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公開番号
2025100225
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217430
出願日
2023-12-22
発明の名称
接着剤、蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイス
出願人
株式会社DNP高機能マテリアル彦根
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
50/105 20210101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】成形性が良好な蓄電デバイス用外装材が製造可能な接着剤を提供する。
【解決手段】接着成分を含み、せん断接着強度が0.7MPa以上である、蓄電デバイス用外装材の作製の際の基材層とバリア層との間の接着層の形成に用いるための接着剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
接着成分を含み、せん断接着強度が0.7MPa以上である、蓄電デバイス用外装材の作製の際の基材層とバリア層との間の接着層の形成に用いるための接着剤。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
接着成分及び添加剤を含む接着剤であり、前記添加剤を含まないこと以外は同じ組成である比較接着剤に対するせん断接着強度の上昇率が20%以上である、蓄電デバイス用外装材の作製の際の基材層とバリア層との間の接着層の形成に用いるための接着剤。
【請求項3】
前記接着成分は、ポリエステル及びポリウレタンからなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1に記載の接着剤。
【請求項4】
アミノ基及びカルボニル基を含む金属塩をさらに含む請求項3に記載の接着剤。
【請求項5】
前記添加剤がアミノ基及びカルボニル基を含む金属塩を含む請求項2に記載の接着剤。
【請求項6】
前記金属塩の含有率は、接着剤の固形分に対して0.5質量%~4質量%である請求項4に記載の接着剤。
【請求項7】
前記金属塩の含有率は、接着剤の固形分に対して0.5質量%~4質量%である請求項5に記載の接着剤。
【請求項8】
基材層、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の接着剤により形成されている接着層、バリア層及びシーラント層がこの順で積層されている蓄電デバイス用外装材。
【請求項9】
基材層又はバリア層に請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の接着剤を付与する工程と、
前記バリア層又は前記基材層を前記接着剤上に積層する工程と、
を備える、蓄電デバイス用外装材の製造方法。
【請求項10】
請求項8に記載の蓄電デバイス用外装材の成形体である、蓄電デバイス用外装ケース。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、接着剤、蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイスに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン、タブレット端末等のモバイル電気機器の薄型化、軽量化に伴い、これらに搭載されるリチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池、リチウムイオンキャパシタ、電気2重層コンデンサ等の蓄電デバイスの外装材としては、従来の金属缶に代えて、耐熱性樹脂層/接着剤層/金属箔層/接着剤層/熱可塑性樹脂層(内側シーラント層)からなる積層体が用いられている。また、電気自動車等の電源、蓄電用途の大型電源、キャパシタなども上記構成の積層体(外装材)で外装されることも増えてきている。前記積層体に対して張り出し成形又は深絞り成形が行われることによって、略直方体形状等の立体形状に成形される。このような立体形状に成形することにより、蓄電デバイス本体部を収容するための収容空間を確保することができる。
【0003】
このような立体形状にピンホール、破断等なく良好状態に成形するには内側シーラント層の表面の滑り性を向上させることが求められる。内側シーラント層の表面の滑り性を向上させる手法としては、内側シーラント層にアンチブロッキング剤を添加することが挙げられる。しかし、内側シーラント層に過剰にアンチブロッキング剤を添加すると、内側シーラント層が白濁化しやすく、該シーラント層の白濁化により、外装材中に層間剥離(デラミネーション)が発生していても品質検査で見落としを生じやすいという問題がある。
【0004】
特許文献1では、成形時に良好なすべり性を確保できて良好な成形性を確保できると共に、外装材における白濁を抑制することができる蓄電デバイス用外装材が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6936093号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、特許文献1に記載されているような蓄電デバイス用外装材を成形して得られた外装ケース内に蓄電デバイス本体部を収容した状態で、内側シーラント層をヒートシールにより接合することで蓄電デバイスが得られる。蓄電デバイス用外装材は、深絞り成形、張り出し成形等によって成形されるが、用途の拡大、蓄電デバイスの生産性等の観点から、ピンホール、割れ等の発生を抑制しつつ、成形深さを大きくして成形性を高めることが望ましい。
【0007】
本開示は、高い成形性が得られる蓄電デバイス用外装材並びにこれを用いた蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を達成するための具体的手段は以下の通りである。
<1> 接着成分を含み、せん断接着強度が0.7MPa以上である、蓄電デバイス用外装材の作製の際の基材層とバリア層との間の接着層の形成に用いるための接着剤。
<2> 接着成分及び添加剤を含む接着剤であり、前記添加剤を含まないこと以外は同じ組成である比較接着剤に対するせん断接着強度の上昇率が20%以上である、蓄電デバイス用外装材の作製の際の基材層とバリア層との間の接着層の形成に用いるための接着剤。
<3> 前記接着成分は、ポリエステル及びポリウレタンからなる群より選択される少なくとも1種を含む<1>又は<2>に記載の接着剤。
<4> アミノ基及びカルボニル基を含む金属塩をさらに含む<1>~<3>のいずれか1つに記載の接着剤。
<5> 前記添加剤がアミノ基及びカルボニル基を含む金属塩を含む<2>~<4>のいずれか1つに記載の接着剤。
<6> 前記金属塩の含有率は、接着剤の固形分に対して0.5質量%~4質量%である<4>に記載の接着剤。
<7> 前記金属塩の含有率は、接着剤の固形分に対して0.5質量%~4質量%である<5>に記載の接着剤。
<8> 基材層、<1>~<7>のいずれか1つに記載の接着剤により形成されている接着層、バリア層及びシーラント層がこの順で積層されている蓄電デバイス用外装材。
<9> 基材層、又はバリア層に<1>~<7>のいずれか1つに記載の接着剤を付与する工程と、
前記バリア層又は前記基材層を前記付与された接着剤上に積層する工程と、
を備える、蓄電デバイス用外装材の製造方法。
<10> <8>に記載の蓄電デバイス用外装材の成形体である、蓄電デバイス用外装ケース。
<11> 蓄電デバイス本体部と、
前記蓄電デバイス本体部を収容し、<10>に記載の蓄電デバイス用外装材を含む外装部材と、
を備える蓄電デバイス。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、高い成形性が得られる蓄電デバイス用外装材並びにこれを用いた蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の蓄電デバイス用外装材の一例を示す概略断面図である。
蓄電デバイスの一例を示す概略断面図である。
図2の蓄電デバイスを構成する部品を分離した状態で示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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