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公開番号
2025137018
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035985
出願日
2024-03-08
発明の名称
CO2回収装置、CO2回収方法、及び、制御プログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
B01D
53/14 20060101AFI20250911BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】消費エネルギーを増大させることなく効率良くCO2を回収することが可能なCO2回収装置、CO2回収方法、及び、制御プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示にかかるCO2回収装置は、吸着部によるCO2の吸着、及び、回収部によるCO2の脱離、を交互に繰り返すCO2回収装置であって、吸着部によるCO2の吸着量、及び、回収部によるCO2の脱離量、を計測する計測部と、吸着部によるCO2の吸着、及び、回収部によるCO2の脱離、を交互に3サイクル以上繰り返した場合の、少なくとも1~3サイクル目のそれぞれのCO2吸着体に吸着しているCO2の残留率の平均が40.9%~80.6%の範囲内を示すように、回収部によるCO2の脱離量を制御する、制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アミノ基を含むCO2吸着剤と、当該CO2吸着剤を担持した複数の多孔質担体と、によって構成されるCO2吸着体を有し、外部から供給された気体に含まれるCO2を前記CO2吸着体に吸着させる吸着部と、
前記吸着部をCO2の吸着時よりも高い温度に調整することにより、前記CO2吸着体に吸着したCO2を当該CO2吸着体から脱離させて回収する回収部と、
を備え、
前記吸着部によるCO2の吸着、及び、前記回収部によるCO2の脱離、を交互に繰り返すCO2回収装置であって、
前記吸着部によるCO2の吸着量、及び、前記回収部によるCO2の脱離量、を計測する計測部と、
前記吸着部によるCO2の吸着、及び、前記回収部によるCO2の脱離、を交互に3サイクル以上繰り返した場合の、少なくとも1~3サイクル目のそれぞれの前記CO2吸着体に吸着しているCO2の残留率の平均が40.9%~80.6%の範囲内を示すように、前記回収部によるCO2の脱離量を制御する、制御部と、
を備えた、CO2回収装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記CO2の残留率は、前記回収部によるCO2の脱離前に前記CO2吸着体に吸着していたCO2の量に対する、前記回収部によるCO2の脱離後に前記CO2吸着体に吸着しているCO2の量の割合、である、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項3】
各サイクルの前記吸着部によるCO2の吸着条件を同一条件に設定し、且つ、各サイクルの前記回収部によるCO2の脱離条件を同一条件に設定する、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項4】
前記吸着部によるCO2の吸着、及び、前記回収部によるCO2の脱離、を交互に5サイクル以上繰り返す、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項5】
前記回収部は、さらに、前記吸着部をCO2の吸着時よりも低い圧力に調整することにより、前記CO2吸着体に吸着したCO2を当該CO2吸着体から脱離させて回収するように構成されている、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項6】
前記回収部は、さらに、前記吸着部をCO2の吸着時よりも高い湿度に調整することにより、前記CO2吸着体に吸着したCO2を当該CO2吸着体から脱離させて回収するように構成されている、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項7】
前記複数の多孔質担体は、平均細孔径が2nm~200nmの複数の孔を有し、且つ、ハニカム形状を有する基材に塗布されている、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項8】
前記複数の多孔質担体は、平均細孔径が2nm~200nmの複数の孔を有し、且つ、ペレット形状を有する、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項9】
前記複数の多孔質担体は、シリカ及びアルミナの何れかを主成分とする、
請求項1に記載のCO2回収装置。
【請求項10】
前記CO2吸着剤は、ポリエチレンイミン、メチル化ポリエチレンイミン、イソプロピル化ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、ペンタエチレンヘキサミン、メチル化ペンタエチレンヘキサミン、イソプロピル化ペンタエチレンヘキサミン、テトラエチレンペンタミン、メチル化テトラエチレンペンタミン、及び、イソプロピル化テトラエチレンペンタミンの何れかを含むポリアミン、又は、前記ポリアミンを含有するアミノ基含有化合物である、
請求項1に記載のCO2回収装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、CO2回収装置、CO2回収方法、及び、制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
大気中からCO2(二酸化炭素)を回収するCO2回収装置の開発が進められている。例えば、特許文献1には、排ガスの流量及び排ガス中の二酸化炭素濃度から排ガス中の二酸化炭素流量を定め、該二酸化炭素流量に対する二酸化炭素吸着塔に供給する再生アミン吸着液流量の比率を一定に調節し、アミン吸着液流量に対する加熱器のスチーム流量の比率を一定に調節する排煙脱炭酸設備が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3212524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された設備では、CO2の回収効率を高めるために、CO2を吸着した吸着液から当該CO2を脱離させる際に設定される脱離温度を高くすると、消費エネルギーが増大してしまう、という課題があった。
【0005】
本開示は、以上の背景に鑑みなされたものであり、消費エネルギーを増大させることなく効率良くCO2を回収することが可能なCO2回収装置、CO2回収方法、及び、制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかるCO2回収装置は、アミノ基を含むCO2吸着剤と、当該CO2吸着剤を担持した複数の多孔質担体と、によって構成されるCO2吸着体を有し、外部から供給された気体に含まれるCO2を前記CO2吸着体に吸着させる吸着部と、前記吸着部をCO2の吸着時よりも高い温度に調整することにより、前記CO2吸着体に吸着したCO2を当該CO2吸着体から脱離させて回収する回収部と、を備え、前記吸着部によるCO2の吸着、及び、前記回収部によるCO2の脱離、を交互に繰り返すCO2回収装置であって、前記吸着部によるCO2の吸着量、及び、前記回収部によるCO2の脱離量、を計測する計測部と、前記吸着部によるCO2の吸着、及び、前記回収部によるCO2の脱離、を交互に3サイクル以上繰り返した場合の、少なくとも1~3サイクル目のそれぞれの前記CO2吸着体に吸着しているCO2の残留率の平均が40.9%~80.6%の範囲内を示すように、前記回収部によるCO2の脱離量を制御する、制御部と、を備える。このCO2回収装置は、脱離温度を必要以上に高くすることなく効率良くCO2を回収することができる。つまり、このCO2回収装置は、脱離温度に起因する消費エネルギーを増大させることなく効率良くCO2を回収することができる。
【0007】
前記CO2の残留率は、前記回収部によるCO2の脱離前に前記CO2吸着体に吸着していたCO2の量に対する、前記回収部によるCO2の脱離後に前記CO2吸着体に吸着しているCO2の量の割合、である。
【0008】
各サイクルの前記吸着部によるCO2の吸着条件を同一条件に設定し、且つ、各サイクルの前記回収部によるCO2の脱離条件を同一条件に設定してもよい。
【0009】
前記吸着部によるCO2の吸着、及び、前記回収部によるCO2の脱離、を交互に5サイクル以上繰り返してもよい。
【0010】
前記回収部は、さらに、前記吸着部をCO2の吸着時よりも低い圧力に調整することにより、前記CO2吸着体に吸着したCO2を当該CO2吸着体から脱離させて回収するように構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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