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公開番号2025133912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025115827,2020210268
出願日2025-07-09,2020-12-18
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類B41J 2/447 20060101AFI20250904BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】画質を劣化させずにノイズを低減すること。
【解決手段】露光ヘッド106は、プリント基板202の表面に設けられ、光を発光する複数の発光素子602が主走査方向に配列されていると共に、主走査方向に直交する副走査方向に第1列と第2列との2列に配列される複数の面発光素子アレイチップ400-1~20を有する。第1列の面発光素子アレイチップ400-2、・・・、20と第2列の面発光素子アレイチップ400-1、・・・、19とが主走査方向に沿って千鳥状に配置されると共に、第1列の面発光素子アレイチップ400-2、・・・、20と第2列の面発光素子アレイチップ400-1、・・・、19との間隔が、副走査方向の画像解像度ピッチの整数倍にならないように設定される。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
感光ドラムを露光する露光ヘッドであって、
基板と、
前記基板の表面に設けられ、光を発光する複数の発光素子が主走査方向に配列されていると共に、前記主走査方向に直交する副走査方向に第1列と第2列との2列に配列される複数の半導体チップと、
前記発光素子からの光を前記感光ドラム上に集光するレンズアレイと、
を有し、
前記第1列の前記半導体チップと前記第2列の前記半導体チップとが前記主走査方向に沿って千鳥状に配置されると共に、前記第1列の前記半導体チップと前記第2列の前記半導体チップとの間隔が、前記副走査方向の画像解像度ピッチの整数倍にならないように設定される、
ことを特徴とする露光ヘッド。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第1列の前記半導体チップと前記第2列の前記半導体チップとは、
前記間隔をS、前記副走査方向の前記画像解像度ピッチをLy、αを正の整数、及びβを0<β<1である実数とした場合に、
S=(α+β)×Ly
を満たすように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の露光ヘッド。
【請求項3】
前記第1列の前記半導体チップの前記発光素子と前記第2列の前記半導体チップの前記発光素子とは、
前記第1列の前記半導体チップの前記発光素子により前記感光ドラムに形成される潜像の前記副走査方向における位置と、前記第2列の前記半導体チップの前記発光素子により前記感光ドラムに形成される潜像の前記副走査方向における位置と、が同じ位置になるタイミングで発光する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の露光ヘッド。
【請求項4】
前記発光素子は、
前記半導体チップにおいて前記副走査方向に配列されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の露光ヘッド。
【請求項5】
前記発光素子は、
有機EL素子又は無機EL素子である、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の露光ヘッド。
【請求項6】
前記基板は、
Si基板であり、
前記半導体チップは、
前記基板上に化合物半導体から成る発光部を備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の露光ヘッド。
【請求項7】
前記半導体チップは、
自己走査型発光チップである、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の露光ヘッド。
【請求項8】
前記感光ドラムを帯電させる帯電器と、
前記帯電器により帯電された前記感光ドラムを露光して前記感光ドラムに静電潜像を形成する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の露光ヘッドと、
前記静電潜像を現像して前記感光ドラムに現像剤像を形成する現像器と、
を有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感光ドラムを露光する露光ヘッド及びこれを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、LED又は有機EL等の発光素子を用いた露光ヘッドによって感光ドラムを露光して感光ドラム上に潜像形成を行う電子写真方式のプリンタが一般的に知られている。このような露光ヘッドは、感光ドラムの長手方向に配列した発光素子列と、発光素子列の光を感光ドラム上に結像するロッドレンズアレイと、によって構成されている。発光素子としてのLED又は有機ELは、発光面からの光の照射方向がロッドレンズアレイの光軸と平行となる面発光素子アレイである。
【0003】
ここで、露光ヘッドにおいて、発光素子列の長さは感光ドラム上における画像形成領域幅に応じて決まり、発光素子の間隔はプリンタの画像解像度に応じて決まる。例えば、1200dpiのプリンタでは、画素の間隔は21.16μm(小数点3桁以降は省略)であるため、発光素子の間隔も21.16μmとなる。このような露光ヘッドを用いたプリンタは、レーザビームをポリゴンモータで偏向走査するレーザ走査方式のプリンタと比較して、使用する部品数が少ないため、装置の小型化及び低コスト化が容易である。
【0004】
このような状況において、従来、長尺の透明のガラス基板上にTFT回路及び有機ELを設けた露光ヘッドが知られている(例えば、特許文献1)。また、従来、長尺の基板上に集積回路薄膜及び発光層薄膜を貼り付けたLED/駆動IC複合チップを用いて形成した露光ヘッドが知られている(例えば、特許文献2)。更に、従来、長尺の基板上に自己走査型の発光素子が形成された化合物半導体チップを設けた露光ヘッドが知られている(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-112856号公報
特開2009-296003号公報
特開2017-183436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1から特許文献3においては、基板が細長い長尺の形状であり、電気的にはアンテナとみなせるため、電気的なノイズを放射し易いという課題を有する。例えば、300mmの画像幅に対応すると共に1200dpiの画像解像度の露光ヘッドは、主走査方向に14,000個以上の発光素子が必要であり、多数の発光素子を備えている。このような露光ヘッドにおいて多数の発光素子を点灯させる場合には、ノイズが増えてしまい、基板の形状と相俟ってノイズを放射しやすいという課題がある。
【0007】
これに対して、発光素子の発光タイミングをずらしてノイズを低減する手法も考えられるが、発光タイミングをずらした場合には、形成される画像の副走査方向の位置がずれて画質の劣化を生じることが懸念される。
【0008】
本発明の目的は、画質を劣化させずにノイズを低減することができる露光ヘッド及び画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る露光ヘッドは、感光ドラムを露光する露光ヘッドであって、基板と、前記基板の表面に設けられ、光を発光する複数の発光素子が主走査方向に配列されていると共に、前記主走査方向に直交する副走査方向に第1列と第2列との2列に配列される複数の半導体チップと、前記発光素子からの光を前記感光ドラム上に集光するレンズアレイと、を有し、前記第1列の前記半導体チップと前記第2列の前記半導体チップとが前記主走査方向に沿って千鳥状に配置されると共に、前記第1列の前記半導体チップと前記第2列の前記半導体チップとの間隔が、前記副走査方向の画像解像度ピッチの整数倍にならないように設定される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画質を劣化させずにノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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