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公開番号2025126055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022429
出願日2024-02-16
発明の名称結晶配向膜、構造体、結晶配向膜の製造方法
出願人住友金属鉱山株式会社,国立大学法人東海国立大学機構
代理人個人,個人
主分類C01G 41/00 20060101AFI20250821BHJP(無機化学)
要約【課題】タングステンを含有する新たな結晶配向膜を提供することを目的とする。
【解決手段】結晶配向膜であって、
タングステン-酸素八面体ブロックからなる六員環構造と1次元トンネル構造を含み、
前記1次元トンネル構造が前記結晶配向膜の膜面に対して垂直方向に配向した結晶配向膜。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
結晶配向膜であって、
タングステン-酸素八面体ブロックからなる六員環構造と1次元トンネル構造を含み、
前記1次元トンネル構造が前記結晶配向膜の膜面に対して垂直方向に配向した結晶配向膜。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
一般式M





(但し、Mは、H、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、Mn、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、B、Al、Ga、In、Tl、C、Si、Ge、Sn、Pb、N、P、As、Sb、Bi、S、Se、Te、F、Cl、Br、Iを含む元素群、およびH

O、H

O、NH

を含む原子団群から選択される1種類以上であり、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.0≦z/y≦3.5)で表記される複合タングステン酸化物を含む、請求項1に記載の結晶配向膜。
【請求項3】
前記Mが、H、Li、Na、K、Rb、Cs、Ca、Sr、Ba、Fe、Cu、Ag、In、Tl、Sn、Pb、Ybから選択された1種類以上を含む、請求項2に記載の結晶配向膜。
【請求項4】
前記Mが、Cs、Rbから選択された1種類以上を含む、請求項2に記載の結晶配向膜。
【請求項5】
六方晶、単斜晶、斜方晶のいずれかの結晶構造を有する結晶を含む、請求項1または請求項2に記載の結晶配向膜。
【請求項6】
六方晶の結晶構造を有する結晶を含む、請求項1または請求項2に記載の結晶配向膜。
【請求項7】
移動度が0.01cm

/(V・s)以上1000cm

/(V・s)以下である請求項1または請求項2に記載の結晶配向膜。
【請求項8】
キャリア密度が1.0×10
19
/cm

以上1.0×10
24
/cm

以下である請求項1または請求項2に記載の結晶配向膜。
【請求項9】
前記結晶配向膜の膜面に沿った、含有する結晶子の長さの平均値が、100nm以上である請求項1または請求項2に記載の結晶配向膜。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載の結晶配向膜を含む構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、結晶配向膜、構造体、結晶配向膜の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、赤外線遮蔽材料微粒子が媒体中に分散してなる赤外線遮蔽材料微粒子分散体であって、前記赤外線遮蔽材料微粒子はタングステン酸化物微粒子、または/及び、複合タングステン酸化物微粒子を含有し、前記赤外線遮蔽材料微粒子の粒子直径は、1nm以上800nm以下であることを特徴とする赤外線遮蔽材料微粒子分散体が開示されている。
【0003】
特許文献2には、日射遮蔽機能を有する微粒子を含む中間層を、板ガラス、プラスチック、日射遮蔽機能を有する微粒子を含むプラスチックから選ばれた2枚の合わせ板間に介在させて成る日射遮蔽用合わせ構造体であって、前記日射遮蔽機能を有する微粒子がタングステン酸化物の微粒子、および/または複合タングステン酸化物の微粒子で構成されることを特徴とする日射遮蔽用合わせ構造体が開示されている。
【0004】
特許文献3には、タングステン酸化物、または/及び複合タングステン酸化物を含み、波長400nm以上780nm以下の領域で透過率の最大値が10%以上92%未満であり、膜の表面抵抗(シート抵抗)が1.0×10
10
Ω/□以下であることを特徴とする透明導電膜が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2005/037932号
国際公開第2005/087680号
特開2006-96656号公報
【非特許文献】
【0006】
ACS Nano 2020,14,15216
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1~特許文献3に開示されているように、タングステン酸化物や、複合タングステン酸化物は、赤外線遮蔽材料や、透明導電膜等として機能することが知られており、各種用途に用いることが可能である。
【0008】
そして、新たな機能の発現や、新たな用途への適用を目的として、タングステンを含有する酸化物を用いた新たな膜状体が求められていた。
【0009】
そこで、本発明の一側面では、タングステンを含有する新たな結晶配向膜を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一側面では、結晶配向膜であって、
タングステン-酸素八面体ブロックからなる六員環構造と1次元トンネル構造を含み、
前記1次元トンネル構造が前記結晶配向膜の膜面に対して垂直方向に配向した、結晶配向膜を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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