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公開番号
2025098779
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215141
出願日
2023-12-20
発明の名称
マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーシステム
出願人
株式会社日本カプセルプロダクツ
代理人
個人
,
個人
主分類
G02F
1/1673 20190101AFI20250625BHJP(光学)
要約
【課題】 消去目標を的確な範囲で消去できる磁気消去具を得るとともに、マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーサイズに適合した磁気消去具の大きさの自由度を拡大させた磁気消去具およびこの磁気消去具と磁気筆記具を組み合わせたマイクロカプセル磁気泳動ディスプレーシステムを得る。
【解決手段】 マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーの記録面表面を走査して、マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーに表示された磁気記録表示体を消去するための磁気消去具であって、消去手段として、多極着磁ゴム磁石2を用い、多極着磁ゴム磁石2の一方の面を、マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーの記録面表面を走査して記録面表面に表示された磁気記録表示体を消去する消去面側3として設定し、消去面側3から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央に凝集させるのに適した磁力に制御した。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーの記録面表面を走査して、マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーに磁場印加し表示された黒色の文字または像の磁気記録表示体を消去するための磁気消去具であって、
消去手段として、多極着磁ゴム磁石を用い、前記多極着磁ゴム磁石の一方の面を、マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーの前記記録面表面を走査して前記記録面表面に表示された磁気記録表示体を消去する消去面側として設定し、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御したことを特徴とする磁気消去具。
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【請求項2】
前記多極着磁ゴム磁石の着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記消去面側に非磁性材からなるスペーサー層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項3】
前記多極着磁ゴム磁石の着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記消去面側に磁性材からなるスペーサー層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項4】
前記多極着磁ゴム磁石の着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記消去面側に磁性材と非磁性材からなるスペーサー層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項5】
前記多極着磁ゴム磁石は、片面多極着磁ゴム磁石であり、非着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記片面多極着磁ゴム磁石の厚さを選択し設定したことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項6】
前記多極着磁ゴム磁石は、片面多極着磁ゴム磁石であり、非着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記片面多極着磁ゴム磁石の着磁ピッチを選択し設定したことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項7】
前記多極着磁ゴム磁石は、片面多極着磁ゴム磁石であり、非着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記消去面側に非磁性材からなるスペーサー層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項8】
前記多極着磁ゴム磁石は、片面多極着磁ゴム磁石であり、非着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記消去面側に磁性材からなるスペーサー層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項9】
前記多極着磁ゴム磁石は、片面多極着磁ゴム磁石であり、非着磁面を前記消去面側とし、前記消去面側から出る磁力線の密度を、マイクロカプセル内の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に凝集させるのに適した磁力に制御する制御手段として、前記消去面側に磁性材と非磁性材からなるスペーサー層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の磁気消去具。
【請求項10】
前記多極着磁ゴム磁石は、片面多極着磁ゴム磁石であり、着磁面に磁性材料を設置したことを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載の磁気消去具。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーの記録面表面を走査して、マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーに磁場印加し表示された黒色の文字または像の磁気記録表示体を消去するための磁気消去具および磁気消去具とマイクロカプセル磁気泳動ディスプレーに磁場印加し表示された黒色の文字または像を記載する磁気筆記具とを含むマイクロカプセル磁気泳動ディスプレーシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
マイクロカプセル磁気泳動ディスプレーに磁場を印加し表示された黒色の文字または像の磁気記録表示体を記録面表面側から消去する磁気消去具として、特許文献1ではハウジング内の磁石を回転させる磁気消去具が開示されている。
【0003】
特許文献2には、ハウジング内に磁石と磁性体が配置され磁性体が磁石からの磁力線の強度や方向を制御する磁気消去具が開示されている。
【0004】
特許文献3には、特許文献1同様に磁石を回転させる磁気消去具と、ハウジング内に磁石を複数個並べ磁力線の方向を制御する磁気消去具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6213886号公報
特許第6835383号公報
特開2022-178567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、磁石を一定の速度で回転させることにより磁力線の方向を連続的に回転させ、それに応じてマイクロカプセル磁気泳動ディスプレーのマイクロカプセル内部の磁性粒子が回転しつつ凝集することで黒色の磁性粒子をマイクロカプセルの中央付近に集めることができるので優れた消去性能が得られる。その反面、磁石を回転させるための駆動部材が必要であり、磁気消去具の重量化、高コスト化の問題がありモーターを電池により駆動させる場合には、この磁気消去具を組み合わせたマイクロカプセル磁気泳動ディスプレーシステムは100%エコロジー製品とは言えなくなってしまう。
【0007】
特許文献2では磁石を回転させず磁性体を配置することで磁力線の強度や方向を制御しているため、特許文献1の磁気消去具と比較すれば軽量化、低コスト化、エコロジー化はされているものの、消去性能は特許文献1の磁気消去具より劣る。
【0008】
さらに特許文献2の磁気消去具は、ハウジング構造物の内部空間に磁石や磁性体を配置するため、磁気消去具の大きさの自由度は低いものとなってしまう問題がある。
【0009】
特許文献3では特許文献2の磁気消去具の課題である消去性能を向上させるため、磁気消去具の走査方向に対して垂直にハウジング内に複数個の磁石を配置し、磁気消去具を走査した際、S極、N極が交互に入れ替わることにより、磁石を回転させることなく特許文献1同等の消去性能の実現を意図しているが、ハウジング内に複数個の磁石を並べて配置した際に、磁石同士が隣接した部分と、隣接する磁石の無い端部では磁石から発生する磁力線の方向や強さ、到達距離が大きく異なるため、特許文献2同様に磁性体を配置することで磁力線の強度や方向を制御する必要がある。そのため特許文献3後者の磁気消去具は複数個の磁石の使用に加えて磁性体も配置する必要があり、磁気消去具の重量化、高コスト化することに加え、磁気消去具の形状、大きさの自由度が大きく制限される問題がある。
【0010】
特許文献1乃至3の磁気消去具は永久磁石を使用しているため磁性体を配置し磁力線の強度や方向を制御したとしても磁力線は広範囲に及ぶため部分消去の場合、消去目標を的確な範囲で消去することは困難であった。
(【0011】以降は省略されています)
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