TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025114760
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2025079209,2024129040
出願日
2025-05-12,2011-07-19
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10D
30/67 20250101AFI20250729BHJP()
要約
【課題】酸化物半導体を用いたトランジスタにおいて、電気的特性の変動が小さく、信頼性の高く、かつ、オン電流の大きい半導体装置を作製する。
【解決手段】半導体装置は、酸化物半導体層106のチャネル領域126に接する絶縁層として、酸素放出量の多い絶縁層103の第1の領域101を用い、酸化物半導体層のソース領域122a及びドレイン領域122bに接する絶縁層として、酸素放出量の少ない絶縁層の第2の領域102を用いる。酸素放出量の多い絶縁層から酸素が放出されることにより、チャネル領域中の酸素欠損及び当該絶縁層とチャネル領域の界面準位密度を低減することができ、電気的特性の変動が小さく、信頼性の高い半導体装置を作製することができる。ソース領域及びドレイン領域については、酸素放出量の少ない絶縁層に接して設けることで、ソース領域及びドレイン領域の高抵抗化を抑制する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の領域及び第2の領域を有する絶縁層と、
前記絶縁層の上面と接して設けられた酸化物半導体層と、
前記酸化物半導体層の上面と接して設けられたゲート絶縁層と、
前記ゲート絶縁層の上面と接して設けられたゲート電極と、を有し、
前記酸化物半導体層は、チャネル領域と、ソース領域と、ドレイン領域と、を有し、
前記チャネル領域は、前記第1の領域と接して設けられ、
前記ゲート絶縁層は、前記酸化物半導体層と重ならない領域において前記第2の領域と
接して設けられ、
前記ソース領域は、前記第2の領域と接して設けられ、
前記ドレイン領域は、前記第2の領域と接して設けられ、
前記第1の領域には、酸化シリコンを有し、
前記第2の領域には、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アル
ミニウム、窒化アルミニウム又は酸化窒化アルミニウムを有する、半導体装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
第1の領域及び第2の領域を有する絶縁層と、
前記絶縁層の上面と接して設けられた酸化物半導体層と、
前記酸化物半導体層の上面と接して設けられたゲート絶縁層と、
前記ゲート絶縁層の上面と接して設けられたゲート電極と、を有し、
前記酸化物半導体層は、チャネル領域と、ソース領域と、ドレイン領域と、を有し、
前記チャネル領域は、前記第1の領域と接して設けられ、
前記ゲート絶縁層は、前記酸化物半導体層と重ならない領域において前記第2の領域と
接して設けられ、
前記ソース領域は、前記第2の領域と接して設けられ、
前記ドレイン領域は、前記第2の領域と接して設けられ、
前記第1の領域には、酸化シリコンを有し、
前記第2の領域には、窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アル
ミニウム、窒化アルミニウム又は酸化窒化アルミニウムを有し、
前記酸化物半導体層は、In-Oである、半導体装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記第2の領域の酸素放出量は、前記第1の領域の酸素放出量よりも少ない、半導体装
置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
半導体装置及び半導体装置の作製方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【0002】
なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能し得る装
置全般をいい、電気光学装置、半導体回路及び電子機器は全て半導体装置である。
【背景技術】
【0003】
絶縁表面を有する基板上に形成された半導体薄膜を用いてトランジスタを構成する技術
が注目されている。該トランジスタは集積回路(IC)や画像表示装置(表示装置)のよ
うな電子デバイスに広く応用されている。トランジスタに適用可能な半導体薄膜としてシ
リコン系半導体材料が広く知られているが、その他の材料として酸化物半導体が注目され
ている。
【0004】
例えば、トランジスタの活性層として、電子キャリア濃度が10
18
/cm
3
未満であ
るインジウム(In)、ガリウム(Ga)、及び亜鉛(Zn)を含む非晶質酸化物を用い
たトランジスタが開示されている(特許文献1参照。)。
【0005】
酸化物半導体を用いたトランジスタは、アモルファスシリコンを用いたトランジスタよ
りも動作が速く、多結晶シリコンを用いたトランジスタよりも製造が容易であるものの、
電気的特性が変動しやすく信頼性が低いという問題点が知られている。例えば、バイアス
-熱ストレス試験(BT試験)後に、トランジスタのしきい値電圧は変動してしまう。な
お、本明細書において、しきい値電圧とは、トランジスタを「オン状態」にするために必
要なゲートの電圧をいう。そして、ゲート電圧とは、ソースの電位を基準としたゲートの
電位との電位差をいう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-165528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
酸化物半導体を用いたトランジスタのBT試験によるしきい値電圧の変動は、酸化物半
導体を用いたトランジスタの信頼性を著しく低下させる。本発明の一態様は、酸化物半導
体を用いた半導体装置の信頼性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、酸化物半導体層のチャネル領域に接する絶縁層として、加熱により
酸素を放出する絶縁層を用い、酸化物半導体層のソース領域及びドレイン領域に接する絶
縁層として、酸素放出量が上記チャネル領域に接する絶縁層より少ない絶縁層を用いるこ
とを技術的思想とする半導体装置または半導体装置の作製方法である。
【0009】
本発明の一態様は、第1の領域及び第2の領域を有する絶縁層と、第1の領域及び第2
の領域に接して設けられ、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域を有する酸化物半
導体層と、を有し、酸化物半導体層のチャネル領域は、第1の領域に接して設けられ、酸
化物半導体層のソース領域及びドレイン領域は、第2の領域に接して設けられ、第1の領
域は、加熱により酸素を放出する絶縁層であり、第2の領域は、酸素放出量が第1の領域
より少ない絶縁層である半導体装置または半導体装置の作製方法である。
【0010】
「加熱により酸素を放出する」とは、TDS(Thermal Desorption
Spectroscopy:昇温脱離ガス分光法)分析にて、酸素原子に換算しての酸素
の放出量が1×10
18
atoms/cm
3
以上、好ましくは3×10
20
atoms/
cm
3
以上であることをいう。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日亜化学工業株式会社
発光装置
22日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
株式会社カネカ
固体撮像装置用基板
16日前
TDK株式会社
太陽電池
21日前
ローム株式会社
光センサ
1か月前
住友電気工業株式会社
受光素子
1か月前
エイブリック株式会社
縦型ホール素子
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
今日
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
10日前
ミツミ電機株式会社
センサ装置
今日
ミツミ電機株式会社
半導体装置
10日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
14日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
28日前
旭化成株式会社
紫外線発光素子
1か月前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
25日前
ローム株式会社
半導体装置
23日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
10日前
エイブリック株式会社
保護回路及び半導体装置
9日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
9日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
3日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
21日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
21日前
ローム株式会社
半導体装置
21日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
21日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス
1か月前
住友電気工業株式会社
半導体装置
1か月前
豊田合成株式会社
太陽電池付き衣類
18日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
23日前
株式会社カネカ
太陽電池モジュール
23日前
個人
半導体メモリの構造とその動作法
17日前
豊田合成株式会社
太陽電池モジュール
17日前
旭化成株式会社
発光素子及び発光装置
1か月前
国立大学法人東京科学大学
半導体装置
17日前
続きを見る
他の特許を見る