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公開番号2025119005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025085599,2023542086
出願日2025-05-22,2021-08-18
発明の名称送信局及び受信局
出願人NTT株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H04W 72/12 20230101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数のリンクが同時にデータを送信する場合、当該リンク間で互いに電力漏洩がある場合のデータの送信を改善する送信局及び受信局を提供する。
【解決手段】無線システムにおいて、無線信号を送信する局である基地局は、無線信号処理部130~無線信号処理部150と、送信タイミング調整部160と、を具備する。無線信号処理部は、それぞれ1つのチャネル又は異なるチャネルを用いて無線信号を送受信する。送信タイミング調整部は、各無線信号処理部に関連するそれぞれステータスに基づいて、それぞれのデータの送信タイミングを調整する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信する第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信する第2の無線信号処理部と、
前記第1の無線信号処理部に関連する第1のデータ及び前記第2の無線信号処理部に関連する第2のデータの送信タイミングを調整する送信タイミング調整部と、
を備え、
前記送信タイミング調整部は、前記第1の無線信号処理部に関連する第1のステータスと、前記第2の無線信号処理部に関連する第2のステータスに基づいて、前記第1のデータ及び前記第2のデータの送信タイミングを調整する、
送信局。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1のステータスは、前記第1の無線信号処理部のチャネルアクセス手順のステータスであり、
前記第2のステータスは、前記第2の無線信号処理部のチャネルアクセス手順のステータスであり、
前記送信タイミング調整部は、前記第1のステータス及び前記第2のステータスを管理する、
請求項1に記載の送信局。
【請求項3】
前記送信タイミング調整部は、前記第1のステータスがチャネルアクセス手順の完了を示すステータスである場合、前記第2のステータスを確認する、
請求項2に記載の送信局。
【請求項4】
前記送信タイミング調整部は、前記第2のステータスがチャネルアクセス手順の実行中を示すステータスである場合、前記第1のデータの送信待機指示を前記第1の無線信号処理部に通知する、
請求項3に記載の送信局。
【請求項5】
前記送信タイミング調整部は、前記第2のステータスがチャネルアクセス手順の完了を示すステータスである場合、前記第1のデータ及び前記第2のデータの送信指示を前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部に通知する、
請求項3に記載の送信局。
【請求項6】
前記送信タイミング調整部は、前記第1のデータ及び前記第2のデータを受け取るとともに、前記第1のデータ及び前記第2のデータを送信する、
請求項1に記載の送信局。
【請求項7】
前記送信タイミング調整部は、前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部のデータ送信に要する時間の最大値に基づいて、前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部に、同一のACKの返信タイミング、BAR(Block ACK request)の返信タイミング、又は、データ送信を完了させるタイミングのいずれかを通知する、
請求項1に記載の送信局。
【請求項8】
第1のチャネルを用いて無線信号を送受信する第1の無線信号処理部と、
前記第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信する第2の無線信号処理部と、
を備え、
前記第1の無線信号処理部及び前記第2の無線信号処理部は、無線信号を送信する送信局から受信したACKの返信タイミングの指示に基づいて、前記送信局にACKを返信する、
受信局。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、送信局及び受信局に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
基地局と端末といった、無線信号を送信する送信局と無線信号を受信する受信局との間の無線システムとして、無線LAN(Local Area Network)が知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
IEEE Std 802.11-2016, “10.22.2 HCF contention based channel access (EDCA)”, 7 December 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、複数のリンクが同時にデータを送信しようとするとき、当該リンク間で互いに電力漏洩がある場合のデータの送信を改善できる送信局及び受信局を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態では、無線信号を送信する局である送信局は、第1の無線信号処理部と、第2の無線信号処理部と、送信タイミング調整部と、を具備する。第1の無線信号処理部は、第1のチャネルを用いて無線信号を送受信する。第2の無線信号処理部は、第1のチャネルと異なる第2のチャネルを用いて無線信号を送受信する。送信タイミング調整部は、第1の無線信号処理部に関連する第1のステータスと、第2の無線信号処理部に関連する第2のステータスに基づいて、第1のデータ及び第2のデータの送信タイミングを調整する。
【発明の効果】
【0006】
実施形態によれば、複数のリンクが同時にデータを送信するとき、当該リンク間で互いに電力漏洩がある場合のデータの送信を改善できる送信局及び受信局を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る無線システムの構成の一例を示す図である。
図2は、MACフレームのフォーマットの具体例を示す図である。
図3は、基地局の構成の一例を示す図である。
図4は、基地局の機能構成の一例を示す図である。
図5は、端末の構成の一例を示す図である。
図6は、端末の機能構成の一例を示す図である。
図7は、基地局におけるチャネルアクセス機能の詳細を示す図である。
図8は、実施形態に係る無線システムにおけるマルチリンク処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、実施形態に係る無線システムにおける無線信号の送信処理の一例を示す図である。
図10は、STA機能によるデータの送信時間が異なる場合に、ACKの返信タイミングを調整する処理を説明する図である。
図11は、STA機能によるデータの送信時間が異なる場合に、ACKの返信タイミングを調整する処理であって図10とは異なる処理を説明する図である。
図12は、STA機能によるデータの送信時間が異なる場合に、ACKの返信タイミングを調整する処理であって図10及び図11とは異なる処理を説明する図である。
図13は、基地局の機能構成の変形例を示す図である。
図14は、基地局におけるチャネルアクセス機能の変形例の詳細を示す図である。
図15は、実施形態の変形例に係る無線システムにおける無線信号の送信処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る無線システム1の構成の一例を示している。図1に示すように、無線システム1は、例えば基地局10、端末20、及びサーバ30を備えている。
【0009】
基地局10は、ネットワークNWに接続され、無線LANのアクセスポイントとして使用される。例えば、基地局10は、ネットワークNWから受信したデータを、無線で端末20に送信することができる。また、基地局10は、1つのチャネル又は複数の異なるチャネルを用いて、端末20に接続され得る。本明細書では、基地局10と端末20との間における複数の異なるチャネルを用いた無線接続のことを、“マルチリンク”と呼ぶ。基地局10と端末20との間の通信は、例えばIEEE802.11規格に基づいている。
【0010】
端末20は、スマートフォンやタブレットPC等の無線端末である。端末20は、無線で接続された基地局10を介して、ネットワークNW上のサーバ30との間でデータを送受信することができる。端末20は、デスクトップコンピュータやラップトップコンピュータ等、その他の電子機器であってもよい。端末20は、少なくとも基地局10と通信可能であればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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