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公開番号
2025104838
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222970
出願日
2023-12-28
発明の名称
電池スタックの製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
50/291 20210101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】積層方向における電池セル間の間隔がばらつくことを抑制することができる電池スタックの製造方法を提供すること。
【解決手段】複数の電池セルと複数のスペーサとが積層方向に交互に配置された積層体を備える電池スタックの製造方法であって、電池セルとスペーサとを交互に配置して積層する積層工程と、積層した電池セルとスペーサとからなる積層体を積層方向に可動治具を用いて圧縮する圧縮工程と、を含み、スペーサは、厚さが厚い第1スペーサと、第1スペーサよりも厚さが薄い第2スペーサと、を含み、積層工程では、圧縮工程における可動治具から近い側に第1スペーサを配置し、かつ圧縮工程における可動治具から遠い側に第2スペーサを配置して電池セルとスペーサとを交互に積層する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルと複数のスペーサとが積層方向に交互に配置された積層体を備える電池スタックの製造方法であって、
前記電池セルと前記スペーサとを交互に配置して積層する積層工程と、
積層した前記電池セルと前記スペーサとからなる積層体を積層方向に可動治具を用いて圧縮する圧縮工程と、を含み、
前記スペーサは、
厚さが厚い第1スペーサと、
前記第1スペーサよりも厚さが薄い第2スペーサと、を含み、
前記積層工程では、前記圧縮工程における前記可動治具から近い側に前記第1スペーサを配置し、かつ前記圧縮工程における前記可動治具から遠い側に前記第2スペーサを配置して前記電池セルと前記スペーサとを交互に積層する
ことを特徴とする電池スタックの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池スタックの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池セルと樹脂製のスペーサとが交互に積層された電池スタックと収容ケースとの間にシムを設けることによって、電池スタックを加圧する加圧力のばらつきを抑制することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-140874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成のようにスペーサが弾性材料により構成される場合、電池スタックを積層方向に加圧するときにスペーサ自体が弾性変形し圧縮するため、電池セル間の間隔にばらつきが生じてしまう。積層方向において電池セル間の間隔にばらつきが生じると、電池セルにバスバを接続する際にセル間を定寸バスバで接続できないという接続不良が発生する虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、積層方向における電池セル間の間隔がばらつくことを抑制することができる電池スタックの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の電池セルと複数のスペーサとが積層方向に交互に配置された積層体を備える電池スタックの製造方法であって、前記電池セルと前記スペーサとを交互に配置して積層する積層工程と、積層した前記電池セルと前記スペーサとからなる積層体を積層方向に可動治具を用いて圧縮する圧縮工程と、を含み、前記スペーサは、厚さが厚い第1スペーサと、前記第1スペーサよりも厚さが薄い第2スペーサと、を含み、前記積層工程では、前記圧縮工程における前記可動治具から近い側に前記第1スペーサを配置し、かつ前記圧縮工程における前記可動治具から遠い側に前記第2スペーサを配置して前記電池セルと前記スペーサとを交互に積層することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、積層方向における電池セル間の間隔がばらつくことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における電池スタックの製造方法を説明するための図である。
図2は、変形例における電池スタックの製造方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電池スタックの製造方法について具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電池スタックの製造方法を説明するための図である。電池スタック1は、複数の電池セル2と複数のスペーサ3とが積層方向に交互に配置された積層体10を備える。電池スタック1を含む電池パックが電動車両に搭載される。電動車両に搭載された電池パックは走行用のモータに電力を供給する。特に電気自動車(BEV)では航続距離が重要になるため、電池パックのエネルギー密度向上を目指す必要がある。そのため、電池スタック1を製造する工程において、電池セル2とスペーサ3とを積層し、ロアケースに加圧しながら収容する工程を含めることが考えられる。しかしながら、加圧した際に電池セルの収縮量とスペーサの収縮量とにばらつきが生じ、積層体の電池セル間のピッチがばらついてしまう。これは電池セルとスペーサとの潰れやすさ(圧縮率)が違うことと、設備で加圧する側の積層体が潰れやすいことに起因する。積層体の電池セル間のピッチがばらつくと電池セル間を定寸バスバで接続できない。また、設備で加圧してから積層体全体が均等になる時間差がある。そのため加圧後に時間をかけてクリープし市場で徐々に製品ダメージが入る場合もある。そこで、実施形態における電池スタック1の製造方法では、積層体10の電池セル2間のピッチのばらつきが小さくなるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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