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公開番号
2025098119
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2025045776,2023189561
出願日
2025-03-19,2009-08-26
発明の名称
表示装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10D
30/67 20250101AFI20250624BHJP()
要約
【課題】酸化物半導体層を有する薄膜トランジスタにおいて、水分などの不純物を混入さ
せずに良好な界面特性を提供することを課題の一つとする。電気特性及び信頼性の高い薄
膜トランジスタを有する半導体装置、及び該半導体装置を量産高く作製する方法を提案す
ることを課題とする。
【解決手段】ゲート絶縁層表面に酸素ラジカル処理を行うことを要旨とする。よってゲー
ト絶縁層と半導体層との界面に酸素濃度のピークを有し、かつゲート絶縁層の酸素濃度は
濃度勾配を有し、その酸素濃度はゲート絶縁層と半導体層との界面に近づくにつれて増加
する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1乃至第6のトランジスタを有する回路と、
画素電極と、
前記画素電極と電気的に接続された第7のトランジスタと、を有し、
前記第1乃至前記第5のトランジスタのソース及びドレインの一方は、第1の配線と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのゲートは、前記第4のトランジスタのソース及びドレインの他方と、前記第5のトランジスタのソース及びドレインの他方と、に電気的に接続され、
前記第5のトランジスタのソース及びドレインの他方は、前記第6のトランジスタのソース及びドレインの一方と電気的に接続され、
前記第5のトランジスタのゲートは、前記第3のトランジスタのゲートと電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲートと、前記第6のトランジスタのゲートとは、第2の配線と電気的に接続され、
前記第1乃至前記第6のトランジスタの少なくとも一と前記第7のトランジスタの各々は、
ゲート電極と、
前記ゲート電極上のゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に設けられた、In、Ga及びZnを有する酸化物層と、
前記酸化物層上に設けられた、ソース電極及びドレイン電極の一方としての機能を有する導電層と、を有し、
前記酸化物層は、前記ゲート絶縁膜上の第1の酸化物層と、前記第1の酸化物層上の第2の酸化物層とを有する積層構造を有し、
前記導電層は、前記第2の酸化物層上の第1の導電層と、前記第1の導電層上の第2の導電層と、前記第2の導電層上の第3の導電層とを有する積層構造を有し、
前記酸化物層は、前記第1の導電層に接する第1の領域と、第1の絶縁層に接する第2の領域と、を有し、
チャネル長方向における断面視において、前記第1の導電層は、前記第2の導電層及び前記第3の導電層と重ならず、且つ前記第1の絶縁層に接する第3の領域と、前記第3の導電層と重ならず、且つ前記第2の導電層に接する第4の領域と、前記第3の導電層と重なり、且つ前記第2の導電層に接する第5の領域と、前記第3の導電層と重ならず、且つ前記第2の導電層に接する第6の領域と、前記第2の導電層及び前記第3の導電層と重ならず、且つ前記第1の絶縁層に接する第7の領域と、を有し、
前記断面視において、前記酸化物層は、前記第2の導電層と接する領域を有しておらず、
前記第1の絶縁層上に、有機材料を有する第2の絶縁層が設けられ、
前記画素電極は、前記第2の絶縁層上に設けられ、且つ、前記第7のトランジスタが有する前記導電層と電気的に接続されている、表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はチャネル形成領域に酸化物半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(以下、TFTと
いう)で構成された回路を有する半導体装置およびその作製方法に関する。例えば、液晶
表示パネルに代表される電気光学装置や有機発光素子を有する発光表示装置を部品として
搭載した電子機器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【0002】
なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置
全般を指し、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て半導体装置である。
【背景技術】
【0003】
近年、マトリクス状に配置された表示画素毎にTFTからなるスイッチング素子を設けた
アクティブマトリクス型の表示装置(液晶表示装置や発光表示装置や電気泳動式表示装置
)が盛んに開発されている。アクティブマトリクス型の表示装置は、画素(又は1ドット
)毎にスイッチング素子が設けられており、単純マトリクス方式に比べて画素密度が増え
た場合に低電圧駆動できるので有利である。
【0004】
また、チャネル形成領域に酸化物半導体膜を用いて薄膜トランジスタ(TFT)などを作
製し、電子デバイスや光デバイスに応用する技術が注目されている。例えば、酸化物半導
体膜として酸化亜鉛(ZnO)を用いるTFTや、InGaO
3
(ZnO)
m
を用いるT
FTが挙げられる。これらの酸化物半導体膜を用いたTFTを、透光性を有する基板上に
形成し、画像表示装置のスイッチング素子などに用いる技術が特許文献1及び特許文献2
で開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-123861号公報
特開2007-96055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
酸化物半導体膜界面の不安定性など、チャネル形成領域に酸化物半導体膜を用いる薄膜ト
ランジスタには、信頼性上の課題が多い。しかしながらこれまでIGZOを用いる薄膜ト
ランジスタにおいて界面特性は全く論じられていない。また、信頼性上の不安定がみられ
る原因が不明であった。
【0007】
そこで、本発明の一形態は、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、及び亜鉛(Zn)
を含む酸化物半導体膜を用いる薄膜トランジスタにおいて、水分などの不純物を混入させ
ずに良好な界面特性を提供することを課題の一つとする。
【0008】
また、酸化物半導体膜と接するゲート絶縁層に水素が含まれている場合、ゲート絶縁層中
の水素が拡散し、酸化物半導体膜中の酸素と反応してH
2
O成分となる恐れがある。
【0009】
また、ゲート絶縁層の酸素濃度が低い場合、酸化物半導体膜中の酸素濃度が低減する恐れ
がある。
【0010】
また、本発明の一形態は、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、及び亜鉛(Zn)を
含む酸化物半導体膜を用いる薄膜トランジスタにおいて、チャネル形成領域に酸素を多く
含ませる構造を提供することを課題の一つとする。
(【0011】以降は省略されています)
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