記通信メッセージの消失が検出されると、前記通信メッセージの消失を通知するための消失通知用メッセージを生成する生成部(107)と、を備え、
複数の前記中継装置は、消失した通知メッセージを受信した受信バスへ、前記消失通知用メッセージを送信又は中継する、ネットワークシステム。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記消失通知用メッセージは、消失した前記通信メッセージに紐付けられる情報を含む、請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項3】
前記消失通知用メッセージは、前記通信メッセージの消失が、複数の前記中継装置の中のいずれの中継装置において生じたかを示す情報を含む、請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項4】
前記監視部は、前記消失通知用メッセージの消失の有無も監視し、
複数の前記中継装置は、それぞれ、前記通信メッセージ及び/又は前記消失通知用メッセージが消失した回数を計測し、その計測回数が所定の回数閾値以上となった場合、異常発生を検出する異常検出部(108)をさらに備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項5】
前記異常検出部は、異常発生を記録することに加え、消失したメッセージの種別と、消失した回数とを記録する、請求項4に記載のネットワークシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の中継装置を介して、末端装置同士が通信メッセージを送受信するネットワークシステムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、車載ネットワークにおいて、ゲートウェイ装置(中継装置)が、伝送路を介した正常な通信が不能となった時に、CAN通信で規定された標準的なエラー管理機能(送信エラーカウンタ、受信エラーカウンタ、バスオフなどのエラー状態)とフレームの送信可否の情報に基づき、伝送路異常の状態(伝送路断線/伝送路ショート:レセッシブ固着/伝送路ショート:ドミナント固着/ノイズによる通信不能状態)を識別することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6176199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、中継装置にて通信メッセージの送信が滞留し、滞留時間が所定時間を上回ると、通信メッセージが破棄されることも起こり得る。この際、特許文献1に記載されるように、ネットワーク内の中継装置が1つだけであれば、中継装置は、容易に送信元のノード(末端装置)へ通信メッセージの消失を通知することが可能である。そして、送信元の末端装置は、通信メッセージが消失したとの通知に基づき、必要に応じて、通信メッセージを再送することができる。
【0005】
しかしながら、近年の車載ネットワークのようにネットワークが大規模化されるのに伴い、ネットワーク内に、相互に接続される複数の中継装置が設けられるケースも増えつつある。このようなケースでは、通信メッセージを送信した末端装置が直接接続されていない中継装置で通信メッセージの消失が発生すると、通信メッセージが消失したことを、通信メッセージを送信した末端装置に知らせることが困難になるとの問題が生じる。
【0006】
本開示は、上述した点に鑑みてなされたものであり、通信メッセージの送信元の末端装置が直接接続されていない中継装置で通信メッセージの消失が発生した場合であっても、その通信メッセージの消失を送信元の末端装置に伝えることが可能なネットワークシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示によるネットワークシステム(100)は、複数の中継装置(10、20、30)を介して、末端装置(11、21、31)同士が通信メッセージを送受信するネットワークシステムであって、
複数の中継装置は、それぞれ、
通信メッセージを中継する際に、通信メッセージの消失の有無を監視する監視部(106)と、
監視部によって通信メッセージの消失が検出されると、通信メッセージの消失を通知するための消失通知用メッセージを生成する生成部(107)と、を備え、
複数の中継装置は、消失した通知メッセージを受信した受信バスへ、消失通知用メッセージを送信又は中継するように構成される。
【0008】
上記の構成により、それぞれの中継装置にて、通信メッセージの消失の有無が監視される。そして、通信メッセージの消失が検出されると、通信メッセージの消失を通知するための消失通知用メッセージが生成される。各中継装置は、消失した通知メッセージを受信した受信バスへ、消失通知用メッセージを送信又は中継する。その結果、消失通知用メッセージが、通信メッセージの送信元の末端装置へ送信される。従って、通信メッセージの送信元の末端装置が直接接続されていない中継装置で通信メッセージの消失が発生した場合であっても、消失通知用メッセージの受信により、送信元の末端装置は、通信メッセージの消失を確認することが可能となる。
【0009】
上記括弧内の参照番号は、本開示の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本開示の範囲を制限することを意図したものではない。
【0010】
また、上記した本開示の特徴以外の、特許請求の範囲の各請求項に記載した技術的特徴に関しては、後述する実施形態の説明及び添付図面から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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