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公開番号
2025099248
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215761
出願日
2023-12-21
発明の名称
二次電池
出願人
トヨタバッテリー株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01M
10/6555 20140101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池寿命の低下を抑えて高寿命化を図れる二次電池を提供する。
【解決手段】電池ケースと単電池とを備えており、単電池は、正極板33、負極板34及びセパレータ35が積層されてなる積層部32aを有するとともに、正極板33の一方の端部からなる正極側リード部33a及び負極板34の他方の端部からなる負極側リード部34aを有し、電池ケースの側壁13と積層部32aとが対向するように各電槽内に収容された電極群32と、電極群32と電池ケースの隔壁16との間に配設され、正極側リード部33a又は負極側リード部34aが電気的に接続された集電板37と、を備えており、電極群32の積層部32aと電池ケースの側壁13との間に、板状の金属部材からなる熱交換部52が配設されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
側壁、端側壁及び底部を有する樹脂製の容器であって、収容空間が隔壁により隔離されて形成された複数の電槽を有する電池ケースと、
複数の前記電槽内に収容された単電池と、を備えており、
前記単電池は、
正極板、負極板及びセパレータが積層されてなる積層部を有するとともに、前記正極板の一方の端部からなる正極側リード部及び前記負極板の他方の端部からなる負極側リード部を有し、前記電池ケースの側壁と前記積層部とが対向するように前記各電槽内に収容された電極群と、
前記電極群と前記電池ケースの前記隔壁との間に配設され、前記正極側リード部又は前記負極側リード部が電気的に接続された集電板と、を備えており、
前記電極群の前記積層部と前記電池ケースの前記側壁との間に、板状の金属部材からなる熱交換部が配設されている二次電池。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記電池ケースの前記隔壁に形成された貫通孔を介して、隣接する前記単電池の前記集電板を電気的に接続する中間接続部材を備えており、
前記熱交換部は、隣接する前記単電池を接続する2つの前記中間接続部材のいずれか一方の一部で構成されている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記電池ケースの前記側壁には、前記電槽内と外部とを連通する窓部が前記隔壁を跨ぐように形成されており、
前記中間接続部材は、前記電池ケースの前記側壁と直交する方向視において、前記窓部と重複する位置に配置されており、
前記窓部は、前記電池ケースに溶着されて側蓋によって塞がれている、請求項2に記載の二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電動車両などの電源として用いられる二次電池として、従来から、複数の単電池が電気的に接続されて充放電量及び出力電力が高められたモジュール型の電池が知られている。この種の二次電池として、例えば、特許文献1に記載された電池が提案されている。
【0003】
特許文献1記載の電池は、樹脂製の角形ケース内が隔壁で仕切られることにより形成された複数の収容部内に発電要素(極板群や集電板、電解液)を収容してなる複数の単電池を備えている。
【0004】
この電池において、極板群は、正極板と負極板とがセパレータを介して積層されてなり、当該極板群の両側に集電板が接合され、集電板同士が電気的に接続されることで、複数の単電池が電気的に直列接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-227099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1記載の電池においては、当該電池の使用時に単電池の温度が上昇し、単電池の温度が高くなることで極板の劣化が進みやすくなる虞がある。また、特許文献1記載の電池では、極板群と集電板との接合部の位置や電池の冷却態様などの種々の要素が要因となって、各単電池の極板群間や同じ単電池の極板群内で温度差が生じ、各極板群の劣化速度に差が生じて各単電池の電池性能にばらつきが生じる虞がある。このような極板の劣化や各単電池間での電池性能のばらつきは、電池寿命の低下に繋がる。つまり、特許文献1記載の電池には、電池寿命の低下を抑えるという点において改善の余地がある。
【0007】
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、電池寿命の低下を抑えて高寿命化を図れる二次電池の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明に係る二次電池の特徴構成は、
側壁、端側壁及び底部を有する樹脂製の容器であって、収容空間が隔壁により隔離されて形成された複数の電槽を有する電池ケースと、
複数の前記電槽内に収容された単電池と、を備えており、
前記単電池は、
正極板、負極板及びセパレータが積層されてなる積層部を有するとともに、前記正極板の一方の端部からなる正極側リード部及び前記負極板の他方の端部からなる負極側リード部を有し、前記電池ケースの側壁と前記積層部とが対向するように前記各電槽内に収容された電極群と、
前記電極群と前記電池ケースの前記隔壁との間に配設され、前記正極側リード部又は前記負極側リード部が電気的に接続された集電板と、を備えており、
前記電極群の前記積層部と前記電池ケースの前記側壁との間に、板状の金属部材からなる熱交換部が配設されている点にある。
【0009】
上記特徴構成によれば、積層部と側壁との間に熱交換部が配設されていることにより、電極群と熱交換部との間での熱交換が進み、熱交換部の熱が側壁を介して外部に放出されるため、電極群の温度が下がりやすい。そのため、上記特徴構成によれば、各単電池の電極群間での温度差や同じ単電池の電極群内での温度差を小さくしやすく、電極群の劣化速度の差に起因する電池性能のばらつきを抑えられる。また、熱交換部との間での熱交換によって電極群の最高温度を下げられるため、極板の劣化を抑制できる。したがって、上記特徴構成によれば、極板の劣化及び電池性能のばらつきに起因した電池寿命の低下を抑え、高寿命化を図れる。
【0010】
本発明に係る二次電池のさらなる特徴構成は、
前記電池ケースの前記隔壁に形成された貫通孔を介して、隣接する前記単電池の前記集電板を電気的に接続する中間接続部材を備えており、
前記熱交換部は、隣接する前記単電池を接続する2つの前記中間接続部材のいずれか一方の一部で構成されている点にある。
(【0011】以降は省略されています)
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