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公開番号2025126664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024023007
出願日2024-02-19
発明の名称構造化データの処理方法およびプログラム
出願人株式会社島津製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06F 8/30 20180101AFI20250822BHJP(計算;計数)
要約【課題】外部ソースから実験条件データを抽出して作成した構造化データを用いて、自動実験装置による実験を行なう。
【解決手段】実験に関する構造化データの処理方法であって、コンピュータを用いて構造化データを作成するステップと、構造化データを基に自動実験装置を動作させるための制御信号を生成するステップとを備える。構造化データは、自動実験装置で所定の実験を実施するための、項目と値とを含むセットを、複数有する。構造化データを作成するステップは、第1情報ソースから、セットに入力する第1値を抽出するステップと、セットの空欄に第2値を補充するステップとを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
実験に関する構造化データの処理方法であって、
コンピュータを用いて前記構造化データを作成するステップと、
前記構造化データを基に自動実験装置を動作させるための制御信号を生成するステップとを備え、
前記構造化データは、前記自動実験装置で所定の実験を実施するための、項目と値とを含むセットを、複数有し、
前記構造化データを作成するステップは、
第1情報ソースから、前記セットに入力する第1値を抽出するステップと、
前記セットの空欄に第2値を補充するステップとを含む、構造化データの処理方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
実験に関する構造化データの処理方法であって、
コンピュータを用いて前記構造化データを作成するステップと、
前記構造化データを表示するステップとを備え、
前記構造化データは、所定の実験を実施するための、項目と値とを含むセットを、複数有し、
前記構造化データを作成するステップは、
第1情報ソースから、前記セットに入力する第1値を抽出するステップと、
前記セットの空欄に第2値を補充するステップとを含む、構造化データの処理方法。
【請求項3】
前記第1情報ソースは、論文および/または実験動画を含む、請求項1または2に記載の構造化データの処理方法。
【請求項4】
前記第2値を補充するステップは、
前記所定の実験を実施するための全項目のうち、前記第1値に対応する第1項目には含まれない第2項目を求めるステップと、
前記第1情報ソースに含まれる実験から、前記所定の実験の類似実験を選択するステップと、
前記類似実験を実施するための前記第2項目の値を抽出し、当該値に基づいて前記第2値を設定するステップとを含む、請求項1または2に記載の構造化データの処理方法。
【請求項5】
前記第2値を補充するステップは、
前記所定の実験を実施するための全項目のうち、前記第1値に対応する第1項目には含まれない第2項目を求めるステップと、
第2情報ソースに含まれる実験から、前記所定の実験の類似実験を選択するステップと、
前記類似実験を実施するための前記第2項目の値を抽出し、当該値に基づいて前記第2値を設定するステップとを含み、
前記第2情報ソースは、教科書を含む、請求項1または2に記載の構造化データの処理方法。
【請求項6】
前記第2値を補充するステップは、
前記第2値の候補を複数表示するステップと、
前記第2値の候補の中から、補充する前記第2値の選択を受け付けるステップとを含む、請求項1または2に記載の構造化データの処理方法。
【請求項7】
前記第1情報ソースは、テキストデータおよび前記テキストデータに埋め込まれている埋め込みデータを含み、
前記埋め込みデータは図または表を含み、
前記所定の実験を実施するための全項目は、前記所定の実験における優先順位が所定の閾値より高い項目と、前記所定の実験における優先順位が前記閾値より低い項目とを含み、
前記第1値を抽出するステップは、
前記テキストデータから前記第1値を抽出するステップと、
前記テキストデータから前記第1値を抽出しても優先順位が前記閾値より高い項目の値に不足がある場合、前記埋め込みデータから前記不足の値を抽出するステップとを含む、請求項1に記載の構造化データの処理方法。
【請求項8】
前記第1値を抽出するステップは、
前記第1情報ソースから、前記所定の実験の、実験条件の値と、菌株名の値と、菌株情報の値と、実験結果の値とを抽出するステップを含み、
前記構造化データを表示するステップは、
前記所定の実験ごとに、前記菌株名の値と、前記実験条件の値と、を対応付けて表示する実験条件表を表示するステップと、
前記所定の実験ごとに、前記菌株名の値と、前記菌株情報の値と、を対応付けて表示する菌株情報表を表示するステップと、
前記所定の実験ごとに、前記菌株名の値と、前記実験結果の値と、を対応付けて表示する実験結果表を表示するステップとを含む、請求項2に記載の構造化データの処理方法。
【請求項9】
コンピュータによって実行されることにより、前記コンピュータに、請求項1または2に記載の構造化データの処理方法を実施させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は構造化データの処理方法およびプログラムに関し、より特定的には、実験に関する構造化データの処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、外部ソース(論文および/または実験動画)に含まれる実験条件データを抽出する技術が開発されている(非特許文献1~4)。たとえば、非特許文献1には、実験動画から自動的に実験プロトコルを生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
VideoCLIPを用いた実験動画からのプロトコル生成、山本航輝ら、言語処理学会第29回年次大会発表論文集、2023年3月、pp.2306-2311
「論文などから高分子材料の物性データを自動抽出し、構造化」、[online]、[令和5年10月3日検索]、インターネット<URL:https://www.nature.com/articles/s41598-022-14735-4>
Marta Skreta et al.,”Errors are Useful Prompts: Instruction Guided Task Programming with Verifier-Assisted Iterative Prompting”,March 2023,https://doi.org/10.48550/arXiv.2303.14100
Lina Liu et al.,”L-Tryptophan Production in Escherichia coli Improved by Weakening the Pta-AckA Pathway”,27 June 2017,doi:10.1371/journal.pone.0158200
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、論文および実験動画の各々においては、実験を実施するための全ての実験条件のパラメータ(値)が開示されているとは限らず、当該実験の分野において、常識的な値は開示を省略されていることが多い。一方で、自動実験装置を用いて自動実験を行なう場合には、当該開示を省略された値を含む、全ての実験条件の値を設定する必要がある。このため、所定の論文または所定の実験動画から実験条件の値を抽出したとしても、当該抽出した値のみでは、自動実験装置における自動実験が実施できない場合がある。
【0005】
本発明は、外部ソースから実験条件データを抽出して作成した構造化データを用いて、自動実験装置による実験を行なうことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、実験に関する構造化データの処理方法であって、コンピュータを用いて構造化データを作成するステップと、構造化データを基に自動実験装置を動作させるための制御信号を生成するステップとを備える。構造化データは、自動実験装置で所定の実験を実施するための、項目と値とを含むセットを、複数有する。構造化データを作成するステップは、第1情報ソースから、セットに入力する第1値を抽出するステップと、セットの空欄に第2値を補充するステップとを含む。
【0007】
本発明の第2の態様は、実験に関する構造化データの処理方法であって、コンピュータを用いて構造化データを作成するステップと、構造化データを表示するステップとを備える。構造化データは、所定の実験を実施するための、項目と値とを含むセットを、複数有する。構造化データを作成するステップは、第1情報ソースから、セットに入力する第1値を抽出するステップと、セットの空欄に第2値を補充するステップとを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、外部ソースから実験条件データを抽出して作成した構造化データを用いて、自動実験装置による実験を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実験システムの全体構成の一例を模式的に示す図である。
実施形態に係る実験条件の作成方法を説明するための図である。
実施形態に係る構造化データの処理を示すフローチャートである。
第1構造化データの一例を示す図である。
第2構造化データの一例を示す図である。
埋め込みデータの一例を示す図である。
実験条件の優先順位の一例を示す図である。
変形例1に係る構造化データの処理を示すフローチャートである。
変形例2に係る構造化データの処理を示すフローチャートである。
菌株情報表の一例を示す図である。
実験条件表の一例を示す図である。
実験結果表の一例を示す図である。
変形例3に係る構造化データの処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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