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公開番号2025124518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020625
出願日2024-02-14
発明の名称駅務システム、改札機、駅務方法、及びプログラム
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07B 15/00 20110101AFI20250819BHJP(チェック装置)
要約【課題】入出場処理において複数種類の非接触式乗車券を併用すること。
【解決手段】駅務システムは、第1の乗車券と第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、改札機への投入順が、第1の乗車券、第2の乗車券であった場合には、改札機は、第1の乗車券の再投入を要求し、第1の乗車券が再投入されると、最初に投入された第1の乗車券との照合を行い、第1及び第2の乗車券が適正であることの判定結果が取得され、かつ第1の乗車券の照合結果が一致した場合には、第1の乗車券に情報の書き込みを行うとともに旅客の入場を許可し、改札機への投入順が、第2の乗車券、第1の乗車券であった場合には、改札機は、第2の乗車券の再投入を要求し、第2の乗車券が再投入されると、最初に投入された第2の乗車券との照合を行い、第1及び第2の乗車券が適正であることの判定結果が取得され、かつ第2の乗車券の照合結果が一致した場合には旅客の入場を許可する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
書き込み式の非接触式乗車券である第1の乗車券と、非書き込み式の非接触式乗車券である第2の乗車券とを処理することが可能な改札機と、
前記改札機から前記第1の乗車券の読み取り情報を取得して、前記第1の乗車券の適否を判定可能な第1の判定サーバと、
前記改札機から前記第2の乗車券の読み取り情報を取得して、前記第2の乗車券の適否を判定可能な第2の判定サーバと、を備え、
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、
前記改札機は、
前記第1及び第2の乗車券の情報を読み取って前記第1及び第2の判定サーバにそれぞれ送信して判定結果を取得し、
前記改札機への投入順が、前記第1の乗車券、前記第2の乗車券であった場合には、
前記改札機は、
前記第1の乗車券の再投入を要求し、
前記第1の乗車券が再投入されると、最初に投入された前記第1の乗車券との照合を行い、
前記第1及び第2の乗車券が適正であることの前記判定結果が取得され、かつ前記第1の乗車券の照合結果が一致した場合には、前記第1の乗車券に情報の書き込みを行うとともに旅客の入場を許可し、
前記改札機への投入順が、前記第2の乗車券、前記第1の乗車券であった場合には、
前記改札機は、
前記第2の乗車券の再投入を要求し、
前記第2の乗車券が再投入されると、最初に投入された前記第2の乗車券との照合を行い、
前記第1及び第2の乗車券が適正であることの前記判定結果が取得され、かつ前記第2の乗車券の照合結果が一致した場合には旅客の入場を許可する、
駅務システム。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、
前記改札機は、
前記第2の乗車券の読み取り情報を前記第1の判定サーバに送信し、
前記第1の判定サーバは、
前記第1の乗車券の読み取り情報と前記第2の乗車券の読み取り情報とを紐づけて記憶し、
前記第2の判定サーバは、
前記第2の乗車券を無効登録し、
前記改札機への投入順が、前記第2の乗車券、前記第1の乗車券、前記第2の乗車券であった場合には、
前記第1の判定サーバは、
前記第1の乗車券の入場処理に関する書き込み情報を生成して記憶する、
請求項1に記載の駅務システム。
【請求項3】
前記旅客の出場処理に際し、
前記第2の判定サーバは、
前記第1の乗車券の読み取り情報に紐づけられた前記第2の乗車券の読み取り情報に基づいて、前記第2の乗車券の適否を判定する、
請求項2に記載の駅務システム。
【請求項4】
前記旅客の出場処理に際し、
前記改札機は、
前記第1の判定サーバから前記書き込み情報を取得して前記第1の乗車券に書き込むとともに前記旅客の出場を許可し、
前記第2の判定サーバから前記第2の乗車券が無効登録されていることの判定結果を取得すると、前記第2の乗車券の使用を禁止する、
請求項3に記載の駅務システム。
【請求項5】
書き込み式の非接触式乗車券である第1の乗車券と、非書き込み式の非接触式乗車券である第2の乗車券とを処理することが可能な改札機であって、
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、前記第1の乗車券が先に投入された場合には、
前記第2の乗車券が投入された後、前記第1の乗車券の再投入を要求し、
前記第1の乗車券が再投入されると、最初に投入された前記第1の乗車券との照合を行い、
前記第1及び第2の乗車券が適正であることの判定結果が得られ、かつ前記第1の乗車券の照合結果が一致した場合には、前記第1の乗車券に情報の書き込みを行うとともに旅客の入場を許可し、
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、前記第2の乗車券が先に投入された場合には、
前記第1の乗車券が投入された後、前記第2の乗車券の再投入を要求する、
改札機。
【請求項6】
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、前記第2の乗車券が先に投入された場合には、
前記第2の乗車券が再投入された後、前記第1の乗車券の再投入を要求し、
前記第1の乗車券が再投入されると、前回、投入された前記第1の乗車券との照合を行い、
前記第1及び第2の乗車券が適正であることの判定結果が得られ、かつ前記第1の乗車券の照合結果が一致した場合には、前記第1の乗車券に情報の書き込みを行うとともに旅客の入場を許可する、
請求項5に記載の改札機。
【請求項7】
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた出場処理に際し、前記第1の乗車券が先に投入された場合には、
前記第2の乗車券が投入された後、前記第1の乗車券の再投入を要求し、
前記第1の乗車券が再投入されると、最初に投入された前記第1の乗車券との照合を行い、
前記第1及び第2の乗車券が適正であることの判定結果が得られ、かつ前記第1の乗車券の照合結果が一致した場合には、前記第1の乗車券に情報の書き込みを行うとともに前記旅客の出場を許可し、
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた出場処理に際し、前記第2の乗車券が先に投入された場合には、
前記第1の乗車券が投入された後、前記第2の乗車券の再投入を要求し、
前記第2の乗車券が再投入された後、前記第1の乗車券の再投入を要求し、
前記第1の乗車券が再投入されると、前回、投入された前記第1の乗車券との照合を行い、
前記第1及び第2の乗車券が適正であることの判定結果が得られ、かつ前記第1の乗車券の照合結果が一致した場合には、前記第1の乗車券に情報の書き込みを行うとともに前記旅客の出場を許可する、
請求項6に記載の改札機。
【請求項8】
前記第1の乗車券の読み取り情報に基づく前記第1の乗車券の適否判定と、前記第2の乗車券の読み取り情報に基づく前記第2の乗車券の適否判定と、を行う判定部を備える、
請求項6または請求項7に記載の改札機。
【請求項9】
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、前記第2の乗車券が先に投入された場合には、
前記第2の乗車券が再投入されると、最初に投入された前記第2の乗車券との照合を行い、
前記第1及び第2の乗車券が適正であることの判定結果が得られ、かつ前記第2の乗車券の照合結果が一致した場合には、前記旅客の入場を許可する、
請求項5に記載の改札機。
【請求項10】
前記第1の乗車券の読み取り情報に基づいて、前記第1の乗車券の適否を判定可能な第1の判定サーバと、
前記第2の乗車券の読み取り情報に基づいて、前記第2の乗車券の適否を判定可能な第2の判定サーバと、に前記読み取り情報を送信可能に構成され、
前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、
前記第1の乗車券の情報と前記第2の乗車券の情報とを読み取って前記第1の判定サーバと前記第2の判定サーバとにそれぞれ送信して判定結果を取得する、
請求項9に記載の改札機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、駅務システム、改札機、駅務方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、在来線と特急列車との乗り継ぎ駅等における入出場処理の際に、複数種類の非接触式乗車券が組み合わされて用いられる場合がある。しかしながら、複数種類の非接触式乗車券が相次いで改札機に投入された場合、これらの乗車券の所有者が同一旅客であるか否かの判別が困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-045386号公報
特開2022-131292号公報
特開2009-134629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、入出場処理において複数種類の非接触式乗車券を併用することができる駅務システム、改札機、駅務方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の駅務システムは、書き込み式の非接触式乗車券である第1の乗車券と、非書き込み式の非接触式乗車券である第2の乗車券とを処理することが可能な改札機と、前記改札機から前記第1の乗車券の読み取り情報を取得して、前記第1の乗車券の適否を判定可能な第1の判定サーバと、前記改札機から前記第2の乗車券の読み取り情報を取得して、前記第2の乗車券の適否を判定可能な第2の判定サーバと、を備え、前記第1の乗車券と前記第2の乗車券とを用いた入場処理に際し、前記改札機は、前記第1及び第2の乗車券の情報を読み取って前記第1及び第2の判定サーバにそれぞれ送信して判定結果を取得し、前記改札機への投入順が、前記第1の乗車券、前記第2の乗車券であった場合には、前記改札機は、前記第1の乗車券の再投入を要求し、前記第1の乗車券が再投入されると、最初に投入された前記第1の乗車券との照合を行い、前記第1及び第2の乗車券が適正であることの前記判定結果が取得され、かつ前記第1の乗車券の照合結果が一致した場合には、前記第1の乗車券に情報の書き込みを行うとともに旅客の入場を許可し、前記改札機への投入順が、前記第2の乗車券、前記第1の乗車券であった場合には、前記改札機は、前記第2の乗車券の再投入を要求し、前記第2の乗車券が再投入されると、最初に投入された前記第2の乗車券との照合を行い、前記第1及び第2の乗車券が適正であることの前記判定結果が取得され、かつ前記第2の乗車券の照合結果が一致した場合には旅客の入場を許可する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態にかかる駅務システムの構成の一例を示す図である。
図2は、実施形態の駅務システムの入出場処理時の動作の一例である。
図3は、実施形態の駅務システムの入出場処理時の動作の他の例である。
図4は、実施形態の駅務システムの入出場処理の手順の一例を示すフロー図である。
図5は、実施形態にかかる駅務システムの入場処理の手順の他の例を示すフロー図である。
図6は、実施形態にかかる駅務システムの入場処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図7は、実施形態にかかる駅務システムの入場処理の手順の他の例を示すシーケンス図である。
図8は、実施形態にかかる駅務システムの出場処理の手順の他の例を示すフロー図である。
図9は、実施形態にかかる駅務システムの出場処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
図10は、実施形態の駅務システムの出場処理時の動作の他の例である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[駅務システムの構成例]
図1は、実施形態にかかる駅務システム1の構成の一例を示す図である。駅務システム1は、所有者である鉄道会社の管理下で各種の改札業務の用に供される。
【0008】
図1に示すように、実施形態の駅務システム1は、鉄道会社の路線内の各駅にそれぞれ設置される複数の改札システム20,30,40,50,60・・・、並びにこれらの改札システム20,30,40,50,60・・・の少なくともいずれかの改札業務に関わるIC判定サーバ11及びQR判定サーバ12を備える。
【0009】
例えば、A駅に設置される改札システム20は、複数台の改札機21(21a,21b・・・)を備える。複数の改札機21a,21b・・・は、例えばいずれも同様の構成を備え、複数種類の非接触式乗車券の入出場処理が可能に構成される。これらの改札機21が処理可能な非接触式乗車券としては、例えばIC(Integrated Circuit)カード乗車券、QR(Quick Response)コード乗車券等が挙げられる。
【0010】
ICカード乗車券は、情報の書き換えが可能な書き込み式の非接触式乗車券である。ICカード乗車券に、交通運賃等をチャージしておき、あるいは、定期券等のサービスを付帯させておくことで、例えば在来線等の乗車券としてICカード乗車券を用いることができる。QRコード(登録商標)乗車券は、情報の書き換えができない非書き込み式の非接触式乗車券である。QRコード乗車券を事前購入しておくこと等により、例えば新幹線等の特急列車に乗車する際の特急乗車券として用いることができる。この場合、在来線と特急列車との間で乗り継ぐ場合には、ICカード乗車券とQRコード乗車券との2種類の非接触式乗車券を用いて入出場処理を行うこととなる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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