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公開番号2025091528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206770
出願日2023-12-07
発明の名称ステータ構造
出願人多摩川精機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 3/46 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】少ない工数で、バスバーホルダと絶縁キャップとを固定することができるバスバー構造を提供する。
【解決手段】ステータ構造1は、所定角度間隔で径方向に突出する複数の突出磁極23を有する輪状ステータコア20と、各突出磁極23の少なくとも一部を覆うように各突出磁極23にそれぞれ設けられ、各突出磁極23に巻回されるステータ巻線を保持する絶縁キャップ30と、輪状ステータコア20の軸方向の一端部に設けられ、ステータ巻線が接続されるバスバー51a,51b,51c,51d,51e,51f,51gを収容するバスバーホルダ60とを備え、各絶縁キャップ30は、輪状ステータコア20の軸方向に突出する結合部33を有し、バスバーホルダ60は、径方向に突出する突出部63を有し、結合部33は突出部63に結合する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定角度間隔で径方向に突出する複数の突出磁極(23)を有する輪状ステータコア(20)と、
前記各突出磁極(23)の少なくとも一部を覆うように前記各突出磁極にそれぞれ設けられ、前記各突出磁極(23)に巻回されるステータ巻線を保持する絶縁キャップ(30)と、
前記輪状ステータコア(20)の軸方向の一端部に設けられ、前記ステータ巻線が接続されるバスバー(51a,51b,51c,51d,51e,51f,51g)を収容する輪状バスバーホルダ(60)と
を備え、
前記各絶縁キャップ(30)は、前記輪状ステータコア(20)の前記軸方向に突出する結合部(33)を有し、
前記輪状バスバーホルダ(60)は、径方向に突出する突出部(63)を有し、前記結合部(33)は前記突出部(63)に結合するステータ構造。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記各絶縁キャップ(30)の前記結合部(33)は鉤状部を有し、前記鉤状部(37)は前記輪状バスバーホルダ(60)の前記突出部(63)に係合する、請求項1に記載のステータ構造。
【請求項3】
前記輪状バスバーホルダ(60)が、前記絶縁キャップ(30)に対して周方向に回転することで、前記各絶縁キャップ(30)の前記鉤状部は、前記輪状バスバーホルダ(60)の前記突出部(63)に係合する、請求項2に記載のステータ構造。
【請求項4】
前記鉤状部(37)は、前記輪状ステータコア(20)の前記軸方向に延びる軸方向延伸部(38)と、前記軸方向延伸部(38)の先端部から前記輪状ステータコア(20)の周方向に沿って延びる周方向延伸部(39)とを有する、請求項2又は3に記載のステータ構造。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載のステータ構造を備える回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明はステータ構造に関し、特に、ステータコアに設けられた絶縁キャップを有するステータ構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来のステータ構造として、例えば特許文献1に記載されているようなステータ構造が知られている。この特許文献1に記載されたステータ構造は、ステータ巻線に接続されたバスバーを保持するバスバーホルダと、ステータコアに設けられステータコアとステータ巻線とを絶縁する絶縁キャップとを有している。このバスバーホルダに設けられた孔部に、絶縁キャップに設けられたボスを挿入し、ボスの先端部を熱溶着又は熱かしめすることで、バスバーホルダと絶縁キャップとが固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-151453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているようなステータ構造では、バスバーホルダの孔部に絶縁キャップのボスを挿入し、ボスの先端部を熱溶着又は熱かしめしてバスバーホルダと絶縁キャップとを固定するため、作業工数が多いという問題点があった。
【0005】
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、少ない工数で、バスバーホルダと絶縁キャップとを固定することができるバスバー構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明に係るステータ構造は、所定角度間隔で径方向に突出する複数の突出磁極を有する輪状ステータコアと、各突出磁極の少なくとも一部を覆うように各突出磁極にそれぞれ設けられ、各突出磁極に巻回されるステータ巻線を保持する絶縁キャップと、輪状ステータコアの軸方向の一端部に設けられ、ステータ巻線が接続されるバスバーを収容する輪状バスバーホルダとを備え、各絶縁キャップは、輪状ステータコアの軸方向に突出する結合部を有し、輪状バスバーホルダは、径方向に突出する突出部を有し、結合部は突出部に結合する。
【0007】
また、各絶縁キャップの結合部は鉤状部を有し、鉤状部は輪状バスバーホルダの突出部に係合してもよい。
また、輪状バスバーホルダが、絶縁キャップに対して周方向に回転することで、各絶縁キャップの鉤状部は、輪状バスバーホルダの突出部に係合してもよい。
また、鉤状部は、輪状ステータコアの軸方向に延びる軸方向延伸部と、軸方向延伸部の先端部から輪状ステータコアの周方向に沿って延びる周方向延伸部とを有してもよい。
また、上述したステータ構造を備える回転電機であってもよい。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係るステータ構造は、輪状ステータコアの各突出磁極に巻回されるステータ巻線を保持する絶縁キャップと、輪状ステータコアの軸方向の一端部に設けられ、前記ステータ巻線が接続されるバスバーを収容する輪状バスバーホルダとを備え、各絶縁キャップは、輪状ステータコアの軸方向に突出する結合部を有し、輪状バスバーホルダは、径方向に突出する突出部を有し、結合部は突出部に結合するため、少ない工数で、輪状バスバーホルダと絶縁キャップとを固定することができる。
できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係るステータ構造の斜視図である。
図1に示す輪状ステータコアの分割ステータコア及び絶縁キャップの斜視図である。
図2に示す第1絶縁キャップ及び第2絶縁キャップの斜視図である。
図1に示す絶縁キャップとバスバーホルダとの部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態に係るバスバー構造を添付図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係るステータ構造の斜視図である。ステータ構造1は、例えばACサーボモータ等の回転電機のステータ構造であって、輪状ステータコア20を有している。輪状ステータコア20は、径方向内側に向けて所定角度間隔で突出する複数の突出磁極を有している。また、輪状ステータコア20は、周方向に沿って配置された複数の分割ステータコアから構成されている。輪状ステータコア20の各突出磁極には、絶縁キャップ30が取り付けられている。各絶縁キャップ30には、図示しないステータ巻線が巻回される。すなわち、絶縁キャップ30は、輪状ステータコア20の突出磁極とステータ巻線とを絶縁する絶縁部材を構成している。なお、以下の説明において、周方向、径方向、軸方向とは、それぞれ輪状ステータコア20の周方向、径方向、軸方向を指す。また、本実施の形態における回転電機は、ACサーボモータに限定されるものではなく、他の任意の回転電機であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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