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公開番号
2025127351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024024046
出願日
2024-02-20
発明の名称
情報処理装置及び方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
A61B
6/00 20240101AFI20250825BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ファントム画像とゲイン補正用画像とをファントムの適正な配置状況で取得し、誤撮影のリスクが低減される情報処理装置を提供する。
【解決手段】
情報処理装置は、照射する放射線のエネルギー量の異なる2種の撮影条件で撮影された2種の放射線画像であって、複数の2種の放射線画像を取得する画像取得部と、ファントムが配置される領域に関する情報を用いて、ファントムの配置状況が所定の条件を満たすことを判定する判定部と、複数の2種の放射線画像のうち、ファントムが所定の条件を満たして配置されていると判定された少なくとも1つの2種の放射線画像と、当該少なくとも1つの2種の放射線画像とは異なり且つファントムが配置されていないと判定された少なくとも1つの2種の放射線画像とを用いて、ファントムの第1骨密度を取得する骨密度取得部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
照射する放射線のエネルギー量の異なる2種の撮影条件で撮影された2種の放射線画像であって、複数の2種の放射線画像を取得する画像取得部と、
ファントムが配置される領域に関する情報を用いて、前記ファントムの配置状況が所定の条件を満たすことを判定する判定部と、
前記複数の2種の放射線画像のうち、前記ファントムが前記所定の条件を満たして配置されていると判定された少なくとも1つの2種の放射線画像と、当該少なくとも1つの2種の放射線画像とは異なり且つ前記ファントムが配置されていないと判定された少なくとも1つの2種の放射線画像とを用いて、前記ファントムの第1骨密度を取得する骨密度取得部と、
を有する情報処理装置。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記骨密度取得部で取得された前記第1骨密度と、前記ファントムで既知とされている第2骨密度とを比較して、前記第1骨密度を前記第2骨密度に較正する骨密度較正値を取得する較正値取得部と、
を更に有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報は、前記領域における前記ファントムの配置状況を撮影した前記2種の放射線画像の情報である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記判定部は、
前記2種の放射線画像が、前記ファントムを配置して撮影した第1画像であるか、前記ファントムを配置せずに撮影した第2画像であるかを判定する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記判定部は、
前記所定の条件として、前記2種の放射線画像の画素値から算出されたスコアに基づいて、前記第1画像と前記第2画像とを判定する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記所定の条件として、前記2種の放射線画像の一方の画素値から算出された第1スコア及び前記2種の放射線画像の他方の画素値から算出された第2スコアにそれぞれ重み付け平均して算出されるスコアを用いて、前記第1画像と前記第2画像とを判定する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1画像と前記第2画像とのいずれかの撮影を操作者が選択可能とされた選択部を更に有しており、
前記判定部は、
前記選択部における選択結果と、当該判定部による判定結果とが不一致である場合に警告を発する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記判定部は、
前記2種の放射線画像の再撮影を操作者に促す前記警告を発する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記判定部が発した前記警告を表示する表示制御部を更に有する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記判定部は、
前記第1画像を用いて前記ファントムの幾何配置を判定する、
請求項4に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及び方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、骨粗鬆症の診断等のために、BMD(Bone Mineral Density)という測定方法が用いられている。BMD測定においては、骨中の骨塩定量を測定する必要がある。骨塩定量の測定の方法として、DXA(Dual-energy X-ray Absorptiometry)法が用いられている。
【0003】
DXA法は、エネルギー分布の異なる2種のX線を用いて、軟部組織と骨部組織とのX線吸収係数の違いに基づいて骨密度を測定することが可能な手法である。DXA法を用いた骨密度測定専用の装置としては、例えば、ラインセンサを備えており、高エネルギーX線と低エネルギーX線とが一定周期で交互に照射される装置がある。また、X線管前面にフィルタを載置して異なる照射エネルギーに変化させるフィルタ方式の装置がある。
【0004】
近年では、一般的な撮影装置を用いて撮影されたX線撮影画像によるデジタル画像診断が普及し、骨密度測定にも応用する試みも始まっている。一般撮影用の放射線検出器であるFlat Panel Detector(以下、FPDeと称する)を用いて骨密度撮影を行う場合には、X線をセンサ全面に照射して画像を取得する(コーンビーム撮影)。そのため、1回の撮影が短時間となり、患者にかかる負担が少ないというメリットがある。
【0005】
また、骨密度を算出するためには、骨密度較正値が必要になる。骨密度較正値とは、センサ出力値から計算した骨密度を実際の骨密度に変換する際に必要な変換係数のことである。骨密度較正値は、予め骨密度が判っているファントムを配置して撮影した画像(以下、ファントム画像と称する)と、ファントムを配置せずに撮影したX線の入射線量分布を示す画像(以下、ゲイン補正用画像と称する)を撮影することで取得できる。ファントム画像とゲイン補正用画像の撮影により骨密度較正値を算出する操作は、定期的に操作者により実行される。
【0006】
ファントムを配置してキャリブレーションを行う方法に関しては、特許文献1に記述されている。特許文献1では、コーンビーム撮影を用いたBMD測定の較正において、ファントムを配置して撮影した画像と、ファントムを配置せずに被検体無で撮影した画像とに基づいて較正が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-166157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
FPDeを使った一般撮影兼用の撮影装置を用いて骨密度測定を行う場合、骨密度較正時には操作者が手動でファントムの着脱を行う必要がある。即ち、操作者が手動で、ファントムを適切な箇所に配置してファントム画像を撮影し、続いてファントムを取り外してゲイン補正用画像を撮影するという操作を行うことになる。そのため、例えば、本来ではファントムを適切に配置して撮影するべきタイミングで、ファントムが配置されず、配置されたとしても適切な配置箇所からずれて配置されて撮影してしまうといった可能性があり、骨密度較正が正常に行われないという問題がある。
【0009】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、骨密度較正を行うに際して、ファントム画像とゲイン補正用画像とをファントムの適正な配置状況で取得し、誤撮影のリスクが低減される情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の情報処理装置は、照射する放射線のエネルギー量の異なる2種の撮影条件で撮影された2種の放射線画像であって、複数の2種の放射線画像を取得する画像取得部と、ファントムが配置される領域に関する情報を用いて、前記ファントムの配置状況が所定の条件を満たすことを判定する判定部と、前記複数の2種の放射線画像のうち、前記ファントムが前記所定の条件を満たして配置されていると判定された少なくとも1つの2種の放射線画像と、当該少なくとも1つの2種の放射線画像とは異なり且つ前記ファントムが配置されていないと判定された少なくとも1つの2種の放射線画像とを用いて、前記ファントムの第1骨密度を取得する骨密度取得部と、を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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