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公開番号
2025134709
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025086333,2024516321
出願日
2025-05-23,2023-04-21
発明の名称
レジスト下層膜形成用組成物
出願人
日産化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/11 20060101AFI20250909BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】下層膜組成物を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される繰り返し単位(1)及び前記繰り返し単位(1)以外の繰り返し単位(2)を有するポリマーと、溶剤とを含有し、前記ポリマーを含むポリマー溶液における前記ポリマーの平均粒径が、50nm以下である、レジスト下層膜形成用組成物。
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(式(1)中、R
1
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される繰り返し単位(1)及び前記繰り返し単位(1)以外の繰り返し単位(2)を有するポリマーと、溶剤とを含有し、
前記ポリマーを含むポリマー溶液における前記ポリマーの平均粒径が、20nm以下であり
前記繰り返し単位(2)が、下記式(2A-1)で表される繰り返し単位(2A-1)及び下記式(2A-2)で表される繰り返し単位(2A-2)を含む、
レジスト下層膜形成用組成物。
TIFF
2025134709000040.tif
48
63
(式(1)中、R
1
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表し、R
2
は、炭素原子数3~6の3価の炭化水素基を表す。ただし、R
2
を含むラクトン構造は、5員環又は6員環である。)
TIFF
2025134709000041.tif
83
73
(式(2A-1)中、X
21
は、-O-又は-N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)を表す。R
21
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表し、R
22
は、ヒドロキシ基で置換された炭素原子数1~10のアルキル基を表す。
式(2A-2)中、X
31
は、-O-又は-N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)を表す。R
31
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表し、R
32
は、置換若しくは非置換のアラルキル基、置換若しくは非置換の炭素環式芳香族基、又は置換若しくは非置換のヘテロ環式芳香族基を表す。)
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
下記Etching defect評価法によるエッチング残渣の数が、2500以下である、請求項1に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
〔Etching defect評価法〕
レジスト下層膜形成用組成物を、スピナーにより、Etching defect評価基板(Poly Si:150nm/SiO
2
:80nm/Si)上に塗布する。
ホットプレート上で、205℃で1分間加熱し、レジスト下層膜(膜厚55nm)を形成する。
Etching装置で、塩素系の混合ガスを用いEtchingを行う。その後、Defect 検査装置を用い、Etching後のDefect数(110nm up:81cm
2
当たり)を確認する。
【請求項3】
前記ポリマーにおいて、全繰り返し単位に対する前記繰り返し単位(1)の重量割合が、1~75重量%であり、
前記ポリマーにおいて、全繰り返し単位に対する前記繰り返し単位(2A-1)及び前記繰り返し単位(2A-2)の合計の重量割合が、25~99重量%である、
請求項1に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
【請求項4】
前記ポリマーの重量平均分子量が、50,000以下である、請求項1に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
【請求項5】
更に、架橋剤を含有する、請求項1に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
【請求項6】
更に、硬化触媒を含有する、請求項1に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物の硬化物である、レジスト下層膜。
【請求項8】
半導体基板と、
請求項6に記載のレジスト下層膜と、
を備える半導体加工用基板。
【請求項9】
半導体基板の上に、請求項1から6のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物を用いて、レジスト下層膜を形成する工程と、
前記レジスト下層膜の上に、レジスト膜を形成する工程と、
を含む、半導体素子の製造方法。
【請求項10】
半導体基板の上に、請求項1から6のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物を用いて、レジスト下層膜を形成する工程と、
前記レジスト下層膜の上に、レジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜に光又は電子線を照射し、次いで、前記レジスト膜を現像し、レジストパターンを得る工程と、
前記レジストパターンをマスクに用い、前記レジスト下層膜をエッチングする工程と、
を含む、パターン形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト下層膜形成用組成物、レジスト下層膜、半導体加工用基板、半導体素子の製造方法、及びパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から半導体デバイスの製造において、フォトレジスト組成物を用いたリソグラフィーによる微細加工が行われている。前記微細加工はシリコンウエハーの上にフォトレジスト組成物の薄膜を形成し、その上に半導体デバイスのパターンが描かれたマスクパターンを介して紫外線などの活性エネルギー線を照射し、現像し、得られたレジストパターンを保護膜としてシリコンウエハーをエッチング処理する加工法である。
【0003】
ところが、近年、半導体デバイスの高集積度化が進み、使用される活性エネルギー線もKrFエキシマレーザー(248nm)からArFエキシマレーザー(193nm)へと短波長化される傾向にある。これに伴い活性エネルギー線の基板からの乱反射や定在波の影響が大きな問題であった。そこでフォトレジストと基板の間にレジスト下層膜である反射防止膜(BottomAnti-ReflectiveCoating:BARC)を設ける方法が広く検討されるようになってきた。
【0004】
例えば、本出願人は、反射光防止効果が高く、レジスト層とのインターミキシングが起こらず、優れたレジストパターンおよび広いフォーカス深度マージンが得られ、レジストに比較して大きなドライエッチング速度を有するリソグラフィー用反射防止膜が得られる反射防止膜形成組成物を提案している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2003/017002号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、国際公開第2003/017002号パンフレットに記載の組成物をレジスト下層膜形成用組成物として用いる中で、当該レジスト下層膜形成用組成物から得られるレジスト下層膜をエッチングする際に、微小な粒状のエッチング残渣が生じる場合があることを見出した。エッチング残渣の発生は半導体素子の歩留まりを低下させることがある。
【0007】
本発明は、微小な粒状のエッチング残渣の発生を抑制できるレジスト下層膜形成用組成物、レジスト下層膜、半導体加工用基板、半導体素子の製造方法、及びパターン形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決する為、鋭意検討を行った結果、上記の課題を解決出来ることを見出し、以下の要旨を有する本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下を包含する。
[1] 下記式(1)で表される繰り返し単位(1)及び前記繰り返し単位(1)以外の繰り返し単位(2)を有するポリマーと、溶剤とを含有し、
前記ポリマーを含むポリマー溶液における前記ポリマーの平均粒径が、50nm以下である、
レジスト下層膜形成用組成物。
TIFF
2025134709000001.tif
48
63
(式(1)中、R
1
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表し、R
2
は、炭素原子数3~6の3価の炭化水素基を表す。ただし、R
2
を含むラクトン構造は、5員環又は6員環である。)
[2] 前記繰り返し単位(2)が、下記式(2A)で表される繰り返し単位(2A)を含む、[1]に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
TIFF
2025134709000002.tif
33
68
(式(2A)中、R
11
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表し、Q
1
は、単結合、又は2価の連結基を表し、R
12
は、水素原子、又は1価の有機基を表す。)
[3] 前記繰り返し単位(2)が、下記式(2A-1)で表される繰り返し単位(2A-1)及び下記式(2A-2)で表される繰り返し単位(2A-2)を含む、[1]又は[2]に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
TIFF
2025134709000003.tif
81
73
(式(2A-1)中、X
21
は、-O-又は-N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)を表す。R
21
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表し、R
22
は、置換若しくは非置換の炭素原子数1~10のアルキル基を表す。
式(2A-2)中、X
31
は、-O-又は-N(-R)-(Rは、水素原子又は炭素原子数1~4のアルキル基を表す。)を表す。R
31
は、水素原子、メチル基、又はハロゲン原子を表し、R
32
は、置換若しくは非置換のアラルキル基、置換若しくは非置換の炭素環式芳香族基、又は置換若しくは非置換のヘテロ環式芳香族基を表す。)
[4] 前記ポリマーにおいて、全繰り返し単位に対する前記繰り返し単位(1)の重量割合が、1~75重量%であり、
前記ポリマーにおいて、全繰り返し単位に対する前記繰り返し単位(2A-1)及び前記繰り返し単位(2A-2)の合計の重量割合が、25~99重量%である、
[3]に記載のレジスト下層膜形成用組成物。
[5] 前記ポリマーの重量平均分子量が、50,000以下である、[1]から[4]のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物。
[6] 更に、架橋剤を含有する、[1]から[5]のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物。
[7] 更に、硬化触媒を含有する、[1]から[6]のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物。
[8] [1]から[7]のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物の硬化物である、レジスト下層膜。
[9] 半導体基板と、
[8]に記載のレジスト下層膜と、
を備える半導体加工用基板。
[10] 半導体基板の上に、[1]から[7]のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物を用いて、レジスト下層膜を形成する工程と、
前記レジスト下層膜の上に、レジスト膜を形成する工程と、
を含む、半導体素子の製造方法。
[11] 半導体基板の上に、[1]から[7]のいずれかに記載のレジスト下層膜形成用組成物を用いて、レジスト下層膜を形成する工程と、
前記レジスト下層膜の上に、レジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜に光又は電子線を照射し、次いで、前記レジスト膜を現像し、レジストパターンを得る工程と、
前記レジストパターンをマスクに用い、前記レジスト下層膜をエッチングする工程と、
を含む、パターン形成方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、微小な粒状のエッチング残渣の発生を抑制できるレジスト下層膜形成用組成物、レジスト下層膜、半導体加工用基板、半導体素子の製造方法、及びパターン形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、合成例1のポリマー溶液のサンプル1stの粒径分布である。
図1Bは、合成例1のポリマー溶液のサンプル2ndの粒径分布である。
図1Cは、合成例1のポリマー溶液のサンプル3rdの粒径分布である。
図2Aは、合成例2のポリマー溶液のサンプル1stの粒径分布である。
図2Bは、合成例2のポリマー溶液のサンプル2ndの粒径分布である。
図2Cは、合成例2のポリマー溶液のサンプル3rdの粒径分布である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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