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公開番号
2025116159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025091586,2021067484
出願日
2025-06-02,2021-04-13
発明の名称
光学系及び撮像装置
出願人
株式会社タムロン
代理人
個人
主分類
G02B
13/00 20060101AFI20250731BHJP(光学)
要約
【課題】F値が小さい明るい大口径レンズでありながら、フォーカス変動時の像面変動及び色収差が抑えられた光学系及び撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群(G1)と、負の屈折力を有する第2レンズ群(G2)と、正の屈折力を有する第3レンズ群(G3)と、負の屈折力を有する第4レンズ群(G4)とから構成され、前記第2レンズ群は少なくとも1枚の正レンズ及び少なくとも1枚の負レンズを有し、無限遠から最至近への合焦時に、前記第1レンズ群及び前記第4レンズ群は像面に対して固定であり、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群は光軸方向に沿ってそれぞれ移動し、所定の式を満足することを特徴とする光学系及び当該光学系を備えた撮像装置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、
前記第2レンズ群は少なくとも1枚の正レンズ及び少なくとも1枚の負レンズを有し、
無限遠から最至近への合焦時に、前記第1レンズ群及び前記第4レンズ群は像面に対して固定であり、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群は光軸方向に沿ってそれぞれ移動し、以下の式を満足する光学系。
-0.55 ≦ f1/f2 ≦ -0.01 ・・・・・(1)
ν2 ≦ 25.0 ・・・・・(2)
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
ν2:前記第2レンズ群に含まれる正レンズのうち、いずれか一のレンズのd線におけるアッベ数
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
以下の式を満足する請求項1に記載の光学系。
-0.50 ≦ f /f2 ≦ -0.01 ・・・・・(3)
但し、
f:当該光学系の無限遠合焦時の焦点距離
【請求項3】
前記第1レンズ群は以下の式を満足する負レンズを少なくとも1枚有する請求項1又は請求項2に記載の光学系。
但し、
ν1 ≦ 25.0 ・・・・・(4)
ν1:前記第1レンズ群に含まれる負レンズのd線におけるアッベ数
【請求項4】
前記第1レンズ群は絞りを有し、以下の式を満足する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光学系。
39.0 ≦ f1R ≦ 85.0 ・・・・・(5)
但し、
f1R:前記第1レンズ群における前記絞りより像側にあるレンズの合成焦点距離(mm)
【請求項5】
前記第1レンズ群には、当該第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第4レンズ群の最も像側のレンズ面までの間に配置される空気間隔の中で、最も大きな空気間隔が配置される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光学系。
【請求項6】
前記第1レンズ群は、以下の式を満足する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光学系。
-10.0≦(R1f+R1r)/(R1f-R1r)≦1.2・・・・・(6)
但し、
R1f:前記第1レンズ群内の最大の空気間隔を挟んで物体側に配置されたレンズの像側面の曲率半径
R1r:前記第1レンズ群内の最大の空気間隔を挟んで像側に配置されたレンズの物体側面の曲率半径
【請求項7】
以下の式を満足する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光学系。
0.5 ≦ BF / Y ≦ 1.3 ・・・・・(7)
但し、
BF:前記第4レンズ群の最も像側面の面頂から像面までの光軸上の距離
Y:当該光学系の最大像高
【請求項8】
前記第1レンズ群は接合レンズを少なくとも一つ有する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光学系。
【請求項9】
以下の式を満足する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の光学系。
0.80 ≦ FD/f ≦ 1.50 ・・・・・(8)
但し、
FD:無限遠合焦時における前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第4レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離
f:当該光学系の無限遠合焦時の焦点距離
【請求項10】
以下の式を満足する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光学系。
1.45 ≦ F1_F2/f ≦ 2.55 ・・・・・(9)
但し、
F1_F2:無限遠合焦時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の合成焦点距離
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件発明は、光学系及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、フルサイズミラーレスカメラの需要が拡大する中、センサ高画素化やモニタ等の高解像度化に伴う高解像度対応のレンズが求められてきている。
【0003】
一般的にF値が1.4程度の明るい大口径レンズは、被写界深度も浅くなり物体距離が無限遠から最至近にかけての合焦の際、像面変動をより抑える必要がある。また、センサ結像面上での像の色にじみ、アウトフォーカス部でのボケ像の色にじみ等の軸上色収差及び倍率色収差の補正がより重要となってきている。
【0004】
従来より、F値が1.4程度の明るい大口径レンズの光学系が知られている。例えば、特許文献1、2に開示の光学系は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群から構成され、第2レンズ群を光軸方向に沿って移動させて合焦を行うインナーフォーカス方式の合焦方式が採用されている。特許文献3に開示の光学系は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群から構成され、第2レンズ群及び第3レンズ群を光軸方向に沿って移動させて合焦を行うフローティングフォーカス方式の合焦方式が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-30383号公報
国際公開第2016/056310号
特許6631412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の光学系では、第1レンズ群と第2レンズ群のパワー配置が適切ではないため、第1レンズ群を構成するレンズの径が相対的に大きくなる。そのため製品全体が大型化してしまう。また、合焦の際の像面変動及び色収差補正が不十分であり、光学性能の向上が求められる。
【0007】
特許文献2に記載の光学系では、単レンズ群により合焦させているため、無限遠から最至近にかけての合焦の際、像面変動が大きくなる。そのため合焦全域での像面変動の抑制が求められる。
【0008】
特許文献3に記載の光学系は、フローティングフォーカス方式により合焦を行う。合焦の際に移動するレンズ群内に用いられるレンズは、異常分散性が低いガラスを使用している。そのため合焦全域での軸上色収差及び倍率色収差の補正が不十分であり、結像面での色にじみが目立ってしまう。
【0009】
本件発明の課題は、F値が小さい明るい大口径レンズでありながら、合焦全域での像面変動及び色収差が抑えられた光学系及び撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本件発明に係る光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、前記第2レンズ群は少なくとも1枚の正レンズ及び少なくとも1枚の負レンズを有し、無限遠から最至近への合焦時に、前記第1レンズ群及び前記第4レンズ群は像面に対して固定であり、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群は光軸方向に沿ってそれぞれ移動し、以下の式を満足することを特徴とする。
-0.55 ≦ f1/f2 ≦ -0.01 ・・・・・(1)
ν2 ≦ 25.0 ・・・・・(2)
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
ν2:前記第2レンズ群に含まれる正レンズのうち、いずれか一のレンズのd線におけるアッベ数
(【0011】以降は省略されています)
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