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公開番号
2025087145
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201590
出願日
2023-11-29
発明の名称
植物用発育向上組成物
出願人
扶桑化学工業株式会社
代理人
弁理士法人あしたば国際特許事務所
主分類
A01N
35/06 20060101AFI20250603BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】生物刺激剤を含み、水を溶媒又は分散媒として用いる植物用発育向上組成物であって、植物の成長を促進する効果が高い植物用発育向上組成物を提供すること。
【解決手段】植物の非生物的ストレスを緩和又は植物の成長を促進する生物刺激剤と、生分解性界面活性剤と、水と、を含有し、前記生分解性界面活性剤の含有量が、有効成分基準で0.008~0.150質量%であること、を特徴とする植物用発育向上組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
植物の非生物的ストレスを緩和又は植物の成長を促進する生物刺激剤と、生分解性界面活性剤と、水と、を含有し、
前記生分解性界面活性剤の含有量が、有効成分基準で0.008~0.150質量%であること、
を特徴とする植物用発育向上組成物。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記生物刺激剤は、ゼルンボン、ゼルンボンの類縁体、ゼルンボンの誘導体、ゼルンボンの塩、ゼルンボンの類縁体の塩、ゼルンボンの誘導体の塩、サリチル酸、ポリアミン、ゲルダナマイシン、トリメチルグリシン、ペリルアルデヒド、シトラール、カロテン、リコペン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、ルテイン、フェニルエチルイソチオシアネート、ウルソール酸、コリン、アルギン酸、フルボ酸、フミン酸、5-アミノレブリン酸、酸化型グルタチオン、トレハロース及び2-ヘキサナールからなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載の植物用発育向上組成物。
【請求項3】
前記生分解性界面活性剤は、バイオサーファクタントであることを特徴とする請求項1又は2記載の植物用発育向上組成物。
【請求項4】
前記生分解性界面活性剤は、糖型バイオサーファクタント、リポペプチド型バイオサーファクタント及び脂肪酸型バイオサーファクタントから選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は2記載の植物用発育向上組成物。
【請求項5】
前記生分解性界面活性剤は、ソホロリピッド、マンノシルエリスリトールリピッド、ラムノリピッド、トレハロースリピッド、セロビオースリピッド、リアモシン、サーファクチン及びスピクリスポール酸から選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は2記載の植物用発育向上組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物を健全に発育させるための植物用発育向上組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ゼルンボンを主成分とした水溶液を植物に散布することで、高温や塩分のストレスに強くなり、植物の成長を促進する効果があることが知られている。例えば特許文献1は、ゼルンボンを主成分とし、植物の環境ストレスを緩和し、植物の成長を促進する植物用ストレス緩和・発育向上剤を開示している。
【0003】
このような植物用発育向上剤は、植物の葉面に直接散布して使用するものであるが、葉面は製剤をはじきやすい。そして、ゼルンボンは葉面から葉に浸透することで成長促進効果を発揮するが、葉面が製剤をはじいたのでは、ゼルンボンが葉に浸透する前に、製剤が葉面から落ちてしまうおそれがある。
【0004】
葉面のはじきを防止するために、界面活性剤を添加することがある。例えば特許文献2は、植物の茎葉に噴霧可能な植物賦活剤に必要に応じて相溶性の界面活性剤を含有させることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6789612号公報
特開2023-76681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ゼルンボンを主成分とした水溶液を植物に散布する場合は、添加した界面活性剤が製剤の葉への浸透を阻害せず、植物の成長に寄与することが望ましいが、特許文献2は、界面活性剤を添加することでの植物の成長促進に係る効果の有意差を明らかにしていない。
【0007】
従って、本発明の目的は、生物刺激剤を含み、水を溶媒又は分散媒として用いる植物用発育向上組成物であって、植物の成長を促進する効果が高い植物用発育向上組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意研究を重ねたところ、植物の非生物的ストレスを緩和又は植物の成長を促進する生物刺激剤が水に溶解又は分散されている植物用発育向上組成物において、生分解性の界面活性剤を用い、且つ、水に対する生分解性界面活性剤の添加量を所定量とすることで、葉面への植物用発育向上組成物の付着性が向上し、そのことにより、生物刺激剤の植物への浸透性が向上し、成長促進効果が高くなることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本発明(1)は、
植物の非生物的ストレスを緩和又は植物の成長を促進する生物刺激剤と、生分解性界面活性剤と、水と、を含有し、
前記生分解性界面活性剤の含有量が、有効成分基準で0.008~0.150質量%であること、
を特徴とする植物用発育向上組成物である。
【0010】
本発明(2)は、前記生物刺激剤は、ゼルンボン、ゼルンボンの類縁体、ゼルンボンの誘導体、ゼルンボンの塩、ゼルンボンの類縁体の塩、ゼルンボンの誘導体の塩、サリチル酸、ポリアミン、ゲルダナマイシン、トリメチルグリシン、ペリルアルデヒド、シトラール、カロテン、リコペン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、ルテイン、フェニルエチルイソチオシアネート、ウルソール酸、コリン、アルギン酸、フルボ酸、フミン酸、5-アミノレブリン酸、酸化型グルタチオン、トレハロース及び2-ヘキサナールからなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする(1)の植物用発育向上組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
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