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公開番号
2025096142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024170709
出願日
2024-09-30
発明の名称
パワー半導体素子及びこれを含むパワー変換装置
出願人
エルエックス セミコン カンパニー, リミティド
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H10D
30/66 20250101AFI20250619BHJP()
要約
【課題】トレンチコーナーに集中する電界を分散させてゲート絶縁層の降伏電圧降下は防止し、ゲート絶縁層の信頼性を向上させるパワー半導体素子、該素子を含むパワー変換装置及びパワー半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】パワー半導体素子105は、基板と、基板上に配置された第1導電型の第1エピ層111と、第1導電型の第1エピ層上に配置された第1導電型の第2エピ層112と、第1導電型の第2エピ層上に離間して配置された第2導電型の第1ウェル121と、第2導電型の第1ウェルの下方に設けられた第1導電型の第2エピ層に配置された第2導電型の第3ウェル124b及び第2導電型の第1ウェルと第2導電型の第3ウェルを連結する第2導電型のイオン注入連結領域126と、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板上に配置された第1導電型の第1エピ層と、
前記第1導電型の第1エピ層上に配置された第1導電型の第2エピ層と、
前記第1導電型の第2エピ層上に離間して配置された第2導電型の第1ウェルと、
離間された前記第2導電型の第1ウェルの下に設けられた前記第1導電型の第2エピ層に配置された第2導電型の第3ウェルと、
前記第2導電型の第1ウェルと前記第2導電型の第3ウェルを連結する第2導電型のイオン注入連結領域と、を含む、パワー半導体素子。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2導電型の第1ウェルにグランド電位が印加される場合、前記第2導電型のイオン注入連結領域によって前記第2導電型の第3ウェルもグランド電位が印加される、請求項1に記載のパワー半導体素子。
【請求項3】
前記第2導電型の第3ウェルの水平幅は、隣接した前記第2導電型の第1ウェルの間の距離以上である、請求項2に記載のパワー半導体素子。
【請求項4】
前記第2導電型の第1ウェル上に配置された第1導電型ソース領域と、
前記第1導電型ソース領域、前記第2導電型の第1ウェル及び前記第1導電型の第2エピ層上に配置された第2ゲート絶縁層と、
前記第2ゲート絶縁層上に配置された第2ゲートと、をさらに含み、
前記第2導電型の第3ウェルは、離間された前記第2導電型の第1ウェルの間に設けられた領域の下側に配置される、請求項1に記載のパワー半導体素子。
【請求項5】
前記第2導電型の第3ウェルは、前記第2ゲートに沿って連続した形態で配置される、請求項4に記載のパワー半導体素子。
【請求項6】
前記第2導電型の第3ウェルは、前記第2ゲートが延びる第1方向において水平方向に延びるように配置され、
前記第2導電型のイオン注入連結領域は、前記第1方向に対して垂直な第2方向に延びるように配置される、請求項4に記載のパワー半導体素子。
【請求項7】
前記第2導電型の第1ウェル及び前記第1導電型の第2エピ層上に配置された第2ゲート絶縁層と、
前記第2ゲート絶縁層上に配置された第2ゲートと、をさらに含み、
前記第2導電型の第3ウェルは、第1セル領域の第2ゲートの下側に配置された第2導電型の第3-1ウェルと、前記第1セル領域のX軸の正の方向に隣接した第3セル領域の第2ゲートの下側に配置された第2導電型の第3-2ウェルと、を含む、請求項1に記載のパワー半導体素子。
【請求項8】
前記第2導電型のイオン注入連結領域は、前記第2導電型の第3-1ウェルと前記第2導電型の第3-2ウェルを連結する第2導電型の第1イオン注入連結領域を含む、請求項7に記載のパワー半導体素子。
【請求項9】
前記第2導電型の第1ウェルにグランド電位が印加される場合、前記第2導電型のイオン注入連結領域によって前記第2導電型の第3ウェルもグランド電位が印加される、請求項8に記載のパワー半導体素子。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のパワー半導体素子を含む、パワー変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
実施例は、パワー半導体素子、パワー半導体モジュール、パワー変換装置及びこれの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
パワー半導体は、電力電子システムの効率、速度、耐久性及び信頼性を決定する核心要素の1つである。
【0003】
最近、電力電子産業の発展に伴い既存に使用されたシリコン(Si)パワー半導体が物理的限界に到達し、これを代替するための炭化ケイ素(SiC)及び窒化ガリウム(GaN)等のワイドバンドギャップパワー半導体に対する研究が活発に行われている。
【0004】
ワイドバンドギャップパワー半導体素子は、Siパワー半導体素子に比べて約3倍のバンドギャップエネルギーを有し、これにより低い真性キャリア濃度、高い絶縁破壊電界(約4~20倍)、高い熱伝導性(約3~13倍)及び大きい電子飽和速度(約2~2.5倍)の特性を有する。
【0005】
このような特性により、高温、高電圧環境で動作が可能であり、高いスイッチング速度と低いスイッチング損失を有する。このうち、窒化ガリウム(GaN)パワー半導体素子は、低電圧システムに用いることができ、炭化ケイ素(SiC)パワー半導体素子は、高電圧システムに適合している。
【0006】
従来技術のSiC MOSFETパワー半導体は、一般的に縦型拡散構造(vertical diffused structure)としてVDMOSFETと表記し、単に二重拡散構造(double-diffused structure)DMOSFETとも表記することができる。また、SiC MOSFETは、チャンネル方向に応じてプレーナ型MOSFET、トレンチMOSFETに分類することができる。
【0007】
このうちトレンチMOSFETは、トレンチ側壁にチャンネルが形成される構造であり、このためにトレンチ側壁にゲート絶縁膜が形成され、トレンチにはゲート電極が形成される。
【0008】
SiC MOSFETは、低チャンネル移動度と大きいチャンネル抵抗により高いオン抵抗(R
on
)を有するので、これを下げるためにトレンチMOSFETが提案された。トレンチMOSFETは、トレンチ側壁にチャンネルが形成されることで、チャンネル密度を高める長所がある。
【0009】
しかし、トレンチMOSFETは、P-base(P-well)よりドリフト距離が短いトレンチゲート酸化物でより大きい電界を有し、特にトレンチの端部部分に電界が集中するので、ゲート酸化物の降伏が早く起きて降伏電圧(BV:Breakdown voltage)が減少する問題がある。
【0010】
例えば、SiCトレンチMOSFETの場合、破壊電界強度がシリコン(Si)の10倍もなるから、SiC半導体装置にはSiデバイスの10倍近い電圧が印加された状態で使用される。このためにトレンチ内に形成されたゲート絶縁膜にもシリコンデバイスの10倍の強度の電界がかかってトレンチのコーナー部でゲート絶縁膜が容易に破壊する問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
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