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公開番号2025119081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024007672
出願日2024-01-22
発明の名称太陽電池モジュール、太陽電池セル及び太陽電池モジュールの製造方法
出願人株式会社PXP,株式会社SOLABLE
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H10F 19/90 20250101AFI20250806BHJP()
要約【課題】本発明は、電気抵抗が高くなることを抑制する太陽電池モジュール、太陽電池セル及び太陽電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】導電性腐食防止層と、第1導電性基板と、第1発電素子層と、第1電極と、をこの順に、少なくとも有する第1太陽電池セルと、第2導電性基板と、第2発電素子層と、第2電極と、をこの順に、少なくとも有する第2太陽電池セルと、を備え、前記第1太陽電池セルの前記導電性腐食防止層と、前記第2太陽電池セルの前記第2電極とが、少なくとも導電性接着部材を介して接合されている、太陽電池モジュール。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導電性腐食防止層と、第1導電性基板と、第1発電素子層と、第1電極と、をこの順に、少なくとも有する第1太陽電池セルと、
第2導電性基板と、第2発電素子層と、第2電極と、をこの順に、少なくとも有する第2太陽電池セルと、
を備え、
前記第1太陽電池セルの前記導電性腐食防止層と、前記第2太陽電池セルの前記第2電極とが、少なくとも導電性接着部材を介して接合されている、
太陽電池モジュール。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第1太陽電池セルが、前記導電性腐食防止層と前記導電性接着部材との間に、接触抵抗低減層をさらに有する、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記接触抵抗低減層は、金属銀、金属スズ、銀合金、及びスズ合金からなる群より選ばれる一種以上を含む、
請求項2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
500℃における、前記第1導電性基板と前記導電性腐食防止層との線膨張係数の差が、5.0×10
-6
/℃以下である、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項5】
前記導電性腐食防止層が、前記導電性接着部材側の面において、少なくとも一部が硫化、セレン化、塩化、臭化、又はヨウ化している、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項6】
前記導電性腐食防止層が、金属モリブデン又はモリブデン合金を含む、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項7】
前記導電性腐食防止層が、モリブデン合金を含み、
前記モリブデン合金が、ニッケル元素、ニオブ元素、クロム元素、タングステン元素、ケイ素元素、及び炭素元素からなる群より選ばれる一種以上を含む、
請求項6に記載の太陽電池モジュール。
【請求項8】
前記導電性接着部材が、金属皮膜を有する導電性メッシュ織物を含む、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項9】
導電性腐食防止層と、導電性基板と、発電素子層と、電極と、をこの順に、少なくとも備える、
太陽電池セル。
【請求項10】
前記導電性腐食防止層の、前記導電性基板とは反対側に、接触抵抗低減層を備える、
請求項9に記載の太陽電池セル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュール、太陽電池セル及び太陽電池モジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
太陽電池モジュールの電圧特性等を向上させるために、太陽電池セル同士を電気的に直列に接続することが行われる。この場合、太陽電池セル同士を接合する方法としては、一方の太陽電池セルの裏面電極と金属リボン、及び金属リボン線と他方の太陽電池セルの表面電極を、それぞれはんだ付けする手法が挙げられる。しかしながら、はんだ付けされた接合部分は、機械的振動や熱衝撃に弱いという問題があった。また、薄膜太陽電池においては、はんだ付けされた接合部分の厚さが大きくなり、薄膜太陽電池の表面に凸凹が生じる問題があった。
【0003】
特許文献1では、導電性接着部材を用いて、太陽電池とバスバーとを接着する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3751539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の手法と同様に導電性接着部材を用いて、一方の太陽電池セルの裏面電極と他方の太陽電池セルの表面電極とを、金属リボン線を介さずに接合して太陽電池モジュールを作製すると、はんだ付けによる接合における問題が生じない。また、太陽電池セル同士の接合において、必要な部材が削減でき、必要なプロセスが簡略化でき、コストダウンにつながる。
【0006】
ところで、太陽電池セルは、硫黄雰囲気等の雰囲気下で熱処理することにより、その性能が向上することが知られている。導電性接着部材を用いた上述の接合方法においては、一方の太陽電池セルの裏面電極は露出している。そのため、この太陽電池セルを硫黄雰囲気等の雰囲気下で熱処理すると、裏面電極が変性し、電極としての性能が劣化する。その結果、太陽電池セル同士の接合領域において電気抵抗が増大し、太陽電池モジュールの電気抵抗が増大することがわかった。
【0007】
本発明は、電気抵抗が高くなることを抑制する太陽電池モジュール、太陽電池セル及び太陽電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態にかかる太陽電池モジュールは、導電性腐食防止層と、第1導電性基板と、第1発電素子層と、第1電極と、をこの順に、少なくとも有する第1太陽電池セルと、第2導電性基板と、第2発電素子層と、第2電極と、をこの順に、少なくとも有する第2太陽電池セルと、を備え、上記第1太陽電池セルの上記導電性腐食防止層と、上記第2太陽電池セルの上記第2電極とが、少なくとも導電性接着部材を介して接合されている。
【0009】
太陽電池モジュールにおいて、第1太陽電池セルの導電性腐食防止層と、第2太陽電池セルの第2電極とが、少なくとも導電性接着部材を介して接合されていることにより、太陽電池モジュールにおいて、太陽電池セル同士の接合領域における電気抵抗が高くなることを抑制できることを本発明者らは見出した。
【0010】
本発明の一実施形態にかかる太陽電池セルは、導電性腐食防止層と、導電性基板と、発電素子層と、電極と、をこの順に、少なくとも備える。
である。
(【0011】以降は省略されています)

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