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公開番号2025111130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2024005334
出願日2024-01-17
発明の名称露出制御装置、露出制御方法、および露出制プログラム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類H04N 23/70 20230101AFI20250723BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車両に搭載された撮像装置において、夜間等の低照度環境下で被写体にかかわらず良好に撮像可能とする技術を提供すること。
【解決手段】露出制御装置(42)は、自車両(V)に搭載されたカメラ(41)の露出を制御するように構成されている。本開示に係る露出制御装置は、例えば、カメラによる撮影画像を記録する記録部(43)を備えた車載撮像装置(4)に適用される。本開示に係る露出制御装置は、イベント情報取得部(422)と、露出制御部(423)とを備えている。イベント情報取得部は、自車両に対するイベントの検出情報を取得するようになっている。露出制御部は、取得した検出情報に基づいて、露出条件を設定するようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自車両(V)に搭載されたカメラ(41)の露出を制御する、露出制御装置(42)であって、
前記自車両に対するイベントの検出情報を取得する、イベント情報取得部(422)と、
取得した前記検出情報に基づいて、露出条件を設定する、露出制御部(423)と、
を備えた露出制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記イベント情報取得部は、前記検出情報として、前記自車両に対する衝撃の大きさである衝撃値に対応する情報を取得し、
前記露出制御部は、前記衝撃値が第一種イベントよりも大きい第二種イベントにて、前記第一種イベントよりも高照度側に前記露出条件を設定する、
請求項1に記載の露出制御装置。
【請求項3】
前記第一種イベントは、人による前記自車両への衝撃の印加であり、
前記第二種イベントは、前記自車両とは異なる他車両による前記自車両への衝撃の印加である、
請求項2に記載の露出制御装置。
【請求項4】
前記露出制御部は、取得した前記検出情報に基づいて、低照度環境下での前記自車両の駐車中における前記露出条件を設定する、
請求項1~3のいずれか1つに記載の露出制御装置。
【請求項5】
前記カメラによる撮影画像を記録する記録部(43)を備えた車載撮像装置(4)に適用される、
請求項1に記載の露出制御装置。
【請求項6】
自車両(V)に搭載されたカメラ(41)の露出を制御する、露出制御方法であって、
前記自車両に対するイベントの検出情報を取得し、
取得した前記検出情報に基づいて、露出条件を設定する、
露出制御方法。
【請求項7】
前記検出情報として、前記自車両に対する衝撃の大きさである衝撃値に対応する情報を取得し、
前記衝撃値が第一種イベントよりも大きい第二種イベントにて、前記第一種イベントよりも高照度側に前記露出条件を設定する、
請求項6に記載の露出制御方法。
【請求項8】
前記第一種イベントは、人による前記自車両への衝撃の印加であり、
前記第二種イベントは、前記自車両とは異なる他車両による前記自車両への衝撃の印加である、
請求項7に記載の露出制御方法。
【請求項9】
取得した前記検出情報に基づいて、低照度環境下での前記自車両の駐車中における前記露出条件を設定する、
請求項6~8のいずれか1つに記載の露出制御方法。
【請求項10】
前記カメラによる撮影画像を記録する記録部(43)を備えた車載撮像装置(4)に適用される、
請求項6に記載の露出制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載されたカメラの露出を制御する、露出制御装置、露出制御方法、および露出制プログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたドライブレコーダは、カメラと、エンコーダと、メモリドライブと、記録制御器とを備える。カメラは、第1フレームレートまたは第2フレームレートで車両の周囲の環境映像を撮像する。エンコーダは、画像データ、年月日および時刻データならびに音声データを、符号化および多重化する。メモリドライブは、多重化されたデータを記録媒体に記録する。記録制御器は、イグニッションスイッチがオンであると検出された場合には記録媒体に記録する多重化データを第1フレームレートのデータで記録し、イグニッションスイッチがオフであると検出された場合には第2フレームレートのデータで記録する。また、イグニッションスイッチがオフであって第2フレームレートで画像データ等を記録している場合に、車両に加わる衝撃が所定値より大きいときは、所定時間の間、第2フレームレートから第1フレームレートに切り換えて画像データ等を記録する。具体的には、例えば、1fpsのフレームレートで画像データ等を記録中に、ショックセンサにより検出された衝撃(例えば加速度等の物理量)が予め設定された閾値を超えたかどうかを判断する。この判断は、車両に対して何者かが悪戯等の目的で強制的にドアを開けたり、窓ガラスを割ったりする場合の衝撃を想定したものである。ショックセンサにより検出された衝撃が閾値を超えた場合には、例えば5~10分程度のタイマーをオンする。そして、このタイマーがカウントアップするまで27.5fpsのフレームレートで撮影し、記録する。タイマーがカウントアップしたら、1fpsのフレームレートでの撮影に戻す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-102918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、夜間で車両電源が入っていない状況において、車上荒らしや当て逃げ等への対策として、ドライブレコーダを動作させたいという要求がある。このような状況においては、車両のヘッドライト等の灯具が点灯していないため、走行中等の車両電源が入っている状況に比べて、視野内の明るさが非常に低いことが想定される。ここで、被写体が他車両である場合、当該他車両の灯具が点灯している。これに対し、被写体が人物である場合、通常、当該人物は、その顔面を照らすような発光体は身に着けていない。このため、被写体が人物である場合を想定した露出制御を行うと、他車両のナンバープレートの画像が飽和して読み取れないという問題が生じる可能性がある。この点、特許文献1に記載の技術においては、被写体のコマ落ち(すなわち再生画像の不連続性)には効果があるが、被写体に応じて適切な露出制御で撮像する点においては課題が残る。すなわち、被写体によって飽和や黒つぶれしてしまう課題がある。
【0005】
本開示は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。すなわち、本開示は、例えば、車両に搭載された撮像装置において、夜間等の低照度環境下で被写体にかかわらず良好に撮像可能とする技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面においては、自車両(V)に搭載されたカメラ(41)の露出を制御する露出制御装置(42)は、
前記自車両に対するイベントの検出情報を取得する、イベント情報取得部(422)と、
取得した前記検出情報に基づいて、露出条件を設定する、露出制御部(423)と、
を備えている。
本開示の他の一側面においては、自車両(V)に搭載されたカメラ(41)の露出を制御する露出制御方法は、
前記自車両に対するイベントの検出情報を取得し、
取得した前記検出情報に基づいて、露出条件を設定する。
本開示のさらに他の一側面においては、自車両(V)に搭載されたカメラ(41)の露出を制御する露出制御装置(42)によって実行される露出制御プログラムにおいて、前記露出制御装置により実行される処理は、
前記自車両に対するイベントの検出情報を取得する、イベント情報取得処理と、
取得した前記検出情報に基づいて、露出条件を設定する、露出制御処理と、
を含む。
【0007】
なお、出願書類の各欄において、各要素に括弧付きの参照符号が付される場合がある。しかしながら、かかる参照符号は、同要素と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を、単に示すものにすぎない。よって、本開示は、上記の参照符号の記載によって、何ら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る露出制御装置を備えたシステムの概略的な構成を示すブロック図である。
図1に示された制御装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図2に示された制御装置の動作の概要を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
以下、本開示の例示的な実施形態や具体例について、適宜図面を参照しつつ説明する。図1を参照すると、自車両Vは、本実施形態に係るシステム1を搭載した車両である。システム1は、車載ネットワーク2と、車載センサ3と、車載撮像装置4とを備えている。
【0010】
車載ネットワーク2は、CAN(国際登録商標:国際登録番号1048262A)等の所定の通信規格に準拠するように構成されている。CAN(国際登録商標)はController Area Networkの略である。なお、車載ネットワーク2は、CAN(国際登録商標)に準拠したメインネットワークに加えて、LINやFlexRay等に準拠したサブネットワークを有していてもよい。LINはLocal Interconnect Networkの略である。
(【0011】以降は省略されています)

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