特許ウォッチ

公開番号2025131306
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028970
出願日2024-02-28
発明の名称サーバおよび点検業務支援システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類G06Q 10/06 20230101AFI20250902BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザの手間を減らして、点検対象についての情報を速やかに提供することができるサーバを得ること。
【解決手段】サーバ2aは、点検対象の点検結果23の情報が入力された点検結果表24を作成する点検結果表作成部35と、点検対象の詳細を示す情報である付属情報83と、点検結果表24とを関連付けて、付属情報83へのリンクが貼られたリンク付き点検結果表84を作成するリンク処理部82と、を備える。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項１】
点検対象の点検結果の情報が入力された点検結果表を作成する点検結果表作成部と、
前記点検対象の詳細を示す情報である付属情報と、前記点検結果表とを関連付けて、前記付属情報へのリンクが貼られたリンク付き点検結果表を作成するリンク処理部と、
を備えること、
を特徴とするサーバ。
続きを表示（約 1,900 文字）【請求項２】
前記点検結果表と、前記リンク付き点検結果表と、前記付属情報とを記憶する記憶部と、
前記付属情報を前記記憶部に記憶させて登録する付属情報登録部と、
を備え、
前記付属情報登録部は、前記記憶部に記憶された前記付属情報のアドレスの情報を作成し、前記付属情報のアドレスの情報と前記付属情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させること、
を特徴とする請求項１に記載のサーバ。
【請求項３】
前記サーバと通信可能な端末装置に情報を出力する情報出力部を備え、
前記情報出力部は、
前記端末装置から送信された、前記リンク付き点検結果表の送信を要求するリンク付き点検結果表送信要求を受信した場合に、前記リンク付き点検結果表を前記端末装置へ送信し、
前記端末装置から送信された、前記リンク付き点検結果表にリンクが貼られた情報である前記付属情報の送信を要求する付属情報送信要求を受信した場合に、前記付属情報送を前記端末装置へ送信すること、
を特徴とする請求項２に記載のサーバ。
【請求項４】
前記付属情報が、前記点検対象が存在する地域の地図であること、
を特徴とする請求項１から３のいずれか１つに記載のサーバ。
【請求項５】
前記付属情報が、前記点検対象の３次元画像であること、
を特徴とする請求項１から３のいずれか１つに記載のサーバ。
【請求項６】
サーバと、前記サーバと通信可能な端末装置とを備え、点検対象の点検を支援する点検業務支援システムであって、
前記サーバは、
前記点検対象の点検結果の情報が入力された点検結果表を作成する点検結果表作成部と、
前記点検対象の詳細を示す情報である付属情報と、前記点検結果表とを関連付けて、前記付属情報へのリンクが貼られたリンク付き点検結果表を作成するリンク処理部と、
を備え、
前記端末装置は、
前記点検対象の前記リンク付き点検結果表を前記サーバから取得するリンク付き点検結果表取得部と、
前記リンク付き点検結果表にリンクが貼られた情報である前記付属情報を前記サーバから取得する付属情報取得部と、
前記サーバから取得される前記リンク付き点検結果表と前記付属情報とを出力する表示出力処理部と、
を備えること、
を特徴とする点検業務支援システム。
【請求項７】
前記サーバは、
前記点検結果表と、前記リンク付き点検結果表と、前記付属情報とを記憶する記憶部と、
前記付属情報を前記記憶部に記憶させて登録する付属情報登録部と、
を備え、
前記付属情報登録部は、前記記憶部に記憶された前記付属情報のアドレスの情報を作成し、前記付属情報のアドレスの情報と前記付属情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させること、
を特徴とする請求項６に記載の点検業務支援システム。
【請求項８】
前記サーバは、
前記端末装置に情報を出力する情報出力部を備え、
前記情報出力部は、
前記端末装置から送信された、前記リンク付き点検結果表の送信を要求するリンク付き点検結果表送信要求を受信した場合に、前記リンク付き点検結果表を前記端末装置へ送信し、
前記端末装置から送信された、前記リンク付き点検結果表にリンクが貼られた情報である前記付属情報の送信を要求する付属情報送信要求を受信した場合に、前記付属情報送を前記端末装置へ送信すること、
を特徴とする請求項７に記載の点検業務支援システム。
【請求項９】
前記端末装置は、
情報を表示する端末表示部と、
前記リンク付き点検結果表送信要求を前記情報出力部に送信して、前記リンク付き点検結果表を前記サーバから取得するリンク付き点検結果表取得部と、
前記端末表示部に表示された前記リンク付き点検結果表において選択された部分にリンクが貼られた情報である前記付属情報の送信を要求する前記付属情報送信要求を前記情報出力部に送信して、前記付属情報を前記サーバから取得する付属情報取得部と、
を備えること、
を特徴とする請求項８に記載の点検業務支援システム。
【請求項１０】
前記付属情報が、前記点検対象が存在する地域の地図であること、
を特徴とする請求項６から９のいずれか１つに記載の点検業務支援システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、サーバおよび点検業務支援システムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、情報を電子化して管理する管理システムが利用されている。特許文献１には、道路構造物などの各種構造物の維持管理において、３次元スキャニング計測データを現況データとして活用する管理システムであって、構造物を３次元スキャニングで計測した３次元データと、その他の管理データとに基づいて、構造物の全体および各部分の各種図面およびその他の管理情報を作成して表示する構造物管理用電子台帳システムが、記載されている。
【０００３】
一方、各種の点検業務においても、情報を電子化して管理する管理システムが利用されている。点検対象の点検業務には、点検業務を管理する管理者と、点検現場で点検対象に対する点検を行う作業者とが関わっている。管理者は、事務所において点検結果が記入された電子帳票を確認して、点検業務の管理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００６－１４６６１４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
管理者は、基本的には点検対象の点検現場に行かないため、点検対象についての知識はあまり有しておらず、点検対象の点検結果が記入された電子帳票だけを見ても点検現場のイメージを得にくい。このため、管理者は、点検対象の点検結果が記入された電子帳票を見て、異常または不具合があると思ったときには、最初に当該点検対象についてのイメージを得られる情報を探す。
【０００６】
この場合、管理者は、点検対象についてのイメージを得られる情報を探すためには、点検対象の詳細が記載された書類などから情報を探さなければならず、手間がかかるという問題があった。このため、点検業務において、点検対象の点検結果が記入された電子帳票に基づいて当該点検対象のイメージを得るための情報を速やかに取得できる技術が求められている。
【０００７】
しかしながら、上記特許文献１に記載の構造物管理用電子台帳システムの技術では、上記のような点検業務における要求に対応することはできない。
【０００８】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの手間を減らして、点検対象についての情報を速やかに提供することができるサーバを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかるサーバは、点検対象の点検結果の情報が入力された点検結果表を作成する点検結果表作成部と、点検対象の詳細を示す情報である付属情報と、点検結果表とを関連付けて、付属情報へのリンクが貼られたリンク付き点検結果表を作成するリンク処理部と、を備える。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、ユーザの手間を減らして、点検対象についての情報を速やかに提供することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許