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公開番号2025131281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028926
出願日2024-02-28
発明の名称撮像装置、制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/63 20230101AFI20250902BHJP(電気通信技術)
要約【課題】一時的なに離眼状態であるのか、永続的な離眼状態であるのかを判定して表示先を切り替える。
【解決手段】撮像装置は、ユーザが覗き込むことにより視認可能な第1の表示部と、ユーザが覗き込むことなく視認可能な第2の表示部と、前記第1の表示部に対する接眼状態または離眼状態を検出する接眼検出手段と、撮像装置の姿勢変化を検出する姿勢検出手段と、前記接眼検出手段による検出結果に応じて、前記第1の表示部または前記第2の表示部に表示先を切り替える制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記接眼検出手段により接眼状態が検出されて前記表示先を前記第1の表示部に切り替えた後、前記離眼状態が検出された場合、前記姿勢検出手段の検出情報に基づいてユーザに対する前記撮像装置の相対的な動きを検出して一時的な離眼状態であるのか判定し、前記一時的な離眼状態であると判定した場合、前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザが覗き込むことにより視認可能な第1の表示部と、
ユーザが覗き込むことなく視認可能な第2の表示部と、
前記第1の表示部に対する接眼状態または離眼状態を検出する接眼検出手段と、
撮像装置の姿勢変化を検出する姿勢検出手段と、
前記接眼検出手段による検出結果に応じて、前記第1の表示部または前記第2の表示部に表示先を切り替える制御を行う制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記接眼検出手段により接眼状態が検出されて前記表示先を前記第1の表示部に切り替えた後、前記離眼状態が検出された場合、前記姿勢検出手段の検出情報に基づいてユーザに対する前記撮像装置の相対的な動きを検出して一時的な離眼状態であるのか判定し、前記一時的な離眼状態であると判定した場合、前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記接眼検出手段により接眼状態が検出されて前記表示先を前記第1の表示部に切り替えた後、前記離眼状態が検出された場合、前記姿勢検出手段の検出情報に基づくユーザに対する前記撮像装置の相対的な動きから前記一時的な離眼状態ではないと判定した場合、前記表示先を前記第2の表示部に切り替えるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記姿勢検出手段は、前記撮像装置の鉛直方向の動き、前記撮像装置の水平方向の動き、前記鉛直方向まわりの回転、前記水平方向まわりの回転、前記撮像装置を水平状態とした第1の姿勢、前記撮像装置を鉛直状態とした第2の姿勢を検出することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記接眼検出手段により離眼状態が検出された後、前記撮像装置が前記第1の姿勢において前記水平方向まわりの回転が検出されず、前記鉛直方向の下方への動きが検出された場合に、前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記接眼検出手段により離眼状態が検出された後、前記撮像装置が前記第2の姿勢において前記鉛直方向まわりの回転が検出されず、前記水平方向の下方への動きが検出された場合に、前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記接眼検出手段により離眼状態が検出された後、前記撮像装置が前記第1の姿勢において前記水平方向まわりの回転が検出されず、前記鉛直方向の下方への動きが検出された場合に、前記撮像装置に対する所定の操作がなく、所定の時間が経過するまで前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記制御手段は、撮影された画像の表示中である場合は、前記接眼検出手段の検出結果に基づいて表示先を制御し、
撮影された画像の表示中ではない場合に前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記制御手段は、メニュー画面の表示中である場合は、前記接眼検出手段の検出結果に基づいて表示先を制御し、
メニュー画面の表示中ではない場合に前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記撮像装置にアクセサリが装着されている場合、前記表示先を切り替える制御を行うための前記撮像装置の回転と動きの閾値を設定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記撮像装置に装着されているアクセサリがレンズユニットである場合、前記レンズユニットの焦点距離が所定の値以上の場合には、前記接眼検出手段と前記姿勢検出手段の検出情報に基づいて前記表示先を切り替える制御を行い、前記焦点距離が所定の値未満の場合には、前記接眼検出手段の検出情報に基づいて前記表示先を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の表示部を備える撮像装置において表示先を切り替える制御技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ(一眼レフ方式またはミラーレス方式)などの撮像装置は、ユーザが覗き込むことにより視認可能な接眼表示部と、ユーザが覗き込むことなく視認可能な背面表示部という複数の表示部を備えているものがある。このような撮像装置では、撮影者が接眼表示部を覗いている接眼状態では背面表示部を非表示として接眼表示部を表示状態とし、撮影者が接眼表示部から目を離した離眼状態では接眼表示部を非表示として背面表示部を表示状態とする制御を行っている。撮影者が接眼表示部を覗いているか否かは、撮像装置の接眼部に設けられた接眼検出部により検出する。
【0003】
ここで、撮影者が被写体を目視するために一時的に接眼表示部から目を離した場合に接眼表示部を非表示にしてしまうと、撮影者が再度接眼表示部を覗いた場合に接眼表示部を表示するまでの時間に撮影機会を逃してしまう可能性がある。
【0004】
このような背景に対して、特許文献1,2には、撮影者による撮像装置の操作状況や接眼検出部の出力値の変化に応じて接眼表示部の表示を継続するか否かを制御する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-037861号公報
特開2011-059373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、撮影者が無操作状態で接眼表示部から一時的に目を離している場合は接眼表示部の表示を維持することができない。また、特許文献2では、撮像装置の鉛直方向の動きを接眼検出部の出力値だけで検出することはできない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、一時的なに離眼状態であるのか、永続的な離眼状態であるのかを判定し、判定結果に基づいて表示先を切り替えることが可能な技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、ユーザが覗き込むことにより視認可能な第1の表示部と、ユーザが覗き込むことなく視認可能な第2の表示部と、前記第1の表示部に対する接眼状態または離眼状態を検出する接眼検出手段と、撮像装置の姿勢変化を検出する姿勢検出手段と、前記接眼検出手段による検出結果に応じて、前記第1の表示部または前記第2の表示部に表示先を切り替える制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記接眼検出手段により接眼状態が検出されて前記表示先を前記第1の表示部に切り替えた後、前記離眼状態が検出された場合、前記姿勢検出手段の検出情報に基づいてユーザに対する前記撮像装置の相対的な動きを検出して一時的な離眼状態であるのか判定し、前記一時的な離眼状態であると判定した場合、前記表示先を前記第2の表示部に切り替えないように制御する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、一時的なに離眼状態であるのか、永続的な離眼状態であるのかを判定し、判定結果に基づいて表示先を切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の撮像装置のハードウェア構成を例示するブロック図。
実施形態1の表示先を切り替える制御を説明する図。
実施形態1の撮像装置の姿勢変化を説明する図。
実施形態1の表示先を切り替える制御処理を例示するフローチャート。
実施形態2の表示先を切り替える制御処理を例示するフローチャート。
実施形態3の接眼検出部の構成を例示する図。
実施形態3の接眼検出部の出力値の時間的変化を例示する図。
実施形態3の表示先を切り替える制御処理を例示するフローチャート。
実施形態4のイメージセンサにより撮像された画像を例示する図。
実施形態4の制御処理を例示するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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