TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025129783
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026671
出願日2024-02-26
発明の名称太陽電池及び太陽電池の製造方法
出願人シャープエネルギーソリューション株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類H10K 30/50 20230101AFI20250829BHJP()
要約【課題】太陽電池から取り出せる電力の低下を効果的に防止することができる太陽電池及び太陽電池の製造方法を提供する。
【解決手段】基体1における一方側の面に第1導電膜2及び第1電荷輸送層3がこの順で配置された基体1に1又は2以上の光電変換素子10(1)~10(n)が形成された太陽電池100は、第1導電膜2に配線材(6,7)を接続する配線領域βA,βBを備え、配線領域βA,βBにおいて、第1電荷輸送層3に1又は2以上の穴8A,8Bが形成されており、1又は2以上の穴8A,8Bは少なくとも第1導電膜2に至る深さの穴を含む。太陽電池100の製造方法は、基体1の一方側の面に形成された第1導電膜2の上に第1電荷輸送層3を形成する第1工程と、配線領域βA,βBにおいて、第1電荷輸送層3に1又は2以上の穴8A,8Bを形成する第2工程とを含む。
【選択図】図4B
特許請求の範囲【請求項1】
基体における一方側の面に第1導電膜及び第1電荷輸送層がこの順で配置された前記基体に1又は2以上の光電変換素子が形成された太陽電池であって、
前記第1導電膜に配線材を接続する配線領域を備え、
前記配線領域において、前記第1電荷輸送層に1又は2以上の穴が形成されており、前記1又は2以上の穴は少なくとも前記第1導電膜に至る深さの穴を含む
太陽電池。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記穴は、直線状の穴である
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項3】
前記穴は、島状の穴である
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項4】
前記穴は、複数列の島状の穴からなる穴列を構成している
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項5】
前記穴は、複数列の穴からなる穴列を構成しており、
前記複数列の穴列は、前記配線領域の長手方向に直交する幅方向における端部の穴列が直線状の穴からなり、前記幅方向において前記直線状の穴からなる前記端部の穴列よりも内側の穴列が複数の島状の穴からなる
請求項1に記載の太陽電池。
【請求項6】
前記穴は、少なくとも前記基体に至る深さの穴である
請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の太陽電池。
【請求項7】
前記穴は、前記第1導電膜の途中までの深さである
請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の太陽電池。
【請求項8】
前記穴は、前記第1導電膜の前記第1電荷輸送層との対向面までの深さである
請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の太陽電池。
【請求項9】
前記穴は、前記第1導電膜の前記第1電荷輸送層との対向面より深い穴であって、前記基体とは反対側に向かって広がるテーパー状の穴である
請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の太陽電池。
【請求項10】
前記穴は、前記第1導電膜の前記第1電荷輸送層との対向面より深い穴であって、前記第1導電膜に対応する深さ部分の幅が前記第1電荷輸送層に対応する深さ部分の幅よりも小さい
請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の太陽電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、基体における一方側の面に第1導電膜及び第1電荷輸送層がこの順で配置された基体に1以上の光電変換素子が形成された太陽電池及び太陽電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
図16は、特許文献1に記載の太陽電池1Xを模式的に示す断面図である。図17は、1又は2以上の光電変換素子10Y(1)~10Y(m)(mは1以上の整数)の一例を備えた従来の太陽電池100Yを模式的に示す断面図である。なお、図17において、符号4Y、5Yは、それぞれ、光電変換層、第2導電膜(第2電極、例えば裏面電極)である。
【0003】
図16に示すように、特許文献1に記載の太陽電池1Xは、基板3Xと、複数の太陽電池素子2Xと、接続部4Xと、透明部5Xと、を備えている。各太陽電池素子2Xは、第1電極層2aXと、半導体層2bXと、第2電極層2cXと、を有している。第1電極層2aXは、基板3Xの上に位置している。半導体層2bXは、第1電極層2aXと第2電極層2cXとの間に位置している。半導体層2bXは、例えば、ペロブスカイト構造を有する半導体の層と、正孔輸送層と、が積層された構造を有している。端部側に位置する第1電極層2aXは、半導体層2bXおよび第2電極層2cXよりも、端縁に至るように突出している第1突出部2aeXが存在している。第1突出部2aeX上には、第1の極性の出力用の第1導体W1Xが接続されている(段落[0012],[0015],[0016],[0019],[0020],[0031]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
再表2018/043644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、図17に示すように、基体1Yにおける一方側の面に第1導電膜2Y及び第1電荷輸送層3Y(電子輸送層又は正孔輸送層)がこの順で配置された基体1Yに1又は2以上の光電変換素子10Y(1)~10Y(m)が形成された太陽電池100Yでは、次のような不都合がある。
【0006】
すなわち、太陽電池100Yでは、太陽電池100Yを製造するプロセスの都合等により、第1導電膜2Yの基体1Yとは反対側の面全体に第1電荷輸送層3Yが形成されることがある。この場合、第1電荷輸送層3Yを介して第1の配線材6Yと第1導電膜2Yとが接触することとなる。そうすると、第1電荷輸送層3Yの電気抵抗により太陽電池100Yから取り出せる電力が低下してしまう。また、第2導電膜5Yに第2の配線材7Yを接続可能な構成の場合において第2導電膜5Yに第2の配線材7Yを直接的に接続する場合には第2導電膜5Yから直接的に電力を取り出せるものの、図示例のように、第1電荷輸送層3Yを介して第2の配線材7Yと第1導電膜2Yとが接触することもある。この場合においても、第1の配線材6Yと同様、第1電荷輸送層3Yの電気抵抗により太陽電池100Yから取り出せる電力が低下してしまう。
【0007】
そこで、本開示は、太陽電池から取り出せる電力の低下を効果的に防止することができる太陽電池及び太陽電池の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、次の太陽電池及び太陽電池の製造方法を提供する。
【0009】
(1)太陽電池
本開示に係る太陽電池は、基体における一方側の面に第1導電膜及び第1電荷輸送層がこの順で配置された前記基体に1又は2以上の光電変換素子が形成された太陽電池であって、前記第1導電膜に配線材を接続する配線領域を備え、前記配線領域において、前記第1電荷輸送層に1又は2以上の穴が形成されており、前記1又は2以上の穴は少なくとも前記第1導電膜に至る深さの穴を含む。
【0010】
(2)太陽電池の製造方法
本開示に係る太陽電池の製造方法は、前記本開示に係る太陽電池の製造方法であって、前記基体の一方側の面に形成された前記第1導電膜の上に前記第1電荷輸送層を形成する第1工程と、前記配線領域において、前記第1電荷輸送層に前記1又は2以上の穴を形成する第2工程とを含む太陽電池の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日亜化学工業株式会社
発光装置
1か月前
エイブリック株式会社
半導体装置
13日前
富士電機株式会社
半導体装置
17日前
富士電機株式会社
半導体装置
17日前
株式会社カネカ
固体撮像装置用基板
1か月前
富士電機株式会社
半導体装置
17日前
富士電機株式会社
半導体装置
17日前
エイブリック株式会社
縦型ホール素子
26日前
住友電気工業株式会社
受光素子
1か月前
TDK株式会社
太陽電池
1か月前
国立大学法人 和歌山大学
光検出器
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
16日前
三菱電機株式会社
半導体装置
5日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
26日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
10日前
ミツミ電機株式会社
半導体装置
26日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
1か月前
ミツミ電機株式会社
センサ装置
16日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
26日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
1か月前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
1か月前
エイブリック株式会社
保護回路及び半導体装置
25日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
25日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
19日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
10日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
2日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
1か月前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
1か月前
豊田合成株式会社
太陽電池付き衣類
1か月前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
1か月前
個人
半導体メモリの構造とその動作法
1か月前
続きを見る