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公開番号
2025098662
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214959
出願日
2023-12-20
発明の名称
情報処理装置、移動体、及び、プログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G08G
1/09 20060101AFI20250625BHJP(信号)
要約
【課題】移動体のデバイス間通信を利用したコンテンツ配信またはデータ収集の確実性を向上させる。
【解決手段】情報処理装置は、1または複数のデータブロックそれぞれについて、削除順番が早いほど送信先の第1の移動体が多くなるように、データブロック本体と削除順番とを、1または複数の第1の移動体へ送信すること、を実行する制御部を備える。第1の移動体は、当該1または複数のデータブロックのうちの1または複数の第1のデータブロックをデバイス間通信で送信または受信し、受信した1または複数の第1のデータブロックを他の装置へ送信し、ストレージ残量に応じて、1または複数の第1のデータブロックを削除順番に従って削除する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
1または複数のデータブロックそれぞれについて、削除順番が早いほど送信先の第1の移動体が多くなるように、データブロック本体と前記削除順番とを、1または複数の第1の移動体へ送信すること、
を実行する制御部、
を備え、
前記第1の移動体は、
前記1または複数のデータブロックのうちの1または複数の第1のデータブロックをデバイス間通信で送信または受信し、
受信した前記1または複数の第1のデータブロックを他の装置へ送信し、
ストレージ残量に応じて、前記1または複数の第1のデータブロックを前記削除順番に従って削除する、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記1または複数のデータブロックそれぞれを、送信先の1または複数の第1の移動体において保持される第1の時間の合計値が、前記削除順番の異なるデータブロック間でほぼ同じになるような数の第1の移動体に送信し、
前記第1の時間は、データブロックの前記削除順番が早いほど短い、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記1または複数のデータブロックそれぞれについて、サイズ及び前記削除順番と、前記1または複数の第1の移動体それぞれのストレージ残量の遷移の予測情報と、に基づいて、前記1または複数の第1の移動体それぞれにおける前記第1の時間を推定する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記予測情報を、前記第1の移動体から受信する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記1または複数のデータブロックのそれぞれについて、前記削除順番を決定することをさらに実行する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記情報処理装置はサーバであり、
前記第1の移動体は、前記他の装置としての他の移動体へ、前記サーバから受信した前記1または複数の第1のデータブロックを前記デバイス間通信を通じて送信する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記情報処理装置は移動体に搭載された装置であり、
前記第1の移動体は、
前記情報処理装置から前記1または複数の第1のデータブロックを前記デバイス間通信を通じて受信し、
受信した前記1または複数の第1のデータブロックを前記他の装置としての所定のサーバへ送信する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記1または複数のデータブロックそれぞれについて、前記削除順番、サイズ、及び、1台の第1の移動体のストレージ残量の遷移の予測情報に基づいて、前記1台の第1の移動体において保持される第1の時間を推定し、
送信先の1または複数の第1の移動体についての前記第1の時間の合計値が所定の閾値未満であるデータブロックの送信を継続させ、前記第1の時間の合計値が前記所定の閾値以上であるデータブロックの送信を停止する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
1または複数の第1のデータブロックをデバイス間通信で送信または受信することと、
送信元装置から受信した前記1または複数の第1のデータブロックを他の装置へ送信することと、
を実行する制御部を備え、
前記制御部は、
前記1または複数の第1のデータブロックそれぞれについて、データブロック本体と、削除順番と、を受信し、
ストレージ残量に応じて、前記1または複数の第1のデータブロックを前記削除順番に従って削除し、
前記1または複数の第1のデータブロックは、前記削除順番が早いほど、より多くの移動体へ送信される、
移動体。
【請求項10】
前記制御部は、
前記ストレージ残量の履歴情報に基づいて、前記ストレージ残量の遷移を予測することと、
前記ストレージ残量の予測結果を含む予測情報を前記送信元装置へ送信することと、
をさらに実行し、
前記1または複数の第1のデータブロックは、前記送信元装置によって、サイズ及び前記削除順番と、前記予測情報と、に基づいて、少なくとも前記移動体への送信が決定されている、
請求項9に記載の移動体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、デバイス間通信を利用したコンテンツ配信及びデータ収集に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の配信車両に、配信したいデータコンテンツを分割した複数の断片データを、セルラ通信等を通じてダウンロードさせ、当該コンテンツを必要とする受信車両と路上ですれ違った際に、車車間通信で配信させる技術が開示されている(例えば、非特許文献1)。受信車両は、1台以上の配信車両から受信した断片データをまとめ、復号処理を行うことで、もとのデータコンテンツを復元する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Maheswaran Sathiamoorthy、Alexandros G. Dimakis、Bhaskar Krishnamachari、Fan Bai、“Distributed Storage Codes Reduce Latency in Vehicular Networks”、IEEE Transactions on Mobile Computing、2014年7月30日、vol. 13, no. 9, pp. 2016-2027
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の態様の一つは、移動体のデバイス間通信を利用したコンテンツ配信またはデータ収集の確実性を向上可能な情報処理装置、移動体、および、プログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様の一つは、
1または複数のデータブロックそれぞれについて、削除順番が早いほど送信先の第1の移動体が多くなるように、データブロック本体と前記削除順番とを、1または複数の第1の移動体へ送信すること、
を実行する制御部、
を備え、
前記第1の移動体は、
前記1または複数のデータブロックのうちの1または複数の第1のデータブロックをデバイス間通信で送信または受信し、
受信した前記1または複数の第1のデータブロックを他の装置へ送信し、
ストレージ残量に応じて、前記1または複数の第1のデータブロックを前記削除順番に従って削除する、
情報処理装置である。
【0006】
本開示の他の態様の一つは
1または複数の第1のデータブロックをデバイス間通信で送信または受信することと、
送信元装置から受信した前記1または複数の第1のデータブロックを他の装置へ送信することと、
を実行する制御部を備え、
前記制御部は、
前記1または複数の第1のデータブロックそれぞれについて、データブロック本体と、削除順番と、を受信し、
ストレージ残量に応じて、前記1または複数の第1のデータブロックを前記削除順番に
従って削除し、
前記1または複数の第1のデータブロックは、前記削除順番が早いほど、より多くの移動体へ送信される、
移動体である。
【0007】
本開示の他の態様の一つは、
コンピュータに、
1または複数のデータブロックそれぞれについて、削除順番が早いほど送信先の第1の移動体が多くなるように、データブロック本体と前記削除順番とを、1または複数の第1の移動体へ送信すること、
を実行させるためのプログラムであって、
前記第1の移動体は、
前記1または複数のデータブロックのうちの1または複数の第1のデータブロックをデバイス間通信で送信または受信し、
受信した前記1または複数の第1のデータブロックを他の装置へ送信し、
ストレージ残量に応じて、前記1または複数の第1のデータブロックを前記削除順番に従って削除する、
プログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、移動体のデバイス間通信を利用したコンテンツ配信またはデータ収集の確実性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2は、配信サーバ及び配信車両のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、配信サーバの機能構成の一例を示す図である。
図4は、配信車両の機能構成の一例を示す図である。
図5は、配信車両のストレージ残量の遷移の予測結果の一例を示す図である。
図6は、配信サーバの処理のフローチャートの一例である。
図7は、配信車両の記憶容量プロファイル生成処理のフローチャートの一例である。
図8は、配信車両のコンテンツ管理処理のフローチャートの一例である。
図9Aは、コンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信処理のシーケンスの一例を示す図である。
図9Bは、コンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信処理のシーケンスの一例を示す図である。
図10は、第2実施形態に係るデータ収集システムのシステム構成の一例を示す図である。
図11は、ソース車両の機能構成の一例を示す図である。
図12は、シンク車両の機能構成の一例を示す図である。
図13は、ソース車両のアップロードデータの送信処理のフローチャートの一例である。
図14Aは、データ収集システムにおけるアップロードデータの収集処理のシーケンスの一例を示す図である。
図14Bは、データ収集システムにおけるアップロードデータの収集処理のシーケンスの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
複数の配信車両にデータコンテンツをセルラー通信等を通じてダウンロードさせ、受信車両とすれ違った際に車車間通信で配信させる場合には、配信車両は、データコンテンツを記憶部(ストレージ)に記憶する。データコンテンツは、例えば、サイズに応じて断片データに分割されている。ストレージの空き容量が十分でない配信車両は、元のデータコンテンツを復元するのに十分な量の断片データを記憶できない場合がある。その結果、受信車両は、1台の配信車両との車車間通信で、元のデータコンテンツを復元するのに十分な量の断片データを取得完了することができない可能性が高くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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