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公開番号
2025114171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008690
出願日
2024-01-24
発明の名称
マイクロダクト用樹脂管
出願人
宇部エクシモ株式会社
代理人
弁理士法人シエル国際特許事務所
主分類
G02B
6/50 20060101AFI20250729BHJP(光学)
要約
【課題】光ファイバケーブルの挿入布設性能に優れたマイクロダクト用樹脂管を提供する。
【解決手段】光ファイバケーブルが挿入布設されるマイクロダクト用樹脂管1について、少なくとも内面10を、非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂により形成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光ファイバケーブルが挿入布設されるマイクロダクト用樹脂管であって、
少なくとも内面が非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂で形成されているマイクロダクト用樹脂管。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記ポリエチレン樹脂は、密度が異なる2種類以上のポリエチレンを含む請求項1に記載のマイクロダクト用樹脂管。
【請求項3】
前記ポリエチレン樹脂は、高密度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)を含む請求項2に記載のマイクロダクト用樹脂管。
【請求項4】
前記非反応性シリコーンは、シリコーンガム、シリコーンゴム、シリコーンオイル又はシリコーンパウダーである請求項1に記載のマイクロダクト用樹脂管。
【請求項5】
内層と外層の2層で構成され、
前記内層は非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂で形成されており、
前記外層は非反応性シリコーンを含まないポリエチレン樹脂で形成されている
請求項1~4のいずれか1項に記載のマイクロダクト用樹脂管。
【請求項6】
内層と中間層と外層を有し、
前記内層は非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂で形成されており、
前記中間層は非反応性シリコーンを含まないポリエチレン樹脂で形成されており、
前記外層は非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂又は非反応性シリコーンを含まないポリエチレン樹脂で形成されている
請求項1~4のいずれか1項に記載のマイクロダクト用樹脂管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバケーブルを挿入布設するマイクロダクト用樹脂管に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
大径のメインダクト内に配設された細径のマイクロダクトに光ファイバケーブルを挿入布設する所謂マイクロダクトシステム工法は、一度管路(マイクロダクト)を布設すれば、大規模な工事をすることなく光ファイバケーブルの追加・変更・更新が可能であることから、欧米で広く導入されている。一般に、マイクロダクトシステム工法では、高圧圧縮空気でマイクロダクト内に光ファイバケーブルを圧送して挿通させる方法や、空気圧送式押込みと固体式押込みとを併用する方法が適用されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
いずれの方法でも、マイクロダクトを構成する管には、低摩擦で、ケーブルが座屈しにくく、空気圧送特性が良好であることが求められる。従来、空気圧送光ケーブル用管(パイプ・チューブ)としては、ポリエチレンなどの合成樹脂で形成されたものが用いられている(例えば、特許文献2,3参照。)。特許文献2には、合成樹脂からなるパイプ本体と、このパイプ本体の内壁面に半ば埋設された状態のスパイラル状のワイヤとからなる空気圧送光ケーブル用パイプが提案されている。また、特許文献3には、ビカット軟化点120~140℃、密度0.950~0.970g/cm
3
、オルゼン剛性7500~13000kg/cm
2
のポリエチレンからなるプラスチックパイプが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-309519号公報
特開平5-323128号公報
特開平10-62665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、光ファイバケーブルの挿入布設距離が更に長距離化しており、マイクロダクト用樹脂管にも、より低摩擦で、空気圧送や固体式押込みがしやすいものが求められている。しかしながら、前述した従来の樹脂管は、ケーブルとの摺動性が劣っており、長距離布設には適さないという課題がある。
【0006】
そこで、本発明は、光ファイバケーブルの挿入布設性能に優れたマイクロダクト用樹脂管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るマイクロダクト用樹脂管は、光ファイバーケーブルファイバーが挿入布設されるマイクロダクト用樹脂管であって、少なくとも内面が非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂で形成されている。
前記ポリエチレン樹脂は、密度が異なる2種類以上のポリエチレンを含んでいてもよい。その場合、前記ポリエチレン樹脂は、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)を含むことができる。
前記非反応性シリコーンは、例えばシリコーンガム、シリコーンゴム、シリコーンオイル又はシリコーンパウダーである。
本発明のマイクロダクト用樹脂管は、内層と外層の2層で構成されており、前記内層は非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂で形成され、前記外層は非反応性シリコーンを含まないポリエチレン樹脂で形成されていてもよい。
又は、本発明のマイクロダクト用樹脂管は、内層と中間層と外層を有し、前記内層は非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂で形成され、前記中間層は非反応性シリコーンを含まないポリエチレン樹脂で形成され、前記外層は非反応性シリコーンを0.01~20質量%含有するポリエチレン樹脂又は非反応性シリコーンを含まないポリエチレン樹脂で形成されていてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光ファイバケーブルと接触する内面を低摩擦化することができるため、光ファイバケーブルの挿入布設性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態の樹脂管の構造例を示す断面図である。
A及びBは本発明の実施形態の樹脂管の他の構造例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、添付の図面を参照して、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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