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公開番号
2025074171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2025030079,2022129048
出願日
2025-02-27,2022-08-12
発明の名称
二次電池
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/052 20100101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】析出型のリチウム負極を有する二次電池の抵抗を低減し、サイクル特性を改善する。
【解決手段】本開示の二次電池は、正極、固体電解質層、負極集電体、及び、充電によって前記固体電解質層と前記負極集電体との間に析出する負極活物質としての金属リチウム、を備え、前記固体電解質層と前記負極集電体との間に、Mg合剤層が存在し、前記固体電解質層が、第1固体電解質を含み、前記Mg合剤層が、Mgと第2固体電解質とを含み、前記第2固体電解質のヤング率が、前記第1固体電解質のヤング率よりも低いものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
二次電池であって、正極、固体電解質層、負極集電体、及び、充電によって前記固体電解質層と前記負極集電体との間に析出する負極活物質としての金属リチウム、を備え、
前記固体電解質層と前記負極集電体との間に、Mg合剤層が存在し、
前記固体電解質層が、第1固体電解質を含み、
前記Mg合剤層が、Mgと第2固体電解質とを含み、
前記第2固体電解質のヤング率が、前記第1固体電解質のヤング率よりも低い、
二次電池。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記第2固体電解質のヤング率が、1GPa以上20GPa以下である、
請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記第1固体電解質が、硫化物固体電解質である、
請求項1に記載の二次電池。
【請求項4】
前記第2固体電解質が、Liを含む錯体水素化物である、
請求項1~3のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項5】
前記Mg合剤層と前記負極集電体との間に、保護層が存在し、
前記保護層が、Mgを含み、且つ、電解質を含まない、
請求項1~3のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項6】
前記正極が、正極活物質としてのリチウム含有酸化物を含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項7】
前記負極集電体が、ステンレス鋼を含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は二次電池を開示する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、全固体電池であって、正極、固体電解質層、負極集電体、及び、充電によって前記電解質層と前記負極集電体との間に析出する負極活物質としての金属リチウム、を備えるものが開示されている。特許文献1においては、前記固体電解質層と前記負極集電体との間に金属Mg層が配置されることで、充電時に、前記金属リチウムとしてのLi-Mg合金が析出し得る。また、特許文献2には、正極、固体電解質層、保護層、及び、負極を備え、負極が金属リチウムを含み、保護層が所定のLi複合酸化物を含むものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-184513号公報
特開2020-184407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
析出型の金属リチウム負極を備える二次電池は、抵抗及びサイクル特性に関して改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は上記課題を解決するための手段として、以下の複数の態様を開示する。
<態様1>
二次電池であって、正極、固体電解質層、負極集電体、及び、充電によって前記固体電解質層と前記負極集電体との間に析出する負極活物質としての金属リチウム、を備え、
前記固体電解質層と前記負極集電体との間に、Mg合剤層が存在し、
前記固体電解質層が、第1固体電解質を含み、
前記Mg合剤層が、Mgと第2固体電解質とを含み、
前記第2固体電解質のヤング率が、前記第1固体電解質のヤング率よりも低い、
二次電池。
<態様2>
前記第2固体電解質のヤング率が、1GPa以上20GPa以下である、
態様1の二次電池。
<態様3>
前記第1固体電解質が、硫化物固体電解質である、
態様1又は2の二次電池。
<態様4>
前記第2固体電解質が、Liを含む錯体水素化物である、
態様1~3のいずれかの二次電池。
<態様5>
前記Mg合剤層と前記負極集電体との間に、保護層が存在し、
前記保護層が、Mgを含み、且つ、電解質を含まない、
態様1~4のいずれかの二次電池。
<態様6>
前記正極が、正極活物質としてのリチウム含有酸化物を含む、
態様1~5のいずれかの二次電池。
<態様7>
前記負極集電体が、ステンレス鋼を含む、
態様1~6のいずれかの二次電池。
【発明の効果】
【0006】
本開示の二次電池は、析出型の金属リチウム負極を備えつつも、低い抵抗、及び、優れたサイクル特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
二次電池100について、充電後及び放電後の各々の構成の一例を概略的に示している。
二次電池100について、充電後及び放電後の各々の構成の一例を概略的に示している。
二次電池100の製造方法の流れの一例を概略的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.二次電池
以下、図面を参照しつつ実施形態に係る二次電池について説明するが、本開示の技術は以下の実施形態に限定されるものではない。図1に一実施形態に係る二次電池100の構成を示す。図1に示されるように、二次電池100は、正極10、固体電解質層20、負極集電体31、及び、充電によって前記固体電解質層20と前記負極集電体31との間に析出する負極活物質としての金属リチウム32、を備える。前記固体電解質層20と前記負極集電体31との間には、Mg合剤層33が存在する。前記固体電解質層20は、第1固体電解質を含み、前記Mg合剤層33は、Mgと第2固体電解質とを含む。前記第2固体電解質のヤング率は、前記第1固体電解質のヤング率よりも低い。
【0009】
1.1 正極
正極10は少なくとも正極活物質を含む。二次電池100の充電時には、当該正極活物質から放出されたリチウムイオンが、固体電解質層20を介して固体電解質層20と負極集電体31との間に到達し、電子を受け取って金属リチウム32として析出する。また、電池の放電時には、固体電解質層20と負極集電体31との間の金属リチウム32が溶解(イオン化)して、正極10へと戻される。正極10の形態は、二次電池の正極として公知の形態のいずれであってもよい。例えば、図1に示されるように、正極10は、正極集電体11と正極活物質層12とを備えるものであってもよい。
【0010】
1.1.1 正極集電体
正極集電体11は、二次電池の正極集電体として機能し得るものをいずれも採用可能である。正極集電体11は、金属箔又は金属メッシュであってもよい。特に、金属箔が取扱い性等に優れる。正極集電体11は、複数枚の金属箔からなっていてもよい。正極集電体11を構成する金属としては、Cu、Ni、Cr、Au、Pt、Ag、Al、Fe、Ti、Zn、Co、ステンレス鋼等が挙げられる。特に、酸化耐性を確保する観点から、正極集電体11がAlを含むものであってもよい。正極集電体11は、その表面に、抵抗を調整すること等を目的として、何らかのコート層を有していてもよい。また、正極集電体11が複数枚の金属箔からなる場合、当該複数枚の金属箔間に何らかの層を有していてもよい。正極集電体11の厚みは特に限定されるものではない。例えば、0.1μm以上又は1μm以上であってもよく、1mm以下又は100μm以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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