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公開番号
2025107942
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001529
出願日
2024-01-09
発明の名称
樹脂組成物、光学素子、光学機器、撮像装置および光学素子の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
220/30 20060101AFI20250714BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 硬化後の硬化物においても、高湿の環境下でも光学性能が変化にしにくい、複屈折が小さい樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 本発明の樹脂組成物はフルオレン骨格を有する2官能の(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第1の単量体と、脂環骨格を有する1官能(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第2の単量体、第2の単量体の重合体、および脂環骨格を有する2官能の(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第3の単量体の少なくとも1つと、を有する。また、第1の単量体と、第2の単量体と、第2の単量体の重合物、および第3の単量体と、の含有量の和が70質量%以上99.5質量%以下の範囲である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で示されるフルオレン骨格を有する2官能の(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第1の単量体と、
下記一般式(2)乃至(5)のいずれかで示される脂環骨格を有する1官能(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第2の単量体、前記第2の単量体の重合体、および下記一般式(2)乃至(5)のいずれかで示される脂環骨格を有する2官能の(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第3の単量体の少なくとも1つと、を有し、
前記第1の単量体と、前記第2の単量体と、前記第2の単量体の重合物、および前記第3の単量体と、の含有量の和が70質量%以上99.5質量%以下の範囲であることを特徴とする樹脂組成物。
TIFF
2025107942000023.tif
73
137
(一般式(1)において、R
11
~R
20
の少なくとも2つは(メタ)アクリレートの重合性官能基を有し、その他は水素原子または有機基である。)
TIFF
2025107942000024.tif
33
70
TIFF
2025107942000025.tif
29
70
TIFF
2025107942000026.tif
42
70
TIFF
2025107942000027.tif
33
63
(一般式(5)において、Rは、水素原子、アルキル基、置換あるいは無置換のアルキレン基である。)
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第1の単量体が、下記一般式(6)で示される請求項1に記載の樹脂組成物。
TIFF
2025107942000028.tif
53
134
(一般式(6)において、R
1
およびR
3
は、
TIFF
2025107942000029.tif
95
161
のいずれかであり、R
2
およびR
4
は水素原子、CH
2
およびアルキル基のいずれかである。)
【請求項3】
前記第1の単量体の含有量が、10質量%以上30質量%以下の範囲である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記第2の単量体と、前記第2の単量体の重合物、および前記第3の単量体と、の含有量の和が、40質量%以上85.9質量%以下の範囲である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記樹脂組成物は、前記第2の単量体および前記第3の単量体と、を有する請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
透明基材と、
前記透明基材の上に設けられた請求項1乃至5のいずれか1項に記載の樹脂組成物の硬化物と、を備えることを特徴とする光学素子。
【請求項7】
前記硬化物の屈折率ndが、1.54以上1.58以下の範囲であり、
前記硬化物のアッベ数νdが、30以上45未満の範囲である請求項6に記載の光学素子。
【請求項8】
前記硬化物の前記透明基材と対向する面内の屈折率と、前記硬化物の厚み方向の屈折率との差が0.0004以内である請求項6に記載の光学素子。
【請求項9】
前記硬化物の厚み500μm換算における波長400nmに対する内部透過率が、70%以上である請求項6に記載の光学素子。
【請求項10】
前記透明基材が、凹球面の第1面を有し、
前記硬化物が、前記第1面の上に設けられている請求項9に記載の光学素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂組成物、光学素子、光学機器、撮像装置および光学素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
光学素子の一つとして、ガラスのような透明基材に樹脂組成物の硬化物が設けられたレンズが知られている。このようなレンズは、成形型を用い、基材と成形型との間に樹脂組成物を設けて重合又は共重合させ、所望形状の硬化物を基材表面に形成することによって製造される。このような製造方法で製造されたレンズはレプリカ素子と呼ばれる。レプリカ素子は所望の表面形状を容易に形成できるので、非球面レンズやフレネルレンズとして用いるのに有効である。非球面レンズとは、レンズ中心から周辺にかけて曲率が連続的に変化しているレンズの総称である。特許文献1及び2には、レプリカ素子に用いることが可能な樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-298886号公報
特開2023-55538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された樹脂組成物の硬化物は吸水膨張率が高いため、例えば、高湿の環境下では光学性能が変化しやすいという課題があった。また、特許文献2に開示された樹脂組成物の硬化物は、所望する光学特性によっては、複屈折が大きくなることがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため樹脂組成物は、下記一般式(1)で示されるフルオレン骨格を有する2官能の(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第1の単量体と、下記一般式(2)乃至(5)のいずれかで示される脂環骨格を有する1官能(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第2の単量体、前記第2の単量体の重合体、および下記一般式(2)乃至(5)のいずれかで示される脂環骨格を有する2官能の(メタ)アクリレートの重合性官能基を有する第3の単量体の少なくとも1つと、を有し、前記第1の単量体と、前記第2の単量体と、前記第2の単量体の重合物、および前記第3の単量体と、の含有量の和が70質量%以上99.5質量%以下の範囲であることを特徴とする。
【0006】
TIFF
2025107942000002.tif
72
141
【0007】
(一般式(1)において、R
11
~R
19
の少なくとも1つは(メタ)アクリレートの重合性官能基を有し、その他は水素原子または有機基である。)
【0008】
TIFF
2025107942000003.tif
33
68
【0009】
TIFF
2025107942000004.tif
30
68
【0010】
TIFF
2025107942000005.tif
44
68
(【0011】以降は省略されています)
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