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公開番号2025119918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024015049
出願日2024-02-02
発明の名称撮像装置、その制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G02B 7/28 20210101AFI20250807BHJP(光学)
要約【課題】特性の異なるレンズユニットを用いる場合であっても、AF枠を画面内の所望の位置に移動させることが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る撮像装置は、レンズユニットを装着可能であり、装着されているレンズユニットの特性を取得する取得手段と、移動操作を受け付ける操作手段と、表示手段に表示された撮像信号に対してデフォーカス量を検出する領域を示すAF枠の位置を、操作手段に対する移動操作に応じて制御する制御手段と、を有する。制御手段は、装着されているレンズユニットの特性に基づき、操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、1つの光軸を有する結像光学系を有する第1の特性のレンズユニットの場合と光軸の異なる複数の結像光学系を有する第2の特性のレンズユニットの場合とでAF枠の位置の移動量が異なるように制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
レンズユニットを装着可能な撮像装置であって、
装着されているレンズユニットの特性を取得する取得手段と、
移動操作を受け付ける操作手段と、
表示手段に表示された撮像信号に対してデフォーカス量を検出する領域を示すAF枠の位置を、前記操作手段に対する移動操作に応じて制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、装着されているレンズユニットの特性に基づき、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、1つの光軸を有する結像光学系を有する第1の特性のレンズユニットの場合と光軸の異なる複数の結像光学系を有する第2の特性のレンズユニットの場合とで前記AF枠の位置の移動量が異なるように制御する、ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御手段は、装着されているレンズユニットの特性に基づき、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、前記第1の特性のレンズユニットの場合よりも前記第2の特性のレンズユニットの場合の前記AF枠の位置の移動量が小さくなるように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、前記第2の特性のレンズユニットの場合の前記移動量が前記第1の特性のレンズユニットの場合の前記移動量の半分になるように、前記AF枠の位置の移動を制御する、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
レンズユニットを装着可能な撮像装置であって、
装着されているレンズユニットの特性を取得する取得手段と、
移動操作を受け付ける操作手段と、
表示手段に表示された撮像信号に対してデフォーカス量を検出する領域を示すAF枠の位置を、前記操作手段に対する移動操作に応じて制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、装着されているレンズユニットの特性に基づき、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、レンズの射影方式が等距離射影である第1の特性のレンズユニットの場合と、レンズの射影方式が中心射影である第2の特性のレンズユニットの場合とで前記AF枠の位置の移動量が異なるように制御する、ことを特徴とする撮像装置。
【請求項5】
前記第1の特性のレンズユニットと前記第2の特性のレンズユニットとは、それぞれが、光軸の異なる複数の結像光学系を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、装着されているレンズユニットの射影方式が等距離射影である場合の前記移動量が、装着されているレンズユニットの射影方式が中心射影である場合の前記移動量より大きくなるように、前記AF枠の位置の移動を制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記制御手段は、装着されているレンズユニットのレンズの射影方式が等距離射影である場合、前記移動量を、前記表示手段に表示された撮像信号上の画角に応じて増加させ、装着されているレンズユニットのレンズの射影方式が中心射影である場合、前記移動量を、前記表示手段に表示された撮像信号上の画角に応じて変更しないように、前記AF枠の位置の移動を制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項8】
レンズユニットを装着可能な撮像装置であって、
装着されているレンズユニットの特性を取得する取得手段と、
移動操作を受け付ける操作手段と、
表示手段に表示された撮像信号に対してデフォーカス量を検出する領域を示すAF枠の位置を、前記操作手段に対する移動操作に応じて制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、装着されているレンズユニットの特性に基づき、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、レンズの種類が魚眼レンズである第1の特性のレンズユニットの場合と、レンズの種類が魚眼レンズでない第2の特性のレンズユニットの場合とで前記AF枠の位置の移動量が異なるように制御する、ことを特徴とする撮像装置。
【請求項9】
前記第1の特性のレンズユニットと前記第2の特性のレンズユニットとは、それぞれが、光軸の異なる複数の結像光学系を有する、ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、装着されているレンズユニットのレンズの種類が魚眼レンズである場合の前記移動量が、装着されているレンズユニットのレンズの種類が魚眼レンズでない場合の前記移動量より大きくなるように、前記AF枠の位置の移動を制御する、ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レンズ交換式カメラに装着可能な交換レンズ(レンズユニット)として、VR(Virtual Reality)画像を取得可能なように同一の方向を向いた2つの光学系を有するレンズユニットが知られている(特許文献1)。このようなレンズユニットを用いることにより、一度の撮影により容易にVR画像を作成可能な視差のある2枚の画像を取得することができる。
【0003】
また、1つの光学系を有するレンズユニットでも複数の光学系を有するレンズユニットでも、光学系が中心射影であり被写体と像とを相似に撮影できるものと、上下左右180度(半球、画像中心から全方向に90度)以上の広範囲を撮影できるものがある。後者は総称して魚眼レンズとも呼ばれる。このように、レンズ交換式カメラでは、様々なレンズユニットが使用され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-189536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、オートフォーカス機能を備えるカメラには、所望の被写体にピントを合わせるために、ユーザ操作に応じてオートフォーカス(AF)枠を移動させる機能を有するものが知られている。AF枠は、表示させた撮像信号に対して、デフォーカス量を検出する領域を示す枠(フレーム)である。装着しているレンズユニットによって表示させた撮像信号に変化が生じるため、AF枠の操作感にも影響が生じ得る。従来技術では、特性の異なるレンズユニットを装着可能である場合に、AF枠を適切に制御する技術について考慮していなかった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、特性の異なるレンズユニットを用いる場合であっても、AF枠を画面内の所望の位置に移動させることが可能な技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題を解決するため、例えば本発明の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、レンズユニットを装着可能な撮像装置であって、装着されているレンズユニットの特性を取得する取得手段と、移動操作を受け付ける操作手段と、表示手段に表示された撮像信号に対してデフォーカス量を検出する領域を示すAF枠の位置を、前記操作手段に対する移動操作に応じて制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、装着されているレンズユニットの特性に基づき、前記操作手段への移動操作の同じ操作量に対して、1つの光軸を有する結像光学系を有する第1の特性のレンズユニットの場合と光軸の異なる複数の結像光学系を有する第2の特性のレンズユニットの場合とで前記AF枠の位置の移動量が異なるように制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、特性の異なるレンズユニットを用いる場合であっても、AF枠を画面内の所望の位置に移動させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る撮像装置の一例としてのカメラの外観構成の一例を示す図
実施形態1に係るレンズユニットの一例としての一眼レンズユニットを装着しているカメラの内部構成の一例を示す図
実施形態1に係るレンズユニットの一例としての二眼レンズユニットの構成の一例を示す模式図
実施形態1に係る撮像部内の撮像素子の画素配列の一例を示す概略図
実施形態1に係る二眼レンズユニットを装着しているカメラにおけるライブビュー画像の表示例を示す図
実施形態1におけるAF枠の移動制御処理を示すフローチャート
実施形態2におけるAF枠の移動制御処理を示すフローチャート
実施形態3におけるAF枠の移動制御処理を示すフローチャート
実施形態4におけるAF枠の移動制御処理を示すフローチャート
実施形態5におけるAF枠の移動制御処理を示すフローチャート
実施形態6におけるAF枠の移動制御処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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